収入によって引かれる税金の金額は異なります。所得税は、課税対象となる金額が大きくなるほど、税率も高くなることが特徴です。住民税も収入に応じて金額が高くなります。 では、収入の半分が税金として引かれるのは、年収がいくらのときなのでしょうか。 今回は、収入に対して、かかる税金の所得税と住民税の求め方や、収入の半分が税金で引かれる年収についてご紹介します。 所得税と住民税の計算方法所得税と住民税を求めるためには、まず給与所得や社会保険料を求める必要があります。収入は会社から支給される給料の総額を表し、給与所得は収入から給与所得控除を引いた金額です。 ■給与所得と社会保険料を求める 給与所得は、収入から給与所得控除を引いて求められます。給与所得控除とは、収入の金額に応じて収入から引ける控除のことを指し、年収に応じて控除額が定められています。表1は、国税庁が公表している給与所得控除の金額一覧です。