今回は「フェミニズムの本丸」とも言うべき、[ラジカル・フェミニズム]の紹介をしようと思います。 1. 様々な概念の創造 1-1. 男女平等から女性の尊厳へ 1-2. 家父長制 1-3. ジェンダー、リプロダクティブ・ライツ 2. 反男性思想へ 1. 様々な概念の創造 「フェミニズムの本丸」というキャッチコピーは、さっき私が勝手につけたものなので、別に覚えなくて良いのですが、 なぜ「本丸」なのかと言うと、 ラジカル・フェミニズムは、おそらく全盛期のフェミニズムで、現代のフェミニストのイメージを作っているものだからです。 そして、このように影響力を持ち得た理由は、ラジカル・フェミニズムが様々な問題提起をしたからでしょう。 1-1. 男女平等から女性の尊厳へ 19世紀~20世紀前半にかけてのフェミニズムは[リベラル・フェミニズム]と呼ばれ、 主にインテリっぽい人が担っていた 女性が男性と同じ権利
