全国各地の刑務所では、受刑者が刑務作業として木工品などの製作に取り組んでいますが、新型コロナウイルスの感染拡大で青森や京都など7つの刑務所で布マスクの生産を始めました。 7つの刑務所では、民間企業から注文を受け、原材料を提供してもらい、1か月におよそ6万6000枚のペースで生産を続けています。 また、防護服は、大阪と京都の刑務所で1か月におよそ4600着作っていますが、横浜と札幌の刑務所でも1か月に2000着を生産できるように準備を進めています。 さらに法務省は、経済産業省の依頼を受けて、医療用のガウンの製作も検討しています。 法務省によりますと、布マスクなどは一般にも流通することになっているということです。 法務省は「マスクや防護服が不足している社会状況なので、協力は惜しまず、できるかぎり貢献したい」と話しています。