例年、犯罪が増えるこれからの時期、地域の防犯ボランティアによるパトロールを目にすることが多くなるのではないでしょうか。 今、このパトロールに犯罪社会学の最新の成果を取り入れようという動きが始まっています。 犯罪学の手法をパトロールに 東京・北区では、59の防犯ボランティア団体が活動しています。区は28日から、こうした団体を対象にした講習会を始めました。指導するのは犯罪社会学が専門の立正大学の小宮信夫教授です。 海外の犯罪防止対策を研究してきた小宮さんが提唱するのは、「ホットスポット」と呼ばれる場所を集中的にパトロールする方法です。「ホットスポット」とは犯罪が起こりやすい場所のことで、「誰もが入りやすく、外から見えにくい」のが特徴です。犯罪者から見ると「犯行が行いやすく、気付かれにくい」場所となります。 「ホットスポット」を探せ 28日は、実際に地区の中を歩いて、ホットスポットがどんな場所な