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2021年11月5日のブックマーク (1件)

  • 従来の民俗学定義で測れない疫病差別 – 國學院大學

    民俗学が専門の柏木亨介・神道文化学部助教は疫病に直面した日人がどのような対処法を取ってきたかの研究を進める。疫病習俗を対処法ごとに「防御」など4つの種別に分類した柏木助教は、「差別」を伴う「絶縁」に注目し、コロナ禍でも後を絶たない偏見・差別との共通性を指摘する。 疫病習俗で危機に向き合った日人(前編) ――「絶縁」という疫病習俗とは 日における疫病習俗を4つの種別(表参照)に分類し、さらに14の対処法を病態・病因・内容・実施主体によって分析したところ、急性感染症と慢性感染症では対処法が異なることが分かった。病因を除去する点では共通するが、悪霊などを原因と考えられていた急性疾患に対しては社会全体の安全を図るような「鎮送」「防御」が国家祭祀やムラなどの集団での儀礼のような形が取られ、慢性疾患や性感染症、精神疾患に対しては個人をターゲットとした「絶縁」が適用される傾向が強くなるのだ。 

    従来の民俗学定義で測れない疫病差別 – 國學院大學