独自の趣味で人生を楽しんでいる方を紹介する【休日達人】。第1回は「一人茶会」を趣味にする駒澤大学教授の山口浩さんです。 ■「自分が楽しむため」の一人茶会 茶道と聞いて、どんなイメージが浮かぶだろうか。日本の伝統文化、千利休、厳格、流派、作法、お点前……など、人によってそのイメージもさまざまだろう。 茶道は「茶湯(ちゃとう)」や「茶の湯」とも呼ばれ、古くからお茶を楽しむために行なわれてきた。そして、千利休によって侘び茶が確立され、以後、さまざまな流派によって今日まで受け継がれてきている。 だがそんな正統的な茶道とは距離をおいて、独自の「一人茶会」を楽しむ休日達人がいる。駒沢大学グローバル・メディア・スタディーズ学部教授の山口浩さんだ。 「元々いろいろなお茶が好きだったんですが、茶道は敷居が高いし、正座をしなくちゃいけない、というのもあってずっと避けていたんです。でも、あるとき『給湯流茶道』と