新米と秋刀魚のわた焼き お刺身用の秋刀魚を買いました。1尾250円です 3枚におろして、秋刀魚のわたに酒、味醂、醤油で調味して1時間ほど漬け込み、グリルで焼きました 秋刀魚のわた焼き わたの、苦味が程よくマイルドに調味され、クセになる味わいです 艶やかな新米と一緒に 自家製お漬物 土…
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
本能はどこまで本能か―ヒトと動物の行動の起源 作者: マーク・S.ブランバーグ,Mark S. Blumberg,塩原通緒出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2006/11メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 49回この商品を含むブログ (22件) を見るブランバーグ「本能はどこまで本能か」は生得経験問題に少しでも興味を持つ人にはともかくお薦め。中でもトマセロやエルマンらの本を好むような発達に興味のある人には必読。私は本への評価は厳しい方だと思うが、これは絶賛していい。本能や生得性に関して思弁ではなく実証性から接近している素晴らしい本。これでもう下らない進化心理学話に右往左往しなくて済む。 リドレー「柔らかな遺伝子」も生得経験問題を扱ったお薦めできる本だが、それでも話が発生の域をあまり超えないので生得寄りな感じがぬぐえなかった。胚発生時の環境の重要性も扱われているとはいえ、この本は
2006年11月13日00:05 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - そして殺人者は野に放たれる 日垣さんの出世作、「そして殺人者は野に放たれる」がついに文庫化された。 そして殺人者は野に放たれる 日垣隆 文庫化されてすぐに入手したのだが、すぐに書評できなかったのは、やはりオビにもある 本書は、愉快な書物ではありません。あまりにも深刻な事件が多すぎて、ご気分を害されることもあるでしょう。 という、その強烈な苦さにある。この私でも、毎日少しずつ読むという読み方を選ばざるを得なかったほどに。しかも単行本の方を前に一度読んでいるにも関わらず、である。 以下を見るだけで、その苦さが伝わるのではないか。日垣節の魅力はその苦みにあるのだが、氏の他の著書がコーヒーなら、本書は救命丸か青汁か。 目次 序章 通り魔に子を殺された母の声を 第1章 覚醒剤使用中の殺人ゆえ刑を減軽す 第2章 迷走する「責任能力」
●イッセー尾形は「うまくやった」 ーー 今回はソクーロフの『太陽』をごらんいただきましたが、まず第一印象は? 宮台 あたりさわりのない部分からお話しすると、「イッセー尾形はえらい」というのが第一印象ですね。イッセー尾形はデビュー当時から注目してきたのですが、一人芝居の形態模写が得意なので、観る前から「どこまで天皇を再現するのか」に興味がありました。というのは、似過ぎていれば、似過ぎていることが笑いをとってしまうからです。これでは不敬です(笑)。この問題をどうやってクリアのかに大きな関心がありました。 実際に観てみた印象は、「うまくやったな」ということですね。彼であれば、もっと忠実に昭和天皇に似せることもできたはずですが、似せる部分を限っていましたよね。風貌についても、メイクなどで似せるような仕掛けを排除しています。名優ブルーノ・ガンツが『ヒトラー最後の十ニ日間』で見せた演技とは全く違う形で
目次 0 目的 1 要旨 2 契機 3 他者 4 定義 5 歴史 6 円環 7 差異 8 不死 9 虚構 0’未来 0 目的 巽孝之編『日本SF論争史』(以下本書)は2000年5月15日に初版が発行され、同年11月15日に第21回日本SF大賞を受賞した。選考会においては、史料としては偏向し過ぎている、という意見に対し、「SFに関わっている人間のマニュフェストととれば、まさに現在のSFをめぐる状況を考えたときに大賞を与えるにふさわしい著作ではないか」(とり・みき選評より)という意見が主流を占めた故の受賞であった。 編者は「SF史がそっくりそのまま20世紀特有の思想史たりうることを示し」つつ、「編纂者自身の物語学を遠慮なく刷り込んだ」(巽孝之「受賞の言葉」より)と述べているのだから、選考は妥当な評価を行ったと見るべきであろうが、ジャンルの「外よりも内へ向けて」(荒俣宏選評よ
2006年03月09日06:56 カテゴリ書評/画評/品評Math The Fibonacci Code フィボナッチ数に黄金比といえば、これを外すわけには行かない。 自然にひそむ数学 佐藤 修一 HPO:個人的な意見 ココログ版: 黄金比ってべき乗則なの?思い出せばバナナフィッシュを読んだときから、フィナボッチ数が気になっていた。 Passion For The Future: 黄金比はすべてを美しくするか--最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語数学では、この数はφ(ファイ)とも呼ばれる。本書の扱う話題は、あくまで「自然にひそむ数学」で、黄金比もその一部という扱いなのだが、その分量は本書の過半を占め、その範囲の広さは「黄金比はすべてを美しくするか?」に優るとも劣らない。何と言っても半額弱である。Amazonでも24時間発送(本entry現在)のようで入手も比較的容易だと思われるので是非。
平賀英一郎(ひらが・えいいちろう)『吸血鬼伝承――「生ける死体」の民俗学』(ISBN:4121015614,2000年)を読む。 好著の称号を献ずるに相応しい本だった。その良さは,冒頭の第I章を読むだけで伝わってくる。第I章「フォークロア的前提」は簡潔にして要を得るもので,わずか20頁ほどに本書の趣旨がまとめられている。 以下,後続する読者から楽しみを奪うという無粋な真似になってしまいかねないのだが,内容を紹介させてもらうことにしよう。これから読もうという予定のある方は,ここらでお引き取り願いたい。 著者の経歴は良く分からない。東欧の大学を渡り歩き,ハンガリーの大学で Ph.D を取得したことが記されているが,学術論文DBを開いても業績らしきものが出てこない。学問的系譜としては柳田民俗学に倣うものであることが序文で示されている程度である。しかし生い立ちの不明瞭さが,この著作の面白さを減じる
リーガロイヤル京都にて、ランチ。二人で7000円。俺のおごり(アイター まぁ美味しかったですけども。特にデザートが。でもやっぱりフレンチは重たい。 ピーター・シンガー『現実的な左翼に進化する』2003年 新潮社 読了 『実践の倫理』や『動物の解放』で知られる人の本ですね。面白かったです。進化論はよく優勢思想や右派の理論に援用されることが多かったけども、この書は左翼のために、進化論がどのように役立つかを考える。もちろん旧来の「左派」に真っ向ケンカうることにもなるようだけども。(M尾氏ご立腹) とりあえずエッセンスだけ引用 ダーウィニアン・レフトは以下のことをすべからず。 ・人間の本性の存在を否定すること、ならびに人間の本性は元々よいものである、あるいは限りなく変えられると主張すること ・人間どうしの対立や反目はすべてなくなると、政治革命、社会変革、あるいは教育の充実などの手段を問わず、期待を
そういえば正月「ハウルの動く城」(参照)を見た。いろいろ前評判なども聞いていたのがバイアスになっていて、ちょっと不安な感じもしたが、特に物語り上の破綻もなく、また映像としてもよく出来ていた。ジブリのなかではある意味で一番よく出来た作品ではないかと、言ってみて、ある意味っていうのは、外人が見てということかなと思い直した。 宮崎駿の作品で一番重要なことは私にしてみると、なんであれ楽しめるかということであり、楽しめるという点では「紅の豚」(参照)に次ぐものだった。なんであれ楽しいではないかと中途まで見つつ、半ばあたりで奇妙に考えこまされた。率直に言うと、この映画の主題は、東京大空襲ではないのか。誰かがそんな指摘をしているか知らない。欧米人もこの映画を評価していただろうから、ロンドンの空爆やドレスデン空爆などの連想があり、その意味で一般的な空爆のイメージでとらえられるのだろう……しかし、やはり、こ
今日はこんな本を読みました。 →『明治天皇を語る』(ドナルド・キーン・新潮新書) 公式記録として1万ページのテキストが残っている、生涯で詠んだ和歌は10万首もある、日記や手紙はまったくない、存在している写真は2枚しかない、という明治天皇に関するエピソードを、講演的にまとめたものです。 もっとちゃんと知りたい人には、同じ著者でこんなのもあります。 →『明治天皇(上) →『明治天皇(下) で、その、たった2枚しか撮らなかったという写真は、和装・洋装の20歳前後のときのものです。ネットで見つけたのではこんな感じ。 →洋装 →和装(横向き) で、それ以外の肖像は、とりあえず写真ではなくて全部絵だ、ということで。 こんな奴とか。 →こんな奴 これは、キョッソーネが描いた絵です。 で、おかしな個性として、ドナルド・キーンは以下のような話を挙げています。p31-35 ・刺身が嫌い(海魚は絶対に食べない)
米国の有名なシンクタンクの一つであり、インターネットの生みの親とも言えるランド研究所が人類の未来を考える上で重要だとする五〇冊の本のリストを昨年年末に提示していた。”50 Books for Thinking About the Future Human Condition”(参照)がそれである。各書籍にはなぜそれが重要かという簡単な解説もある。 日本人にしてみるとこうした書籍はできるだけ邦訳で読みたいものだ。なので、この機に邦訳があるものの対比リストをざっくりとだが作成してみた。 間違いもあるかもしれない。邦訳がないもので自分のわかる範囲については代替の本を挙げておいた。 なお、米国のシンクタンクの重要性については、「第五の権力 アメリカのシンクタンク(文春新書)」(参照)を一読されるといいだろう。 過去 The New Penguin History of the World 図説 世
脳はなぜ「心」を作ったのか―「私」の謎を解く受動意識仮説 スポンサード リンク ・脳はなぜ「心」を作ったのか―「私」の謎を解く受動意識仮説 私は心脳問題に答えをみつけたと断言した挑戦的な仮説本。 知情意(知性、感情、意思)、記憶と学習といった脳のはたらきは、脳の中の無数の機能モジュール(こびと)の相互作用の結果であると、脳科学では考えられている。「私」=意識は、この一連のプロセスを川とみなすなら、一番上流にいて、全体をコントロールする存在だと、従来は考えられてきた。 しかし、著者は、意識は川の最下流にいて、小びとたちの民主的な議論(相互作用)の結果を、ただ眺めている(追体験する)だけの受動的な存在なのだという仮説を提案している。そこには、あたかも意識が上流にいるかのような錯覚をさせる、無意識の仕組みがあるのだという。根拠にする研究データも含めて、ノーレットランダーシュのユーザイリュージョン
●2000年6月に出版された『ホロコースト産業』という本は、国際的な反響を呼び起こした。 ブラジル、ベルギー、オランダ、オーストラリア、ドイツ、スイスなど、多くの国でベストセラーリストに入った。フランスの『ル・モンド』紙は、2ページ全部を費やしてそれを批評し、その他に解説も書かれた。ドイツでは発売後2週間で13万部も売れた。 しかしこの本は、アメリカでは主流メディアから完全に黙殺され続け、9ヶ月でわずか1万2000部にとどまることになった。 『ホロコースト産業 ─ 同胞の苦しみを 「売り物」にするユダヤ人エリートたち』 ノーマン・フィンケルシュタイン著(三交社) ●この本の著者であるノーマン・フィンケルシュタインは、ニューヨーク市立大学で教鞭をとるユダヤ人社会学者で、ノーム・チョムスキーの弟子である。 フィンケルシュタインの両親はヨーロッパからの移民で、ワルシャワゲットーと強制収容所の生き
脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ スポンサード リンク ・脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ 脳科学を語らせたら当代随一の研究者ラマチャンドランが、名著「脳のなかの幽霊」の続編を出版した。前作のファンならば必読。一般向けの講演の記録がベースになっているので、さらに、わかりやすい。 ■脳にとって芸術とは何か 脳にとっての芸術を語る章を読んでいて思わず唸った。芸術は現実の写しではない。芸術とは脳が喜ぶ効果を生み出すために意図的に誇張したり、ゆがませる行為であると著者は言う。そして、ゆがませかたについての普遍法則を10ほど書き出した。 ラマチャンドラン教授が提唱する芸術の普遍的活動 1 ピークシフト 特徴を誇張する 2 グループ化 3 コントラスト 4 孤立 5 知覚の問題解決 いないいないばあ 6 対称性 7 偶然の一致を嫌う/包括的観点 8 反復、リズム、秩序性 9
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