──しかも、近年はアニメの制作本数が増えすぎて原作が枯渇しているという事情もありますからね。 青木氏■1年半~2年後に何が売れるか予測するのは、正直、難しいですよね。だから最終的には「この時期に僕らはコレで勝負する!」と腹を括るしかない。絶対にヒットすると信じて作るしかないんです。それをお客さんに示して、その結果を真摯に受けとめて次の作品に生かす。基本はその繰り返しだと思います。僕らも「信奈」を制作するにあたり、「このジャンルにまだお客さんはいるのか?」という不安はありました。それでも行けると踏んだのは、いわゆる「萌え」要素だけではない魅力がちゃんとあったからです。もちろん、可愛い女の子をきちんと可愛く表現することも忘れていませんが。 ──正味な話、美少女アニメの人気や売上って、作画に左右されるところがありますからね。ここまで(第9話放送終了時点)「信奈」は作画のクリティも非常に高い水準を