1 2 3 全国選挙区で肌で感じた自民への失望、 そして民主圧勝への熱狂の不在 「どぶ板選挙」という言葉がある。選挙区の路地裏の一本一本まで歩き、支持を集める手法だ。辻立ち、ミニ集会を繰り返し、演説会場ではすべての聴衆と握手する。 選挙中でなければ、もちろん戸別訪問も行う。そうしたことで有権者とじかに接し、政治家としての肌感覚を養う。ある意味、選挙活動は政治家の最高の学校にもなる。 選挙だけではない。それはあらゆることに共通する。なにより現場に入ってみないとわからないことは多いものだ。 今回の総選挙で、筆者は日本中の全選挙区の踏破を企図した。「週刊文春」の企画によるもので、きょう(8月27日)、その最終回の記事が掲載された号が発売される。 もちろん、当地を単に訪問するだけではない。選挙区ごとに各選挙事務所を訪ね、秘書やスタッフにインタビュー、演説会場や街頭演説があれば、後援会支持