何年か前にUXデザインという言葉が世に出始めてから、WebやITなどの業界では随分と一般的な言葉になってきました。僕もUIデザイナーの端くれとして、その辺の情報については極力ウォッチしているつもりですが、最近のUXデザイン界隈の情報について少し違和感を感じる時があります。 それ、ユーザビリティの話じゃない?多くの会社さんがプロダクトの品質を上げようと、ユーザ調査をしたりモックアップを作ったりと素晴らしいプロセスを踏みながら毎日デザインや開発を頑張っているのですが、どうも最近聞く話がUXというよりはユーザビリティ改善の話なのではと思う時が時々あるのです。 もちろん、ユーザビリティもUXを構成する一要素だと理解していますが、一要素なだけであって、それだけでUXを説くには不十分です。そして、それ以外の要素についてもちゃんと考慮される必要があります。社員全員で良いプロダクトを作ろうという熱意は本当
昨年こういうゲームが流行りました。 『Getting Over It with Bennett Foddy』 所謂『ツボ』です。クソ難しい上に、少しのミスで全て台無しになる賽の河原ぶりが最初はマゾヒストに、やがてストリーマーやyoutuberが食いつき、彼らが苦しみ悔やむ表情を見て視聴者が楽しむという構図で、一躍ヒットしました。 このゲームの作者、Jazzuoは素晴らしい名言を残しました。 「特定の人に向けて、 誕生した、ゲーム。 特定の人を、傷つけるために。」 素晴らしい意気込みです。ゲームは本来人を楽しませるものという前提を覆し、人を傷つけるために作ったというのです。 最近こういうペナルティが平気であるゲームが増えてます。日本では『DARK SOULS』が有名ですね。 プレイヤーの努力や成果を一時的に奪う「ペナルティ」を用意することで、ゲームをクリアした時の達成感や、ゲームをプレイする
地元のスナックで前の会社で同僚だった男と再会した。彼は、ちっぽけな自尊心ゆえだろうか、派遣なのか期間工なのか、詳しいことを語ろうとしないので詳しくは知らないが、退職後は、いわゆる非正規雇用といわれる立場で働いていた。所属部署が違ったので彼の働きぶりや能力は知らない。僕が彼について知っているのは「真面目で言われたことだけはしっかりやるが愚痴っぽくて陰気」というビミョーな非公式評価くらいだ。 その彼が、この春から正社員になるという。前の会社を辞めて、6年に及ぶ時給生活を経て、ようやく訪れた50才の春。「よかったですねー」といいながら、僕は彼を正社員として採用する会社があることに感動していた。実感が伴わず、ともすると幽霊みたいに思えたアベノミクスの効果を、はじめて目の当たりにした気分だった。僕も昨夏まで8か月続いた無職期間で、再就職のつらさをこれでもかと世間から思い知らされた身分だ。40超の平凡
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