ブックマーク / globe.asahi.com (12)

  • 中国の労働人口が減り、世界はインフレ時代に突入する 経済学者グッドハート氏の予言:朝日新聞GLOBE+

    ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)のチャールズ・グッドハート名誉教授=2022年10月24日、ロンドン、星野眞三雄撮影 世界的な少子高齢化で、長期的なインフレに 1990年から2020年にかけての30年は、世界経済にとって素晴らしく最良の期間だった。インフレ率は低く抑えられ、高成長を遂げた。特に中国など日をのぞくアジアの国々で高い成長率を達成した。 グローバル化が進み、世界最大の人口を抱える中国が若い労働力を大量に供給し、生産が活発になったことで、モノやサービスの値段が下がった。中国や東欧の安い労働力が世界にあふれていたため、各国の企業は賃金上昇を抑えることができ、低インフレにつながった。 中国・上海の日系企業の工場で、黙々と働く中国人労働者たち=2007年、西村大輔撮影 しかし、デフレ圧力の大きな要因となった中国の人口は、一人っ子政策をとったことで減少に転じ、少子高齢化が

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    zeeko3 2023/11/16
  • スーパーインド人だけじゃない 世界中に3200万人、インド系住民の支え合い力:朝日新聞GLOBE+

    世界で活躍するインド人たち。それを支えているのは、各国に広がるインド系市民のコミュニティーだ。 インドは、世界最大の移民送り出し国だ。国連の統計によると、2020年時点の移住者は総計約1787万人。2位メキシコ(約1119万人)、3位ロシア(約1076万人)、4位中国(約1046万人)との差は大きい。 移民の2世、3世を含めるとさらに数は増える。インド政府によれば、最新の統計で、世界に3210万人のインド系住民がいるという。 「インドからの移民は大きく2種類に分けられます」。そう指摘するのは、ディアスポラ(祖国を離れた人)を研究するシンガポール国立大学准教授のラジェシュ・ライ(48)。自身もインド系移民3世だ。 ひとつが英語数学、専門知識を武器に働く人たちで、1990年代以降に特にITや金融の世界で目立つようになった。米国をはじめ、カナダや英国、オーストラリアなどの英語圏に多い。 だが移

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    zeeko3 2023/04/20
  • 新聞社の衰退はネットやスマホの普及が原因ではない グンゼという会社から考える本質:朝日新聞GLOBE+

    経営者のリーダーシップについて持論を語る筆者の桃野泰徳さん 新聞の存在感が、すごい勢いで世の中から失われている。 5,400万部を記録した1997年の総発行部数は2022年に3,000万部にまで落ち込み、44%もの減少になったほどだ。 当然、主要各社の売上も大幅に落ち込んでおり、今なお底が見えない。 その理由について、メディアはどこも判で押したようにこんな分析をしている。 「インターネットやスマホの普及で、新聞が読まれなくなったからだ」と。 紙媒体としての新聞については、確かにその通りだろう。 しかし断言できるが、新聞各社の売上が減少し続けているのは決して、インターネットやスマホが普及したからではない。 単に経営陣が世間の感覚からずれていて、今もなお間違っているからである。 なぜそんなことを、断言できるのか。 “常に新しい老舗企業” 話は変わるが、グンゼという社名を聞いてどのようなイメージ

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    zeeko3 2023/04/05
  • アメリカで見た『鬼滅の刃』大ヒットの光景 『呪術廻戦』に次のブームの予感:朝日新聞GLOBE+

    米国でも圧倒的な人気を誇る英訳漫画『Demon Slayer(鬼滅の刃)』と、人気急上昇中の『呪術廻戦』 ■「コレクターズアイテムとしても魅力」 NEW ARRIVAL(新着)の棚には、漫画『Demon Slayer(鬼滅の刃)』の18巻が置かれていた。キャラクターの鬼殺隊士・栗花落(つゆり)カナヲが描かれた表紙を始め、中身も全て日語原作とほぼ同じ。違うのは、全てが英語に訳されていることだ。 アメリカ紀伊國屋書店ニューヨーク店の新着棚には、様々な漫画作品の英訳版とともに『Demon Slayer(鬼滅の刃)』の18巻が置かれていた 米ニューヨーク・マンハッタンにあるアメリカ紀伊國屋書店店。店舗の2階は、日が世界に誇る漫画やアニメ関連のイラスト集、フィギュアなどを販売する専用フロアになっている。 「一番売れている英訳漫画は、Demon Slayerです。単価もそんなに高くないので、売

    アメリカで見た『鬼滅の刃』大ヒットの光景 『呪術廻戦』に次のブームの予感:朝日新聞GLOBE+
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    zeeko3 2020/11/30
  • ニュージーランドが外国人の住宅購入を禁止した:朝日新聞GLOBE+

    ニュージーランド最大の都市オークランド=2018年2月26日、Mark Coote/©2019 The New York Times

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    zeeko3 2020/08/21
  • 100カ国行ったイモトアヤコだから分かる「世界の変化」とは:朝日新聞GLOBE+

    ――2007年に日テレビ系番組「世界の果てまでイッテQ!」の珍獣ハンターに選ばれて以来、足を運んだのはこれまで実に100カ国以上。この10年、どんな変化を感じますか? 「誰もがスマホを持ってる状況になったな、と感じます。アフリカのマサイ族も、アマゾンの奥地に行っても、やっぱりスマホを持ってるんですよ。で、通じるんです。携帯で写真撮ったり、動画撮ったりもしてる。上半身裸で、テントのようなところで暮らしてるのにスマホを見ていたりするのは、すごいちぐはぐで不思議な感じがします。この10年は、そうした変化にびっくりしてますね」 「『イッテQ!』の撮影で行ったインドネシア・コモド島が人生で初めての海外だったんですが、当時の感覚は、今とはまったく違いますね。携帯電話もガラケーで、海外で使うこと自体が今のように普通じゃなくて、誰ともなかなか連絡が取れなくて、不安しかなかった記憶があります」 イモトアヤ

    100カ国行ったイモトアヤコだから分かる「世界の変化」とは:朝日新聞GLOBE+
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    zeeko3 2019/11/27
  • 大量の古着、いったいどこへ たどった先で見た驚きの「古着経済」:朝日新聞GLOBE+

    アラブ首長国連邦(UAE)シャルジャには選別のため世界から古着が集まり、業者の倉庫にはベール(梱包)が積み上げられている=浅倉拓也撮影 ■砂漠の倉庫に古着の山――UAE 砂漠の大都会ドバイから車で1時間足らず。アラブ首長国連邦(UAE)シャルジャの湾岸にある倉庫には、新たに到着した古着が山のように積まれていた。 圧縮され、コンテナに詰め込まれ、長い船旅を終えてくたびれきった古着は、カラフルだが「ゴミの山」にも見える。実際、この倉庫の古着は大半がフランスやベルギーなど欧州で持ち主に捨てられたものだ。 古着は、主に先進国で廃品回収や寄付を通じて集められる。服自体の原価はタダ同然だが、選別されることで商品としての価値が生まれていく。人件費、輸送費、輸入関税、業者が得るマージンなどが上乗せされ、値段がつく。コストを抑えるために、多くは人件費が安い別の国に輸出され、仕分けをへて次の市場に向かう。 ア

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    zeeko3 2019/01/10
    新興国はどこかの段階で消費者の利便性を犠牲にして国内産業を保護しないと産業が育たないんだよな。自由貿易至上主義とそれを支える消費者主義は強者の理屈。
  • 人民解放軍と海洋進出/浅野亮・同志社大教授に聞く:朝日新聞GLOBE+

    中国は鄧小平の時代に、「中国海軍の父」と呼ばれた海軍司令官の劉華清が政治的にも力を持ち、海軍の近代化が進みました。国全体のことよりも海軍を先に考えているのではないかと見えるほど、強大な海軍の建設に熱心でした。鄧小平の後継者で、軍歴のない江沢民の言うことは聞かず、劉華清は江沢民の悩みの種であったとも言われています。結果的に中国外交は2010年ごろまでには、強大化してきた海軍がもたらす対外摩擦の緩和が大きな使命となり、抑止と脅しも組み合わせて進められるようになりました。果たして劉華清が、大国となるための条件として海洋の掌握を唱え、米国の海洋戦略に大きな影響を与えた米軍人アルフレッド・マハンのように、統合的な国家戦略を持っていたかどうか――。劉華清の回顧録や文選などを読み返しているのですが、資料からは読み取れません。 「一帯一路」にも含まれるインド洋や太平洋での海洋進出は、最初は漠然とした枠組み

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    zeeko3 2019/01/10
  • 君主になれない私たち、そこに平等がある マルセル・ゴーシェに聞く「君主制の役割」:朝日新聞GLOBE+

    ――著書「代表制の政治哲学」では、立法権と行政権を監視する「第3権力」の必要性を強調していますね。 19世紀の歴史を見ると、王権とたもとを分かって共和政を発展させたフランスや米国はむしろ例外です。多くの国では立憲君主制の中で民主主義が育まれた。その後、民主主義が優位に立つ中で、君主制は国家の歴史的連続性を体現する象徴的存在となり、中立的な第3権力の地位を占めるに至りました。 マルセル・ゴーシェ「代表制の政治哲学」(原題は「権力の革命 主権、民衆、代表 1789~1799年) 立憲君主制の下だと、選挙で選ばれた人物は政権を担えても、歴史的正統性を持つ存在にはなり得ません。つまり、市民の代表が絶対的権力を振るって暴走する恐れを、君主が抑え込んでいる。君主の存在は、当選者が相対的な権力しか持ち得ないことを人々に知らしめます。 ――君主の存在は、人間一人ひとりが平等である原則に反しませんか。 確か

    君主になれない私たち、そこに平等がある マルセル・ゴーシェに聞く「君主制の役割」:朝日新聞GLOBE+
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    zeeko3 2019/01/09
    “立憲君主制の下だと、選挙で選ばれた人物は政権を担えても、歴史的正統性を持つ存在にはなり得ません。つまり、市民の代表が絶対的権力を振るって暴走する恐れを、君主が抑え込んでいる。”そういう考えもあるのか
  • 斬新すぎる投手起用、実は綿密な計算 常識の真逆をいくレイズの投手起用:朝日新聞GLOBE+

    6月7日、レイズの拠、フロリダ州で開催されたマリナーズ戦。一回表、まっさらな「先発」のマウンドに立ったのは、普段は終盤を任せられるレイズの右腕ライン・スタニクだった。1死満塁としたが、160キロ近い速球を武器に後続を抑えた。ベンチに戻るとケビン・キャッシュ監督にねぎらわれ、一回無失点でお役ご免となった。 二回からは先発経験のあるオースティン・プルイットが登板。予定通りの継投だったが、7イニングを投げて5失点。試合は4-5で敗れた。 大リーグ30球団で、この継投策をするのは今のところはレイズしかいない。その戦術を、チームは「Opener(オープナー:最初に投げる人)」と呼ぶ。 大リーグで投手の分業制は確立されていて、先発投手が最低6イニングを投げ、その後に速球派の救援投手を次々と投入していくのが、理想の継投策だ。 レイズのやり方は、その真逆。突拍子もなく見える一手は、綿密な計算があった。そ

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    zeeko3 2018/08/29
    野球にはまだまだ未知の戦術がありそうだ
  • ギグ・エコノミー ネットが生む新たな貧困:朝日新聞GLOBE+

    「恥を知れ」、「今ほしいのは賃上げだ」 5月1日のメーデー。ロンドン中心部は労働者の怒りが爆発していた。 数百人の労働者や支援する労働組合の関係者が、労働条件の改善を求めてデモをして回った。矛先を向けられた一つが、宅配ベンチャー「デリバルー」。英国でここ数年、経済格差を広げるとして社会問題となっている「ギグ・エコノミー(gig economy)」の代表的な企業だ。 メーデーにロンドン中心部で賃上げや有給休暇などを求めて抗議活動する労働者ら=寺西和男撮影 「gig」は、ライブハウスなどでミュージシャンがその場限りのセッションを組んで演奏すること。その一度きりの関係から「ギグ・エコノミー」は、単発の仕事をインターネットを通じて請け負う働き方を指す。携帯のアプリなどで仕事を見つけ、好きな時間に好きなだけ働けるというのが魅力の一方、賃金が低かったり、病気の際の補償がなかったりと待遇の悪さが指摘され

    ギグ・エコノミー ネットが生む新たな貧困:朝日新聞GLOBE+
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    zeeko3 2018/08/22
    使用者側から見ればシェアリング・エコノミー、労働者側から見ればギグ・エコノミー
  • ワールドカップ・ロシア大会「アフリカが優勝した」発言が論争に フランスの多様性:朝日新聞GLOBE+

    20年前と変わらぬ多様性、変わった機運 サッカーロシアW杯(ワールドカップ)はフランスの20年ぶり2度目の優勝で幕を閉じました。 フランスが前回優勝した1998年の代表チームは、ジダン、トレゼゲ、デサイー、チュラム、アンリといった名選手がそろったチームでした。 何より、ジダンはアルジェリア系、トレゼゲはアルゼンチン系、デサイーはガーナ生まれ、チュラムはカリブ海の海外県生まれ、アンリは両親がカリブ海出身と、その多様性を内外に示しました。 移民系やマイノリティー出身者がスポーツや芸能の舞台で活躍する例は少なくありません。社会の偏見や既得権の壁が立ちはだかり、通常の上昇ルートに乗る道がしばしば閉ざされがちな彼らは、実力勝負の世界に打って出ざるを得ないからです。 1998年のチームは、まさにそうして自ら道を切り開いた逸材が集まった集団であり、その優勝は「多様性の勝利」と呼ばれたのでした。 チーム

    ワールドカップ・ロシア大会「アフリカが優勝した」発言が論争に フランスの多様性:朝日新聞GLOBE+
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    zeeko3 2018/08/01
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