ブックマーク / blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa (9)

  • 日銀は関係なかった!: デフレの真犯人 ―脱ROE〔株主資本利益率〕革命で甦る日本、北野一 : 金融日記

    デフレの真犯人 ―脱ROE〔株主資利益率〕革命で甦る日、北野一 久しぶりに、面白い経済のを読みました。 次期首相と目される自民党の安倍晋三総裁が踏み込んだインフレ政策を発表するなど、日銀の金融政策やデフレという経済現象に注目が集まっています。 僕もいろいろ記事を書いてきましたが、ゼロ金利の環境で日銀に何かができると期待するのは間違っています。 また、アメリカがデフレを避けるためにFRBのバランスシートを膨張させている、というのもひどく誤った見方です。 アメリカはリーマン・ショックで金融システムが崩壊寸前で、民間の金融機関同士のネットワークがお互いに寸断され、中央銀行が真ん中に来る「ハブ・アンド・スポーク型」の金融システムを緊急的に構築して乗り切るしかなかったからです。 FRBは金融システムの崩壊を防ぐために、バランスシートを使ったのであり、デフレとは関係ありません。 日ではそのよう

    日銀は関係なかった!: デフレの真犯人 ―脱ROE〔株主資本利益率〕革命で甦る日本、北野一 : 金融日記
    yyohei
    yyohei 2012/12/08
    市場がこれだけグローバル化すれば、一国の経済/金融政策だけでは事態を変えることは難しい。
  • なぜ大金持ちや大成功した人達が時に社会主義者になるのか? : 金融日記

    一般に資主義というのは金持ち優遇で貧富の格差がはげしい社会システムだと考えられています。 一方で、社会主義とは社会全体の活力を失うものの、格差という点では平等な社会システムだと考えられています。 なので、鳩山由紀夫前首相のような超金持ちが社会主義者だったりすると、ひとつのパラドックスのように感じられます。 また、昔は資主義経済の申し子のようだった勝間和代女史も、自己啓発の指導者として大成功すると、とたんに社会主義的になってきて、高額所得者の所得税は昔の70%ぐらいにしないと格差が広がってしまうなどとおかしなことをいいはじめました。 自身が高額所得者の勝間女史がこのようなことをいいだすのは、やはり何か矛盾しているように思えます。 別の例をあげると、かつては自由市場経済による競争政策を徹底しようとしていた中谷巌氏なども、一橋大学の名誉教授になったり、大手シンクタンクの理事長に就任すると、い

    なぜ大金持ちや大成功した人達が時に社会主義者になるのか? : 金融日記
    yyohei
    yyohei 2010/07/03
  • 人生はコールオプションだ。みんなやりたいことをやれ! : 金融日記

    方々のブログやツイッターで話題になっていたソフトバンクの孫さんの新入社員へのスピーチを聞いてみた。 孫正義LIVE2011(全編) このスピーチ2時間もあるんだけど、なかなか面白かった。 10時から見始めて、ようやくさっき終わったよ・・・ 孫さんというのはやっぱりすごいひとなんだなー。 で、彼のスピーチから学んだことは、人は死ぬ気でがんばればすごいことができるもんだなーということと、とにかくリスクをがんがん取った方がいいということ。 僕は常々思っていることなんだけど、人生ってのはコールオプションなんだよ。 外資系証券会社のトレーダーは、もうかればボーナスがたくさんもらえるし、損してもなんにもお咎めなし(最悪、首になるだけ)ということで、金融危機のときは、トレーダーの仕事はコールオプションだと随分と非難されたんだけど、実はそんなこといったら人生そのものがコールオプションなんだよね。 だって、

    人生はコールオプションだ。みんなやりたいことをやれ! : 金融日記
    yyohei
    yyohei 2010/04/14
    リスクをとったもん勝ちとまでは言わないが、それが「リスク」であってコントロール可能なものならば、計算して付き合っていくほうがいい。
  • 日本は優秀な政策立案者のサラリーが安すぎるんじゃないか? : 金融日記

    昨日、田原総一郎氏のコラムの中にでてくる経産省のレポートのドラフトに関してツイッターで言及したら、すぐさまフォロワーの方がレポートを見つけてくれた。 このレポートは非常によくできていたので、瞬く間にツイッターの世界で広がっていった。 日の産業を巡る現状と課題、経済産業省、平成22年2月 詳細は各自読んでいただきたいのだが、僕はこのレポートは日の現状を非常に的確に分析していると思う。 経産省の調査能力に大いに感心した。 しかしこういった的確な現状認識に基づく提言が、あまりにも残念なので考え込んでしまった。 結局のところ経産省主導の産業政策のプロパガンダであり、そういった発想では日の閉塞感を打ち破れないのはあまりにも明白だからだ。 とはいえ高級官僚のキャリアを考えると、こういう結論になるのもいたしかたない気がしてくる。 彼らの現役時代の給料は非常に安い。 年収1000万円いかない程度だ。

    日本は優秀な政策立案者のサラリーが安すぎるんじゃないか? : 金融日記
    yyohei
    yyohei 2010/03/12
    概ね賛成ではあるのだが、問題は金銭的インセンティブにあるのかどうかは、疑問だったりする。金がもらえるから頑張る、その分成果が出る。というのは簡略化しすぎというか、ちょっと怪しい気もする、最近。
  • サルでもわかる配当政策 : 金融日記

    最近、民主党幹部の方々の麗しい発言に呼応する形で、配当性向とか内部留保とかのファイナンス用語がネットで話題になっているようです。 そこで、今日は配当政策について解説したいと思います。 まず、会社というものは、お金を貸してくれた銀行とか、社債を買ってくれた人とかの債権者と、資金を出してくれた株主で成り立っています。 株主と債権者がいたからこそ、会社を作って事業を営むことができたのです。 会社は株主の所有物なので、役員を選んだり、最終利益をどのように処分するかなどの重要なことは株主の会議である株主総会で決定します。 株主全員の意見がそろわない場合は多数決で決まります。 さて、会社の事業内容をまとめているのがバランスシートです。 バランスシートですが、基的には右側に必要な資金がどのように調達されたが書いてあって、左側にはそれがどういうふうに使われたかが書いてあります。 左側は自動車会社なら工

    サルでもわかる配当政策 : 金融日記
    yyohei
    yyohei 2010/02/23
    内部留保課税に関連して、配当政策の話。”株主が気にするのはあくまでトータル・リターン(=インカム・ゲイン+キャピタル・ゲイン)であって、経営者がどんどん会社を成長させてくれるなら配当なんか全くいらない”
  • 貿易収支と資本流出の関係とグローバル・インバランス −なぜ日本経済が金融危機で一番落ち込んだのか? : 金融日記

    経済は世界の中で競争力を失い貧しくなっている。 その反面、お隣の中国は安い労働力を武器にして、世界中に安価な工業製品を輸出して莫大な貿易黒字を稼ぎだし、また、その成長力から世界中から資を引き寄せている。 このままでは日は貿易黒字もなくなり、世界からの投資もなくなるだろう。 さて、上の文章は僕が勝手に作ったのですが、これを読んでなんの違和感も感じなかった人はダメですよ。 国際経済のイロハのイもわかっていないといっていいでしょう。 元ネタはクルーグマンの名作「良い経済学、悪い経済学」なのですが、今日はグローバル・インバランスという非常に重要な概念を勉強しましょう。 最初に結論を書くと、資取り引きと国際貿易には必ず満たされなければいけない式があって、上の文章はそれと矛盾しているのです。 貯蓄 - 投資 = 輸出 - 輸入 この中国の話だと、どんどん輸出するので右辺の輸出-輸入、つまり貿

    貿易収支と資本流出の関係とグローバル・インバランス −なぜ日本経済が金融危機で一番落ち込んだのか? : 金融日記
    yyohei
    yyohei 2010/02/08
    「GDP(国内総生産) + 輸入 = 国内消費 + 国内投資 + 政府支出 + 輸出」⇒「GDP - 国内消費 - 政府支出 = 国内投資 + 輸出 - 輸入」⇒「国内貯蓄 - 国内投資 = 輸出 - 輸入」という話。
  • ケインズの乗数理論(Theory of Multiplier)がどうしようもなくしょぼいことのサルでもわかる説明 : 金融日記

    国会で菅副総理兼財務大臣が「乗数」についての質問にぜんぜん応えられなくてしどろもどろになってしまい、方々からものすごくdisられているようです。 この話題はネットではすでに消化されてしまい旬が過ぎてしまったようですが、今日は経済学の勉強ということでこの乗数理論(Theory of Multiplier)をじっくり学びましょう。 僕はこのケインズの乗数理論が日をこのような苦境に追いやったのではないかと思っており、大変に危険なものだと認識しています。 さて、乗数(Multiplier)です。 政府が公共事業をしてG円使うとしましょう。 そうするとこの公共事業を受注した会社にはG円の売り上げが発生します。 この時点で当たり前ですがGDPはG円増えます。 ところが話はこれで終わりません。 このG円はこの土建屋の社長のボーナスになったり、取引先の社員の給料になったりと必ず誰かの所得になるからです。

    ケインズの乗数理論(Theory of Multiplier)がどうしようもなくしょぼいことのサルでもわかる説明 : 金融日記
    yyohei
    yyohei 2010/02/03
    乗数理論の嘘?
  • ひょっとしたらBlog+Twitterが最強のコミュニケーション・ツールになるのかもしれない : 金融日記

    ツイッターをはじめて一週間くらいたったのですが、これはなかなか面白いツールだということがわかってきました。 なんか世間が騒いでいるだけのことはあります。 ツイッターは140文字しか打てないミニブログなんですが、@xxxxxというのを文中に書くと、その人(xxxxx)にメッセージが同時に飛ぶし、いろんな人をフォローしておくとその人たちのミニブログがどんどんリアルタイムに読めるんです。 まあ、説明するとそれだけのことなのですが、これがなかなかいい感じなのですよ。 僕自身、人脈作りとかに全く興味がなかったし、今でも人脈なんていうものを積極的に作ることになんか意味があるのかと思っているんですけど、このTwitterって、いわゆる人脈作りにすごい使えるツールなんでしょうねー。 (繰り返しますが僕は人脈作りには興味ありませんが) おそらくこれからの世の中、ブログを名刺代わりにして、ツイッターでネットワ

    ひょっとしたらBlog+Twitterが最強のコミュニケーション・ツールになるのかもしれない : 金融日記
    yyohei
    yyohei 2010/01/23
    TwitterでもBlogでも、自分のやってることに何か反応してくれる人がいて、初めて楽しくなると思うなぁ。有名人をフォローしとけば楽しいってわけにはいかないから、知り合いがもっと始めればいいんだけど・・・
  • サルでも分かる構造改革入門 : 金融日記

    小泉・竹中の構造改革と言うのは最近一部の人たちからバッシングを受けていますが、小泉内閣の時代には国民にもっと希望がありましたし経済もずっと好調だったのは事実です。 もちろん、当時は世界経済全体が好況で、輸出産業を中心として日も大きな恩恵を受けており、経済が好調だったのはすべて小泉・竹中構造改革のおかげと言うつもりはありません。 しかし、当時は既得権益層でがんじがらめにされている日をひょっとしたら変えられるんではないかと言う期待がありました。 ところでこの構造改革はなぜこれほどバッシングをされるのでしょうか? それは大きな損失を被る人たちのグループがいろいろといるからです。 さて、構造改革とは簡単に言うと次のようなことです。 1.官から民へ 2.中央から地方へ 3.規制緩和をして自由競争 まず「官から民へ」を見ていきましょう。 要は政府の官僚が国民から税金を召し上げてやってるものの中で、

    サルでも分かる構造改革入門 : 金融日記
    yyohei
    yyohei 2009/06/14
    おっさんが自己保身のために改革を止める。若者は、自分が恵まれないのは競争のせいだとだまされて、おっさんの案に乗る。自分の頭で考えれる若者は、「海外で働こう」ってわけですか。
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