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Textに関するyz_sのブックマーク (147)

  • 【公開終了】次世代の男の子たちをミソジニー沼から守るため|アルテイシアの59番目の結婚生活|アルテイシア

    アルテイシア『ヘルジャパンを女が自由に楽しく生き延びる方法』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 医大の不正入試から、痴漢や「生理の貧困」問題、女性政治家の少なさ等々、女たちが性差別に声を上げる一方で、「男らしさの呪い」から抜けられない男たちのしんどさも。「女は翼を折られ、男はケツを蹴られる」と喝破する著者が、男も女も繊細でいいし傷ついていい、よりよい未来のために声を上げていこう! と元気づける爆笑フェミエッセイ。 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット アルテイシア『フェミニズムに出会って長生きしたくなった。』 幻冬舎plusで立ち読み・購入 Amazon 楽天ブックス 紀伊國屋書店 セブンネット 男尊女卑がはびこる日で女はとにかく生きづらい。入試や就活で差別され、セクハラパワハラ当たり

    【公開終了】次世代の男の子たちをミソジニー沼から守るため|アルテイシアの59番目の結婚生活|アルテイシア
    yz_s
    yz_s 2022/02/18
    社会的地位という意味で上に行った女性が出る杭的に打たれるのってそういうことだったのか。
  • ウミガメスープ問題を大量に作りたい|柞刈湯葉

    ウミガメのスープを作りたい。料理ではなく論理の話である。 ウミガメのスープ問題をご存知だろうか。「水平思考クイズ」ともいう。1人の出題者と1人以上の回答者がいて、出題者が一見不可解な話を提示し、回答者が質問によって筋の通ったストーリーを見つけ出す、というものである。 問 ある男が海の見えるレストランでウミガメのスープを注文した。スープを一口飲んだ男は店員に「これは当にウミガメのスープですか?」と尋ねた。店員がそうですと答えると、男は料金を支払って帰宅し、その晩に自殺した。なぜか?注文通りの料理が出たのに自殺した。なんとも奇妙な話である。このあと質問パートがあり、回答者が出題者に「はい・いいえ・関係ない」で答えられる質問をしていく。 Q. 男は金に困っていましたか? A. いいえ。特に困ってはいません。 Q. 海が見えるレストランであることは関係しますか? A. 少し関係しています。 Q.

    ウミガメスープ問題を大量に作りたい|柞刈湯葉
    yz_s
    yz_s 2021/08/27
    ウミガメスキーなので、しばらく考えてから100円を支払いました。→おおおおお!
  • ’89 牧瀬里穂のJR東海クリスマスエクスプレスのCMが良すぎて書き殴ってしまった|pato|note

    ここにあった文章はすったもんだの末、https://sakumaga.sakura.ad.jp/entry/2020/10/07/120000 に移動しました

    ’89 牧瀬里穂のJR東海クリスマスエクスプレスのCMが良すぎて書き殴ってしまった|pato|note
    yz_s
    yz_s 2019/12/18
    一言。あんたすげえよ。
  • 昭和に生まれて(1): 気がつけば82歳

    昭和2年5月6日の未明に生まれたそうだ。 父母は明治、姉と兄は大正で、自分だけが昭和に生まれたって子供心にもチョッと誇らしかった。 昭和とともに歩んで、振り返ると波瀾万丈だったと思う。 地域差も大きかったが、自分の観て来た事を覚えているうちに書いて置きたくなった。 無論、思い出せるのは2〜3歳になってからのことだけど、数年前に亡き兄の家で大昔の写真を見て懐かしくカメラで撮らせてもらった。 昭和初期は、旧式なカメラも一応有ったが、正月には写真館に行って家族写真を撮るのが恒例だった。 父は背広、子どもは洋服が定着していたが、母の世代の洋装は珍しかったようだ。 私が物心ついてからの記憶より、古めかしく思える。 勘定すると、当時の私は7ヶ月と少しかな。 92年前の写真に、それから歩んで来た人生を思います。

    yz_s
    yz_s 2019/09/13
    10年もブログ続けてらっしゃるのねえ。どうぞお元気で。
  • 教養がないとはどのようなことか - 傘をひらいて、空を

    私の勤務先では人事部だけが採用活動をするのではなくて、現場の人間が面接を担当する。面接官は通常二人組で、このたび私を指名したのが篠塚さんである。篠塚さんは言う。僕、教養がないんで、面接でその手の話になったときにはよろしくです。 篠塚さんは私よりいくらか年長の男性で、職務上の能力がとても高い。専門知識を常時アップデートしている。ものの言い方が率直すぎて誤解を招くことがあるが、内容はおおむね正論である。基的に誰にでも親切で骨惜しみをしない。イギリスで修士号を取ってから就職したと聞いている。 教養とはこの場合、何のことでしょうか。私が訊くと、篠塚さんは明快に(だいたい明快な人物である)答えた。文学とか芸術とかです。マキノさんそういうの好きでしょ。 私はたしかに小説を読み美術館に行くが、それを教養と呼ぶのか。好きなものを好きなように摂取しているだけではないのか。篠塚さんは言う。僕、仕事関係以外の

    教養がないとはどのようなことか - 傘をひらいて、空を
    yz_s
    yz_s 2019/01/30
    最近、他人と比べて「幸福かそうでないか」を騒ぐ人も多いからねえ。
  • 【追記あり】謎のソ連百合小説が百合文芸小説コンテストに投稿されて百合クラスタがざわめく

    百合文芸小説コンテストとは:コミック百合姫×pixiv百合文芸小説コンテスト」を開催します。コンテストは、女性同士の恋愛や友愛をテーマにした小説を募集するものです。大賞作品には賞金5万円が授与されるほか、コミック百合姫へ扉絵・挿絵付きで掲載、書店配布予定の小冊子に収録されます。

    【追記あり】謎のソ連百合小説が百合文芸小説コンテストに投稿されて百合クラスタがざわめく
    yz_s
    yz_s 2019/01/30
    早速いそいそと作者さんをfollowしに行きました。
  • #百合文芸 夏を描く - ナムボク(南木義隆)の小説 - pixiv

    夏を描く 八月も中ごろ、もっとも蒸し暑い季節だ。今年も喧噪が背後から聞こえる。先祖が帰るとき迷わないための飾り物があちらこちらに施され、立ち並ぶ電柱柱の間を渡して提灯が吊され始める。提灯には競うように町内の店々の名が書かれている。 子どもたちの間に浮き足だってそわそわとした空気が...

    #百合文芸 夏を描く - ナムボク(南木義隆)の小説 - pixiv
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    yz_s 2019/01/30
    う、うまい。タイトルが良過ぎる。何者なんだ……。
  • #百合文芸 #ソ連百合 月と怪物 - ナムボク(南木義隆)の小説 - pixiv

    国家というこの世界を我が物顔で闊歩する巨獣が互いを喰らいちぎり、血を流し身もだえするかのような時代にセールイ・ユーリエヴナは産み落とされた。 一九四四年、第二次世界大戦の末期、ソヴィエト連邦の北東の貧しいコルホーズ(集団農場)の家の二人目の娘である。 その妹であるはソフィーア三年...

    #百合文芸 #ソ連百合 月と怪物 - ナムボク(南木義隆)の小説 - pixiv
    yz_s
    yz_s 2019/01/30
    なんだこの物凄いクオリティは。時代考証もばっちりじゃんか……さらさらと砂が流れるみたいに読めるのに、衝撃もある。
  • 東スポのある世界とない世界(なんでもない日の夕焼け) - 関内関外日記

    おれは、金曜の夜に安ワインを一開ける。 土曜日、起きるのは決まって午後二時すぎ。 おれは顔だけ洗って競馬をする、小銭が行き来する。 午後四時半、最終レースが終わると、おれはシャワーを浴びて、 コンビニに行く。 日曜日の出馬表を求めて、コンビニに行く。 外に出てみると、夕焼けの空。 おれの、半地下のような部屋には、 外の日差しが入ってこない。 おれはいつものように、外は曇っていて暗いのだと、 (たとえ晴天の日であっても、おれは外の天気がわからない) 思った。 空は夕焼けだった。 なにかいいことがあったわけでもなく、 なにかわるいことがあったわけでもない日には、 どうでもいいことが話題になる。 言葉に意味があるのだろうか。 おれは意味を待っていた。 ただ意味を待っていた。 しかし、意味などないのかもしれない。 「言葉を意味で割ることはできない」、 と、偉大なる詩人が言っていたように思う。 お

    東スポのある世界とない世界(なんでもない日の夕焼け) - 関内関外日記
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    yz_s 2019/01/27
    歌詞にできそう。いい曲になりそうだ。
  • 名古屋に遊びに来る時、観光地気分で「マウンテンって喫茶店連れてってよ!」とか言い出す他県人どもに一言言っておく

    お前らにとっては滅多に来ない名古屋での楽しい一つの思い出作りに過ぎないのかも知れないが、名古屋人は毎度毎度毎度お前らに突き合わされて寒風吹きすさぶ登山に挑戦する羽目になるんやで

    名古屋に遊びに来る時、観光地気分で「マウンテンって喫茶店連れてってよ!」とか言い出す他県人どもに一言言っておく
    yz_s
    yz_s 2019/01/22
    この人何回くらい登山に付き合わされたんだろう……。 / コメントの "ベテランシェルパの風格" がずるい
  • 四国、寝台

    寝台では浅く眠っただけだった。起きるとそこは横浜駅を発車したばかりで、車内は人々がまばらに朝の眠気を横たえていた。 金曜、仕事が定時を少し回って終わった。 エンジニアとして現場研修をしている私は、帰路につくためバスから電車へと乗り換える赤羽駅にいた。 ――どこか遠くへ行きたい。 そう思いたち、改札を抜ける前にみどりの窓口へと向かった。 「22時東京発、寝台券はまだありますか」 用意されたのは、琴平行きの座席特急券。それを手にしたあと、大宮にある自宅へ一旦戻って、身支度を始めた。 最低限の替えの着替えと、歯ブラシ、タオル、文庫をリュックサックへ突っ込み、口座から少しだけ金を引き出し、気付くと東京駅9番線ホームでサンライズ瀬戸を待っていた。 人生初の寝台列車だ。 入線してきた赤色と薄茶色の車体に乗り込み、間もなく発車したサンライズ瀬戸号の車窓へ目を向ける。 通過する品川駅にはまだ多くの通勤客

    四国、寝台
    yz_s
    yz_s 2019/01/22
    よい文章。読んでて気持ちがいい。
  • 致死量を超えてきた恋の話 - 犬笛日記

    友人パワハラに悩んでいる。ヒステリックな女上司に「もう!ぜんぜん違う!当に分かってない!!」と絶叫されながら資料確認をされた後に、直されたのが句読点だけだったというコントのような日常を送っているらしい。 彼はそのストレスに耐えるために、映画「プラダを着た悪魔」で女上司へと立ち向かう主人公アンハサウェイを、自分に重ね合わせて日々仕事をこなしているのだそうだ。 人は楽しいときも辛いときも、自分と似た境遇にある人の言葉や感情を探したりする。誰かになりきることは、絶好のストレス解消法なのかもしれない。 その友人は酒癖が悪く、2016年リオ五輪直後のある日、泥酔して電柱や壁に激突を繰り返しながら帰宅し、傷だらけとなった自分の姿を、女子レスリング試合後の吉田沙保里と重ねて「お父さんに怒られる〜〜!!!」と明け方に電話で最高に不謹慎なモノマネを披露してきたことがある。 女子レスリングのパワハラのニュ

    致死量を超えてきた恋の話 - 犬笛日記
    yz_s
    yz_s 2018/04/12
    ちょっと他の記事も読んで来ます。なんて魅力的な文章。
  • 毎朝、立ち食いコロッケそばを食べている

    わたしではなく、30歳ぐらいの女性が。 しかも知り合いではなく、赤の他人だ。 わたしが毎日自宅から最寄り駅につくと、改札をくぐる前に、 朝代わりに月見そばをべる習慣が5年ぐらい続いてる。 そんなある日、 わたしと同じように、30歳ぐらいのメガネの女性が 毎朝、コロッケそばをべていることに気がついた。 遡って考えてみれば、ここ半年ぐらいは続いているだろうか。 さすがに昨年末ぐらいからは、お互いを顔見知り程度には認知しており、 忙しくそばをすすりながらも、 「あ、また会いましたね!」という感じで軽く会釈をするようになった。 ところで、わたしは毎朝月見そばをべているが、コロッケそばなるものをたべたことがない。 たまに気分を変えてもせいぜいきつねそばか、きざみそばぐらいだろう。 ただ、コロッケそばというものには興味が惹かれる。 どうやってべるのかと思い、ちらりと横でたべている彼女の様子を

    毎朝、立ち食いコロッケそばを食べている
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    yz_s 2017/03/29
    良さ
  • 2016-11-24 / 雨宮まみさん - okadaic.net

    雨宮まみさんについて考えるときいつも浮かぶイメージがある。2011年の年末、初の単著『女子をこじらせて』の刊行に合わせて彼女は、「こじらせカフェ」というゲリラサイン会の告知をブログに投稿した。「特定の日時に喫茶店のテーブルに目印を置いて佇んでいるので、声を掛けてくれれば著作にサインをする」というものだ。 新刊を買ってカフェへ赴くと、雨宮まみが一人でお茶を飲みながら私たちを待っていてくれる。書店や出版社の仕掛けるフェアとは異なり、彼女個人が一対一で、読者とサシで向き合う。面白いことを考えつく人だなぁと思い、当時勤めていた職場のパソコンでブラウザのタブを開きっぱなしにして何度も読み返した。誰が来るかわからないところにたった一人で立って、何が飛んで来ようとも「個」として受け止め、すべてをその場で打ち返す。そういう仕事を有言実行する人は、多いようで、じつは少ない。 直接ご一緒したときの楽しい思い出

    2016-11-24 / 雨宮まみさん - okadaic.net
    yz_s
    yz_s 2016/12/18
  • 「語彙力ない小説」の語彙力がなさすぎてマジでやばみしかない

    わかる

    「語彙力ない小説」の語彙力がなさすぎてマジでやばみしかない
    yz_s
    yz_s 2016/10/12
    ペットボトルじゃなくてあれだろ、ウィダーみたいな吸うあれ。 / 筒井康隆御大なら確かにやってくれそうだ。『残像に口紅を』は実験的小説の名作だと思うのでぜひ。
  • お前が憎い

    http://anond.hatelabo.jp/20160728000910 お前は今まで心の底から渇望したことがないんだろう。そして、求めても得られず、何年も苦しんだことがないのだろう。あまつさえ、お前にとっての「プラスマイナスゼロ」になるために、ただ「ふつう」になるためにゴミのような境遇から這い上がらなければならない人間のことなど何も気にかけていないのだろうな。 俺はそれが許せない。 お前のように、何も求めずとも得てきた人間。 健康的な精神、健康的な肉体、趣味友達、親、彼氏、社会的な成功、生きる理由などなくても生きられる暖かい暖かい生活をして生きたお前。 俺は憎悪する。 お前の境遇そのものではない。その境遇にあって何も感じず、その無知から軽い気持ちで他者を見下す前をこそ憎む。 お前が不幸になったときはゲラゲラと笑ってやろう。お前の子供が入院したときは鉢植えの橙百合を贈ろう。 それま

    お前が憎い
    yz_s
    yz_s 2016/07/28
    元増田が霞んで消え失せるほどの筆圧と熱量。
  • 昔の人たちの文章と、今の人たちの文章

    数年前、母親(40半ば)の小6頃に書いた手紙を見た。 内容は良く覚えていないが、とても大人びた文章だった。 大人びたっていうのは、内容如何の話ではなくて、言葉遣いや文構成のはなし。あと字もきれいだった。 資料館とかに行くと、徴兵で戦地に行く17やそこらの子供たちの手紙なんかも すごくしっかりした文章だという印象が強い。 どうしてか、今の人たちの文章にはそれが無いように思う。 SNSが発達してとか、携帯やメールを使うようになったからとか、そういうことじゃないと思う。 自分は教育関係の仕事に携わるものでもなんでもないから、日教育論ってのは分からない。 でも、どうしてあの頃のようなしっかりとした文章が書けないんだろう? 「先生、あのね」なんて、いつから出てきたんだろう。 一概には言えないけど、昔の人と比べたら大半の日人はアホになってると思う。 かくいう自分も、あんな文章は書けない。 どうい

    昔の人たちの文章と、今の人たちの文章
    yz_s
    yz_s 2016/04/22
    読書体験がラノベか大衆小説か自己啓発本か、じゃお手本にはならんわな。
  • 向こう側からの会釈 - 傘をひらいて、空を

    死者が私に向かってほほえむ。私は、それに慣れている。ときどきほほえみをかえす。彼らはとても遠いところにいるから、とても小さく見える。消そうと思えば私はそれを簡単に消すことができる。けれども、そうしない。 なんの不思議もない。ネットワーク上に世を去った人のアカウントが残っているだけだ。多くの人が自分の姿をアイコンにする。ウェブ上のさまざまなサービスの上にみんなの姿が並んでいる。今の姿と大きくちがう人、ずっと同じアイコンの人、誰だか覚えていないような人。ずっと連絡していない人は、生きているか死んでいるかもほんとうはわからない。 私のアカウントが接続している相手のなかで、はっきりと死んでいるのはふたりだーー今のところ。くっきりした笑顔がひとつ、ほとんど人物が特定できないぼやけた全身像がひとつ。知った人をなくしてはじめてそれを見たとき、首の下のほうに氷を当てられたような感触がした。不意打ちだからか

    向こう側からの会釈 - 傘をひらいて、空を
    yz_s
    yz_s 2016/03/30
  • インナーペアレント(二木瀬瑠) - カクヨム

    夫婦関係を中心とした家庭問題がワイドショーや雑誌等で消費されているのは周知の通りだが、今やネット上でも人気コンテンツである。 なかなか他人の家庭を覗き見ることはないため、私たちは表面的な「普通さ」で物事を判断しがちだが、実際には各家庭で異なった習慣が運用されており、時折それが異常な行動とつながっている。そういったものの告発や批判が一種のショーになってしまっているのだ。 作は、新興住宅地の一家庭の、モラハラの激しい夫に抵抗するの様子を描いたもの。あまりこのジャンルに親しくない読者なら、この夫の様子は戯画的すぎるし、周到に反撃計画を練っているもまた虚構めいていると思うだろうが、実によく…続きを読む

    インナーペアレント(二木瀬瑠) - カクヨム
  • 正しさより必要なもの - 傘をひらいて、空を

    ぜったいに病院になんか行きたくないと彼女は言う。ため息をつく。どうして自分の意思に基づいた行動を邪魔するのかと尋ねる。死ぬからだ、と私は思う。このままではあなたが、あなたを必要とする小学生の子どもと夫と老いた両親を残して、死んでしまうからだ。そして病院で治療を受ければそこそこ健康なからだを維持できる見通しが高いからだ。 そう思う。でも言わない。彼女にとってそれは真実ではない。まったくの嘘っぱちだ。彼女は真実を知り、それについてよく学び、正しい生活をおくり、その結果、多くの人に賞賛され、教えを乞われている。そうして私はいろいろなものに騙され、また怠惰であるために、ろくな人生を送っていない。でも私が特別に罪深いわけではない。多くの人はそうなのだから。ただすこし愚かなだけの、気の毒な人なのだから。 彼女にとって私はそのような人物だ。だから私が何を言っても耳をかたむけてはもらえない。そんなことは十

    正しさより必要なもの - 傘をひらいて、空を
    yz_s
    yz_s 2016/03/02
    周囲にこういう人はいないけど、いたらどうすればいいのかはやっぱりわからない。