新型コロナウイルスの感染者の入院をめぐり、政府は、中等症以上の人は原則入院とするという方針を明確化しました。 新型コロナウイルス対策をめぐり、政府は今月3日、入院について、重症患者や特に重症化リスクの高い人に重点化し、それ以外の人は自宅療養を基本として、健康観察を強化するなどとした方針を、全国の自治体に通知しました。 新型コロナウイルスの患者の症状は4段階に分類されていて、 ▼せきや倦怠感があっても肺炎の所見がない人は「軽症」、 ▼呼吸困難や肺炎の所見がある人などは「中等症1」、 ▼血液中の酸素飽和度が93%以下か、酸素の投与が必要な人は「中等症2」、 ▼集中治療室に入るか、人工呼吸器が必要な人は「重症」と分類されています。 先の通知では、与野党から、中等症患者の入院基準があいまいで医療現場に混乱をきたすのではないかなどとして、丁寧な説明を求める意見や撤回を求める意見などが出されました。
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