この時代になって、しかもこんな機会に、統一教会や勝共連合、世界日報などの名前を聞くとは思わなかった。 私が大学に入った1970年代後半、キャンパスは「原理研問題」で持ちきりだった。原理研究会は、統一教会の関連団体で、大学を中心にオルグ活動をしていた。 当時は「昭和の終わり」が意識され、元号法制化など、草の根の右翼活動が活発化していた。 キャンパスでも、原理研究会の他、生長の家などの右派宗教団体が活動し、「堕胎反対」の署名運動なんかをしていた。 それらの団体と自民党との密接な関係は周知の事実で、統一教会と生長の家の両方に関わる玉置和郎氏(宗教政治連合会長、故人)が中心人物だった。 * 当時から、こうした「いかがわしい」宗教団体と自民党の関係は、左派マスコミの攻撃対象だった。(生長の家は、その後代替わりして、現在は穏健化しているが、旧生長の家のグループが日本会議に流れたようだ) 最近、安倍晋三