スウェーデンの「コロナ規制」が緩いワケ 新型コロナウイルス対策をめぐっては、スウェーデンは「異端児」と見られているらしい。 他の欧州諸国と違って、都市封鎖や外出禁止はない。小中学生や保育園児は通学通園を続け、街では多くのレストランや店舗が営業している――。こうした状況が「緩い規制」とみなされ、国際的な注目や批判を招いているようだ。 スウエーデンの感染対策は強制力のあるものよりも、「勧告」の方が多い。「自宅待機要請」で罰則のない日本の方策と共通点を見るのだろうか、「日本と似ている?」と問いかける報道も見かけた。 果たしてそれが本当なのか、現地に住む一生活者の視点から、スウエーデンの「コロナ対策」を紹介する。 スウェーデン公衆衛生庁によると、同国で陽性確認がされたのは13822人で、死者は1511人(4月18日現在)*。 医療現場からは、防護器具などの不足・スタッフへの過度の負担などの問題が叫