『CHEチェ 28歳の革命』を観た。たいていのオトコであればゲバラを嫌いな人はいない。ゲバラはそのハンサムな容貌と、医者でもある明晰な頭脳、そして理想に殉じてゲリラ戦をやり通した強固な意志をもち、さらに結果として若くして非業の死を遂げたことから、死後何十年とたったいまでもカリスマとして人気を保っている。 映画自体は非常に淡々としたドキュメンタリーライクな作りで、硬質と言うかハードボイルドなトーンを終始貫いている。 カストロとの出会いから革命の成功までを描いたのが前編(CHEチェ 28歳の革命)で、後編(CHEチェ 39歳の別れの手紙)は月末に連続して公開されるのだが、ゲバラが処刑されるまでの新たな戦いの日々を描かれるため、非常に息苦しい物語になりそうだ。(もちろん観る) ゲバラの映画としては、数年前に公開された『モーターサイクル・ダイアリーズ』も僕は観ており、今回の『CHE』の監督であるソ