川内原発の再稼働に向けた議論の一環として、10月27日、鹿児島県庁で原子力安全対策等特別委員会が開催された。 原発再稼働には、鹿児島県と、原発立地である薩摩川内市の「同意」が必要とされている。この日、県庁で開かれた委員会は、「地元同意」へ向けたプロセスの一環で、薩摩川内市ではすでに議会での議論が進み、翌28日、岩切秀雄市長が再稼働に同意すると表明した。 川内原発再稼働に「同意」した薩摩川内市長「私は『同意』という言葉を一切使っていません」と責任逃れの弁明 2014.10.28 県の特別委では、午前中に経産省・資源エネルギー庁が、午後は原子力規制庁が参考人として招致され、川内原発の安全性や事故対策をめぐる審議が行われた。政府担当者の説明の後に行われた質疑応答では、質問に立った県議から、住民に依然として不安の声があることや、避難計画、新規制基準の不備を指摘する声が多くあがった。 以下、その模様