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どらねこさんのブログを読んでて思った話です。 専門家は危険なモノを知っている? http://d.hatena.ne.jp/doramao/20130124/1359006655 農業の専門家たる農家のおっさんが「農家はよそに売るための野菜には農薬を使うけど、自分ちで食べるための野菜には農薬は使わないんだよ」とまことしやかに語るのは、おもに美味しんぼ界隈で見られるお話ですが、一般的に言ってそれは嘘です。 どらねこさんのブログでもその理由はいくつも示されていますが、さらに付け加えれば専業農家が生産する作物においては「自家消費用の農産物」をわざわざ作ることが少ないからです。野菜も米も、出荷できない規格外品が余る程あり、自家用どころか親戚や友達に分けることもできるほどです。 ただ例えば米農家が倉庫の離れでちょっとだけジャガイモを作って自家消費するとかそういうことはありますが、そういうのは出荷され
価格が高いにもかかわらず、これだけの利用客を集めて売り上げを伸ばすことができているのはなぜか。その理由は、大きく2つある。 1つは、価格を高めに設定していること自体にある。値崩れを起こすことなく高い価格を維持できているから、利用客の伸びに応じて売り上げを増やすことが可能なのだ。 理由のもう1つは、「ここでしか買えない」と利用客が思うほど品質の良い農産物を取り揃えていることだ。だから、価格が多少高くても、質の良い製品やサービスに購買意欲を示す「品質フォーカス層」の消費者が購入してくれる。 高い価格の維持と品質の良い農産物の供給──。この2つを両立させているのが、みずほの村市場を運営する農業法人のみずほが設けた独自のルールだ。 独自の参入ルールで値崩れを防ぐ そのルールとは、「後から参入する農家は、先に参入していた農家と同じか、それ以上の価格をつけなければならない」というものだ。 例えば、ダイ
割合気をつけてなるべくオーガニックなものを食べているのであるが、心の底では 「・・・実はオーガニックは良くない、ということになる日が来るかも」 と微妙に疑っていたりする私。まぁオーガニックが全部ダメってことはないでしょうが、中には「実は化学薬品を使うより悪い」というモノもありえるんじゃないかなぁ・・と。 先日書いたアメリカの食を追った本、The Omnivore’s Dilemmaにはオーガニックについての章もあります。で、大量生産のオーガニックは、環境にやさしくない面もある、とは書いてある。 えー、アメリカは、オーガニック野菜の花盛り。 昔からあるスーパーのチェーン、Whole Foodsはオーガニックが売り。生鮮食料品の半分以上がオーガニック。アメリカのスーパーらしく巨大な売り場面積に、オーガニック野菜が山積み。売っている肉は(多分)全て抗生物質を使わずに育った動物のもの。もちろん、草
今月から、小麦の政府売渡価格が30%引き上げられ、パンやうどんなどの値上げが続いている。この説明として、農水省は「国際的な穀物価格の高騰が原因だ」と説明し、御用評論家は「こういうこともあるから、食糧自給率の引き上げが必要だ」と言っているが、これは本当だろうか。 農水省のホームページによれば、値上げ後の政府売渡価格は銘柄平均で69,120円/tである。この理由として、小麦の国際価格が「本年2月には10ドル/ブッシェルを超えて史上最高値を更新するなど、政府買付価格は大幅に上昇している」と書かれているが、ブッシェルというのは約27kgだから、10ドル/ブッシェルというのはトンあたりに換算すると約37,000円。政府は国際相場の2倍近い価格で売っていることになる。 それでも食料安定供給特別会計が逆鞘になったのは、この原価に25%の関税と、マークアップ(麦等輸入納付金)など約19,000円/tを
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