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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (171)

  • 理論上最大の恒星による、観測史上最大の超新星 - AstroArts

    【2007年5月8日 Chandra Photo Album】 昨年、2億4000万光年離れた銀河で見つかった超新星は、実際の明るさとしては観測史上最大のものだった。NASAのX線天文衛星チャンドラなどの観測によれば、超新星の正体は太陽の150倍もある巨大な恒星の死であるらしい。 【上】超新星2006gyの想像図、【左下】銀河NGC 1260の中心核と超新星2006gy。明るい方が2006gy、【右下】チャンドラによる画像。2006gyがX線では相対的に弱く、銀河の中心核よりも暗いことがわかる。クリックで拡大(提供:NASA/CXC/M.Weiss; X-ray: NASA/CXC/UC Berkeley/N.Smith et al.; IR: Lick/UC Berkeley/J.Bloom & C.Hansen ) 「これまでに爆発が観測されたあらゆる星の中にあって、頂点に君臨する存在

    zeroset
    zeroset 2007/05/09
    「恒星があまりにばく大な量のエネルギーを放出していたために、エネルギーの一部が粒子と反粒子のペアに変化してしまう特殊な反応が起きて、エネルギー不足に陥って収縮したらしい」こんなことがあるのか
  • 国立天文台と天プラなど、ポスター「一家に1枚 宇宙図 2007」を製作

    【2007年3月30日 文部科学省】 国立天文台と「天文学とプラネタリウム」(天プラ)を中心としたグループは、宇宙の歴史と構造が詰まったポスター「一家に1枚 宇宙図2007」を製作した。このポスターは2007年度の科学技術週間(4月16日〜22日)にあわせて製作されたもので、多くの人が宇宙のことや、宇宙と自分とのつながりに興味を持ってほしいとの願いが込められている。 現代天文学のあらゆる成果が美しい図と詳細な文章でまとめられた豪華なポスターが完成した。ずばり「宇宙図」と名付けられたポスターは、4月16日から22日にかけての科学技術週間に全国の科学館・博物館で配布される予定だ。また、ダウンロード版はすでに科学技術週間のウェブサイトなどで公開されている。 「今まで、空間的にも時間的にも膨大で実感しにくい宇宙を1枚の図で表現することは不可能と思われてきました。(略)この宇宙図は世界で初めて、宇宙

    zeroset
    zeroset 2007/03/31
    科学技術週間にあわせ配布。「一家に1枚 周期表」「一家に1枚 ヒトゲノムマップ」に続く第三段
  • 火星の極冠に貯蔵された水の量

    【2007年3月16日 ESA News】 火星の南北に広がる極冠に水の氷が存在することは知られていたが、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の火星探査機マーズ・エクスプレスが、南極について今までにない精度で貯蔵量を見積もった。 MARSIS、南極の地層図。地表の標高図(下)の中で、白い線に該当する部分をスキャンした。クリックで拡大(以下同)(提供:NASA/JPL/ASI/ESA/Univ. of Rome/MOLA Science Team) 極冠(黒枠線)の下に広がる堆積物の厚み(紫色は薄く、赤は厚い)(提供:NASA/JPL) マーズ・エクスプレスに搭載された「地表下および電離層探査レーダー測定器(MARSIS)」は、地面に電波を当て、はね返ってきた電波の量とかかった時間を調べることで、最深3.7キロメートルまでの地層を見通すことができる。NASAジェット推進研究所のJeffrey Pla

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    zeroset 2007/03/19
    火星探査機マーズ・エクスプレスが、溶ければ火星全体を覆うほどの量の氷が存在することを発見
  • 月探査機スマート1、自分の墓場を下見

    月探査機スマート1、自分の墓場を下見−ミッションの結末とその先 【2006年9月2日 ESA SMART-1 News(1)、(2)】 スマート1(SMART-1)はESAが開発した初の月探査機である。そのスマート1が9月3日、3年近くに及ぶミッションを終えて月面に衝突する。この様子は数多くの地上望遠鏡で観測される予定だが、それに先立ちスマート1が自らの衝突予定地点を撮影した。 「優秀の湖」に眠る スマート1はおよそ1年半にわたって月の画像を撮影し続けてきた。その目的は、月面における化学物質の存在を調査することだ。とりわけ、水の氷を探すことが最重要課題とされていた。また、地球に微惑星が衝突したことで月が形成されたとする「ジャイアント・インパクト説」の証拠を探すことも目的の1つだった。今後膨大なデータの解析から成果が生まれることが期待されるが、ひとまずミッションは終わりを迎える。スマート1の

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    zeroset 2006/09/04
    イオンエンジンを持ち、月面への激突を成功させた探査機スマート1について。タイトルのつけ方がイイね
  • 【速報】太陽系の惑星の定義確定

    【2006年8月25日 国立天文台 アストロ・トピックス(233)】 24日21時(日時間)から行われた国際天文学連合(IAU)の総会で、「太陽系の惑星の定義」が決定された。この結果、太陽系の「惑星」は水星から海王星までの8個となり、冥王星は惑星ではなく"dwarf planet"という新しい分類に入ることとなった。 冥王星は、今夜が「惑星最後の夜」になった。2006年8月24日21時8分(日時間)、西はりま天文台の「なゆた望遠鏡」+高感度ハイビジョンカメラで撮影。クリックで拡大(提供:兵庫県立西はりま天文台) 8月14日からチェコのプラハで開催されていた国際天文学連合(IAU)総会は24日、太陽系の惑星について、以下のように決定しました。これは海王星・冥王星より遠い小天体が最近多数発見されていることなどにより、これまでの太陽系像を改定する科学的必要が生じたもので、2年近い討議と特別委

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    zeroset 2006/08/25
    惑星は8個、冥王星はdwarf planetに。軌道の近くで他の天体を掃き散らすかどうかが惑星の基準となる。妥当な決定だが、冥王星「惑星最後の夜」の写真が寂しい…
  • 「惑星」の定義の原案、公開へ

    【2006年8月16日 国立天文台 アストロ・トピックス(230)】 8月14日からチェコの首都プラハで行われている国際天文学連合総会で「惑星」の定義の原案が提示され、内容が公表されました。原案では新たに3つの惑星が追加され、太陽系の惑星は合計12個となっています。最終案は24日に再度提示され、同日中に決議されます。 提案された定義に則した太陽系のイラスト。クリックで拡大(提供:The International Astronomical Union / Martin Kornmesser) 8月14日から2週間の日程で、国際天文学連合総会がチェコの首都プラハで始まりました。3年に1度開催される総会は、今回が26回目を迎えます。今回の総会での注目は、なんといっても「惑星」の定義が決議されるかどうかでしょう。 これまで「惑星」の厳密な定義はありませんでした。19世紀初めから、火星と木星の間に

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    zeroset 2006/08/17
    セレスとカロンが惑星に昇格、2003 UB313も加えて12天体を惑星とする案。ただし「古典的惑星」から冥王星は外れる
  • カッシーニ最新画像:これがタイタンの桃源郷

    【2006年7月25日 NASA JPL News Releases】 「桃源郷」は想像上のものではなくなった−NASAとヨーロッパ宇宙機関(ESA)の土星探査機カッシーニが撮影した、衛星タイタンの「ザナドゥー(Xanadu:桃源郷の意)」と呼ばれる領域の画像が公開された。そこは名前とは裏腹に、光がほとんど届かない死の世界。だが、どこか地球を思い起こさせるような風景も広がっていた。 カッシーニが取得した画像。ザナドゥーを横断するように撮影した。リリース元では、主な見どころを紹介した動画も公開されている。クリックで拡大(提供:NASA/JPL) ザナドゥーを流れる川。クリックで拡大(提供:NASA/JPL) 地球と共通点の多い大気を持つタイタンは、生命と関連づけられて語られることが多い(解説参照)。しかし、はるか遠くにあるタイタンに届く太陽の光はひじょうに少なく、地球と比べると極寒の天体だ。

  • 正体不明、月の渦模様

    【2006年7月4日 SCIENCE@NASA】 月の地形といえばクレーターや海、山脈などいろいろあるが、どれにも属さない特殊な地形が存在する。その1つが、小型望遠鏡でも見ることができる「ライナーγ(ガンマ)」だ。そこには起伏がないのに、白い渦模様が見える。そして周りには磁場が存在する。長年研究されているにもかかわらず、その成因はわかっていない。 ESAの月探査機SMART-1が撮影したライナーγ。模様はおよそ30×60キロメートルの大きさだ。クリックで拡大(提供:ESA/Space-X (Space Exploration Institute)) 熱いコーヒーにクリームを注いで、ゆっくりかき混ぜたときの模様は誰でも見たことがあるだろう。よく似た模様が、月面にもある。ただし、大きさはコーヒーの上に描かれた渦の100万倍ほどある。おかげで存在自体は小型望遠鏡でもわかるのだが、どんな原理で描か

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    zeroset 2006/07/05
    月面の巨大な謎「ライナーγ」
  • 冥王星の新衛星の名前は、「ニクス」と「ヒドラ」

    【2006年6月23日 SwRI News / 国立天文台 アストロトピックス(218)】6月30日更新 「ニクス(Nix)」と「ヒドラ(Hydra)」 - これが、2005年5月に発見された、冥王星の2つの新衛星につけられた名前だ。発見した研究グループの申請を受けて国際天文学連合(IAU)が正式に決定したもので、どちらも神話における冥界に関係している。 冥王星の衛星が3つになったのは、冥王星自体の発見から75年、そして巨大な衛星カロンの発見から27年も経った、2005年5月のことだ。アメリカの研究グループがハッブル宇宙望遠鏡の撮影した写真から2つの新衛星を発見した。それ以来、外側の衛星にはS/2005 P1、内側にはS/2005 P2という仮符号がつけられていたが、それぞれ正式に「ヒドラ」と「ニクス」と命名されたのである。 発見したグループは、2つの衛星のため名前の候補を20個以上用意し

  • 太陽系外で発見されたハビタブル・ゾーンに位置する惑星

    太陽系外で発見されたハビタブル・ゾーン(生命生存可能領域)に位置する惑星 【2006年6月7日 国立天文台 アストロ・トピックス(217)】 スイス・ジュネーブ大学のロビス(C. Lovis)博士とメイヤー(M. Mayor)博士を中心とするヨーロッパの研究チームは、太陽系からわずか41光年の距離に、3つの惑星をもつ系を発見しました。3つとも比較的質量が軽く、海王星程度の惑星と考えられています。しかも、もっとも外側を回っている惑星はどうやらハビタブル・ゾーン(生命生存可能領域)の端に位置しているようです。 ハビタブル・ゾーンとは、惑星の表面で液体の水が存在できる領域です。恒星が放射するエネルギー量などから、その領域が決まります。恒星のエネルギーが大きい、つまり明るいほど、ハビタブル・ゾーンは恒星から離れたところになります。地球型の生命が生存するためには、その惑星がハビタブル・ゾーンのなかで

    zeroset
    zeroset 2006/06/08
    海王星程度の大きさとの事
  • マンモスを絶滅に追いやったのは超新星爆発だった!?

    【2005年10月18日 Berkeley Lab News】 4万1千年前の超新星爆発によって、1万3千年前にマンモスが絶滅したかもしれない。このような研究結果をアメリカ・カリフォルニア大学のバークレー研究所などの研究グループが発表した。 (上)マンモスのイメージ画、(下)アイスランド付近の海底堆積物の放射性炭素の測定結果(黒い実線、図の横軸の単位は1000年)(提供:Berkeley Lab News) 北アメリカ大陸のマンモスは、およそ1万3千年前を境に絶滅している。その原因の候補としては、これまでに気候変動、伝染病、人間の狩猟などが挙げられていたが、ひょっとすると「超新星爆発」という一見奇妙な説がこれに加わるかもしれない。研究グループによれば、超新星爆発で吹き飛ばされたちりが、集まってかたまりとなり、太陽系に隕石の雨を降らせ、その一つが北アメリカ大陸を直撃したという。この隕石は密度

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    zeroset 2005/10/21
    超新星爆発で出来た隕石が地球に直撃したという説