2007年04月10日00:35 カテゴリ書評書評 ふと気になった4つの文章。 三浦展の団塊格差より引用(149ページ)。 ■そういえば、私が団塊世代についての講演をしたとき、講演後に団塊世代の男性がやってきて、「定年後どう生きるんだって言われても、何かモデルがないと、自分じゃわかりませんよねえ」と話しかけてきたことがある。そのときは、ちょっと唖然としたが、しかし、これこそが団塊世代のサイレント・マジョリティなのではないかとも思う。マスコミは団塊世代を主体的で、社会を切り開くパイオニアのように語るが、実際は、社会の大きな流れに乗ってきただけで、自分では何も主体的に考えていなかった人が多数派ではないのか。しかも企業や行政が、つねに団塊世代の人生を先回りして、いろいろな商品や政策を準備してきた。だから団塊世代は、機に臨んで、さてどうするか、自分で考えるというより、口をあーんと開けていれば、何か