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ブックマーク / science.srad.jp (14)

  • 気体から固体への状態遷移は「凝華」表記に | スラド サイエンス

    2022年年度の化学教科書からは使用する用語に大きな変化があったそうだ。啓林館の教科書用語の変更を説明した資料によれば、固体から気体に変化する状態遷移を従来と同じく「昇華」、気体から固体に変化することを新たに「凝華」と呼ぶことになったという。従来はどちらも昇華と呼称していた。このほかにも化学式のうちイオンを表す化学式を「イオンの化学式」と呼んだり、これまでは3~11族元素を「遷移元素」として扱っていたが、BeとMgがアルカリ土類金属になったことでこれも3~12族元素に変更されるなどしている。経緯の一部に関しては理系のための備忘録の記事が詳しい(啓林館 教科書用語の変更について[PDF]、難関大に行きたい人へさんのツイート)。 nemui4 曰く、

    zeroset
    zeroset 2022/09/14
    「従来はどちらも昇華と呼称していた」のに相当違和感があるので、良い変更だと思う。本来の語源は知らないけど、「凝って華になる」でダイアモンド・ダストを連想できていい。
  • 赤潮のプランクトンを狙い撃ちするウイルスを使った赤潮対策 | スラド サイエンス

    海中でプランクトンが異常繁殖する赤潮現象は漁業に悪影響を与えるものとして注意されているが、赤潮内のプランクトンだけに感染するというウイルスを使って赤潮の拡大を止めるという手法が研究されているそうだ(NHK)。 今回使われる赤潮のプランクトンだけに感染するというウイルスは海底の泥の中から発見されたもので、この泥を赤潮に撒いた実証実験では赤潮中のプランクトンの99%以上死滅するという結果も出ているという。

    赤潮のプランクトンを狙い撃ちするウイルスを使った赤潮対策 | スラド サイエンス
  • 頭を悪くさせるウイルスが発見される | スラド サイエンス

    人間の思考力や注意力を低下させるウイルスが発見されたそうだ(International Business Times、Slashdot)。 このウイルスはクロレラ株に感染増殖することが知られている「ATCV-1」。クロロウイルスとも呼ばれており、今までは人間に感染しないと考えられていたが、咽頭細菌の研究を行っていた際に健康な人の喉からこのウイルスのDNAが偶然に発見されたとのこと。 研究では92人の健康な被験者を調査し、その44%の人の喉に「ATCV-1」が確認されたという。そして被験者らに脳の正確性および視覚処理のスピードを調べるテストを行ったところ、ATCV-1に感染していた人のスコアはそうでない人と比較して平均7~9点低かったという。 さらにマウスをATCV-1に感染させる実験を行ったところ、ATCV-1に感染したマウスは迷路を解くのに時間がかかったり、新しい入り口などが設置されても

  • パイオニア・アノマリーの原因が解明される | スラド サイエンス

    天文学上の謎とされてきた「パイオニア・アノマリー」の原因が、米ジェット推進研究所(JPL)の研究者らにより解明された。探査機の放出する熱が原因とする説を裏付けるもので、データに含まれる速度変化の要因はすべて説明がつくという(arXiv:1204.2507、 惑星協会のブログ記事、 家/.)。 パイオニア・アノマリーは、太陽系からの脱出軌道上にある惑星探査機パイオニア10号・11号が、太陽の重力から計算される減速量よりもわずかに多く減速している現象。JPLは磁気テープに記録されていたドップラーデータ19年分以上を復元・分析し、探査機の設計図を元に熱放射の3Dモデルを書き起こしたという。それぞれの分析結果を比較したところ、ドップラーデータのアノマリーのうち、パラボラアンテナの裏面で反射した原子力電池の熱によるものが35%、探査機前方に放射された電子部品の熱によるものが45%だったそうだ。残り

    zeroset
    zeroset 2012/04/21
    進行方向に探査機自体が出した赤外線放射で、減速はほぼ説明できるとのこと。なるほどねえ
  • 見た目は幼児のままの16歳、老化の仕組みの鍵にぎる | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2009年07月03日 14時00分 見た目は幼児、頭脳も幼児、でも年齢は16歳 部門より 家/.、New Scientistより。 米在住のBrooke Greenbergさんは今年1月に16歳になったが、見た目にも知能的にも幼児のままだそうだ。一見「時が止まっている」かのように見える彼女だが、そうではないという。University of South Florida College of Medicineの Richard Walker博士によると、Brookeさんは一個体として調和した成長をしているのではなく、身体のパーツが非同期でそれぞれ独自に成長しているとのこと。脳は幼児期とほぼ同程度とみられ、発声はできるが言葉は話せないという。骨は年齢からすると非常に小さいが、細胞や構造などをみると10歳児程度に成長しているとのこと。しかし歯は8歳児程であり、未

  • 蜂の生態を犯罪捜査に生かす | スラド サイエンス

    ミツバチの行動パターンを分析し、犯罪捜査の地理的プロファイリングの精度をあげようという研究がロンドン大学の研究チームと米国の元探偵との共同で行われている(BBC記事、研究概要)。 ミツバチが蜜を集めるとき、天敵から巣を守るために巣の周辺は避けて行動するように、連続殺人犯も自分の家の周りは避け、少し離れた場所で犯罪を犯す。研究チームがRFIDなどを使いミツバチが巣の周りにどのような「バッファ」を作るか分析したところ、ミツバチの行動パターンモデルと犯罪者が被害者に目をつけるときの地理的プロファイリングのパターンとの間に共通点がみられた。 研究者曰く「連続殺人犯の複雑な考えを分析するよりも蜂が花を見つけるのを理解する方がずっと簡単」であり、この行動パターンモデルを犯罪学にフィードバックし、地理的プロファイリングの精度向上に繋げたいとのこと。地理的プロファイリングは既にかなり確立している手法かと思

    zeroset
    zeroset 2008/08/21
    ミツバチが巣の周りにどのような「バッファ」を作るかを分析し、犯罪者の行動パターン解析に役立てる
  • 金星植民に適した環境は高度50kmにあり | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2008年07月24日 14時49分 浮遊都市には住みたいがわざわざ金星を選ばなくても... 部門より 「火星縦断」の著者でもあるジェフリー・ランディス氏は、フローティングシティ(浮遊都市)という形での金星植民構想を提唱しています(Universe Today、家記事)。 金星の地表は高温・高圧でとても人間が住める環境ではありませんが、高度50kmでは大気圧がおよそ1bar、気温が0~50℃と、人類に比較的適した環境となっています。その上、金星の大気の主成分は二酸化炭素であり、私たちが呼吸している空気は金星の大気では浮くため、都市ごと大気中に浮かせる形を取れるのではないかとのことです。ランディス氏曰く、難題は都市の外郭を金星の雲に含まれる硫酸に耐えられるようにする点とのことです。セラミックなどは適した素材ですが、せっかくなら外がみえるように、となるとなかなか

    zeroset
    zeroset 2008/07/24
    金星でも高空は気圧・気温が比較的穏やかなので、そこに浮遊都市をつくるという、ジェフリー・ランディスによる構想。SWのクラウドシティみたいな感じ?(外は硫酸の雨だが)
  • 排卵の瞬間をカメラに捉えることに成功 | スラド サイエンス

    ベルギー Catholic University of Louvain(UCL)のJacques Donnez博士は、排卵の瞬間をカメラに捉えることに成功した(BBCの記事、NewScientistの記事、それぞれ4枚の画像あり)。これは、45歳の女性が子宮の摘出手術を行っているときに捉えたもので、卵子が赤い突起部分からゼリーのような物質に覆われて出てくることが確認できる。また、排卵は一瞬で行われているという説があったが、この排卵プロセスは15分ほどかかったという。

    zeroset
    zeroset 2008/06/13
    不謹慎だが…イクラのようだ、と思った
  • バナナよさようなら -- パナマ病の逆襲 | スラド サイエンス

    家/.の記事より。我々の生活に馴染み深い果物の一つであるバナナだが、なんと現在絶滅の危機に瀕しているらしい(The Scientistの記事)。記事によれば、 我々が今日べているバナナは、我々の祖父母がべていたものと違う。Gros Michel種として知られていたかつてのバナナは、現在一般的なCavendish種より大きく、より美味で、より堅い耐寒性のあるものだった。Gros Michel種がなぜ手に入らなくなったのか、その理由は簡単だ。Gros Michel種が事実上絶滅してしまったからである。 19世紀後半、西洋にもたらされたGros Michel種のバナナは、1960年を待たず、土壌菌によるバナナの病気の一種、パナマ病によってあっと言う間に壊滅してしまった。当時パナマ病を引き起こしていた真菌に耐性のあるバナナとして、ChiquitaやDoleといった大手バナナ栽培会社がどうにか

    zeroset
    zeroset 2008/06/03
    遺伝的多様性が小さいことから、疫病で全滅しそうだとのこと。大好きなのに…果物の王様なのに…
  • 脳活動を測定すると、意思決定を下す7秒前にその決断を予測できる? | スラド サイエンス

    脳の活動を測定すると、意思決定を下す7秒前にその決断を予測できるという研究が家で紹介されています(WIRED記事より)。Nature Neuroscienceに掲載されたこの研究では、被験者がボタンを手で押す際の脳活動を測定したところ、被験者に「どちらの手でボタンを押すか」という意思決定が起きる7秒前に前頭葉前頭局における活動が測定でき、その時点で被験者が右手でボタンを押すか、左手で押すかを予測できたとのことです。研究では被験者が自分の意思を意識する前に、どちらの手でボタンを押すかはすでに意識下で決断が下されている、としています。実生活における人の決断はより複雑な条件の下に行われるため、今回の実験結果がそのまま当てはまらない可能性も勿論あり、また実験時の研究者の予測が外れることもあったとのことですが、意思を意識する前にすでに意識下で決断が成されているとすれば、人の「自由意志」とは果たして

  • 観測史上最も明るい天体 | スラド サイエンス

    National Geographic News記事より。 記事には、NASAのSwift衛星が撮影したX線および光学/紫外波長の写真が掲載されている。水曜日の夜、うしかい座に目を向けていた人は、5〜6等に達したこの天体を肉眼で見ることができただろう。 地球上の肉眼ではかすかな星の光のように見えたであろうこの天体はGRB 080319Bと呼ばれ、75億光年の距離で起きたガンマ線バーストであり、08/03/19 06:32:26 GMTに観測された(NASAのプレスリリース)。これまで肉眼で観測可能な最遠の天体であったM33の290万光年をゆうに三桁はぶっちぎり、いままで観測されたもっとも明るい2005年の超新星よりさらに250万倍も明るいそうだ。 億光年単位の距離の天体が目で見えるとかビッグバン以来もっとも明るいとか、なんだか宇宙のロマンをかきたてられる映像だ。

    zeroset
    zeroset 2008/03/24
    75億光年の距離でおきたガンマ線バースト。この距離で、肉眼で観測できたというのがとてつもない
  • SF作家Arthur C. Clarke死去 | スラド サイエンス

    家/.記事、 BBC記事、ロイター記事などによると、"2001年宇宙の旅"などの著作で知られるSF作家、Arthur Charles Clarke氏が心肺機能の不全のため90歳で死去した。 SF作家としてだけではなく静止衛星の発案者としても知られ、アポロ13号の司令船Odysseyや火星探査機2001 Mars Odysseyなどの名前も氏にちなんで付けられているなど、宇宙開発関係者へ与えた影響も大きな人物だった。

    zeroset
    zeroset 2008/03/19
    御三家最後の一人、アーサー・C・クラーク死去。90歳だったとのこと
  • 代替燃料には何が有利なの? | スラド サイエンス

    maia曰く、"ミネソタ大の研究によれば、代替燃料としてトウモロコシから作るエタノールと、大豆から作るバイオディーゼルを比較すると、後者の方が効率的で環境的にも有利だという(読売新聞の記事)。 栽培から加工までの投入エネルギーと、得られるエネルギーを比べると、エタノールは1.25倍、ディーゼルは1.93倍だったという。温室効果ガスの放出量も、バイオエタノールよりバイオディーゼルを使う方が有利。また、大豆の栽培に要する肥料は、トウモロコシの1割未満で済む。しかしnews@nature.comの記事をよく読むと、結論はどちらもお薦めできないというもの。2005年のアメリカのコーン生産量を全て燃料化してもガソリン需要の12%にしか相当しないし、大豆を全て燃料化してもディーゼル需要の6%にしかならない。ちなみにアメリカではバイオディーゼル原料の主流は大豆だが、EUでは菜種油。なんとEUでは菜種の燃

    zeroset
    zeroset 2006/07/18
    食料となりうるようなものを燃料代わりにするのは、限度がありそうだ
  • スラッシュドット ジャパン | 南極大陸に隠れていた川を発見

    もういいか~い?まぁだだよぉ。曰く、"BBCの記事によると、University College Londonなどの研究者がESA(European Space Sgency)の衛星ERS-2のデータを用いて、南極の氷床下の湖:氷河湖を結ぶ川の存在を発見した(ESAのプレスリリース)。この成果は4/20付のNatureに発表(abstract)されている。ボストーク湖に代表される南極氷床下の湖は1960年代から発見され、現在では大小150以上の存在が知られている。研究グループは東部南極大陸に着目し、ERS-2に搭載された高度計InSARを用いて氷河湖の高度変化を観察した(参考:InSARの高度測定技術の紹介@InSAR技術研究会)。その結果、一方の氷河湖では高度の減少、300km離れた別の湖では高度の増加が見られたという。このことは氷河湖がそれぞれ孤立しているのではなく、「川」のようなもの

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