タグ

ブックマーク / synodos.jp (19)

  • 今日からできる障害者雇用Q&A/大胡田誠・関哉直人編 / 弁護士 - SYNODOS

    障害者雇用の新たな制度がスタートするなか、多くの職場には戸惑いがあるのが実情です。障害のある人と一緒に働くためには、何をすればよいのでしょうか? 企業の担当者、就労支援の専門家、弁護士たちが、企業で障害のある人を雇うために必要な知識やノウハウを語った『今日からできる障害者雇用』(弘文堂)から、内容の一部をご紹介します。(シノドス編集部) コンプライアンスとしての障害者雇用 障害のある人には、長い間、差別・排除されてきた歴史があります。現在はさまざまな法律などが、障害のある人を社会に受け入れることを促していますが、障害のある人の社会進出は十分ではないのが現状です。 障害の有無にかかわらず、すべての人が1人の個人として生活できる社会にするためには、社会が障害のある人を積極的に受け入れることや、企業が障害のある人を積極的に雇用することが非常に重要です。そのために、障害者雇用促進法は、企業や地方公

    今日からできる障害者雇用Q&A/大胡田誠・関哉直人編 / 弁護士 - SYNODOS
    zevon
    zevon 2016/04/01
  • 「自然保護」を本気でやるには何が必要か――CEPAツールキットの紹介を中心に/吉永明弘 - SYNODOS

    昨年の12月、気候変動枠組条約の第21回締約国会議(COP21)がパリで行われた。温暖化に対する危機感が共有され、アメリカ中国も加えた多くの国で「パリ協定」が締結された。日でも比較的大きく報道されたのは、気候変動問題が現在最も重要な地球環境問題と認識されているからだろう。 気候変動枠組条約は、1992年のいわゆる「地球サミット」で生み出された条約だが、同じ会議でもう一つ、世界規模の環境条約が誕生している。それが「生物多様性条約」である。この条約は、自然保護に関する条約としては最も広い範囲をカバーし、また194もの国と地域が加盟しているという点でも重要な条約である。2010年には、この条約の第10回締約国会議(COP10)が名古屋市で開催され、話題を集めた。しかしそれから6年が経ち、名古屋会議について話題にされることは少なくなった。 全般的に、生物多様性問題は、気候変動問題に比べて注目度

    「自然保護」を本気でやるには何が必要か――CEPAツールキットの紹介を中心に/吉永明弘 - SYNODOS
    zevon
    zevon 2016/02/16
  • 図書館は格差解消に役立っているのか?/片山ふみ・野口康人・岡部晋典 - SYNODOS

    映画『スリーパーズ』(Sleepers)の主人公の一人であるマイケルは、ヘルズ・キッチン(地獄の調理場)と呼ばれるスラムで育ったが、少年院の図書室において独学で勉強し、地方検事になった。このようにアメリカ図書館は、あらゆる人が無料で利用できる開かれた教育施設であり、極端な例を挙げればホームレスが億万長者になるような階層の流動化に寄与する役割をもつとされている。(注) (注)たとえば、ジャーナリストの菅谷明子は、著書『未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告―』のなかで、ニューヨーク公共図書館が情報へのアクセスを担保し、個人の力を伸ばし、コミュニティを活性化させている実例を鮮やかに報告しており、同様の議論は図書館情報学者の川﨑良孝もおこなっている。 つまり、「富めるものはますます富み、貧しきものはますます貧しくなる」という、いわゆる「マタイの原則」を打破する存在として図書館は期待されてい

    図書館は格差解消に役立っているのか?/片山ふみ・野口康人・岡部晋典 - SYNODOS
    zevon
    zevon 2015/12/07
    町の最高学府たる中学校に併設されたおらが町の図書館が、若者のアジールとしての機能はなくともせめて様々な機会の場とならんことを。
  • 自然エネルギー開発に冷水を浴びせる――ウィナー『鯨と原子炉』の示唆と予言/吉永明弘 - SYNODOS

    最近、地方に行くと太陽光パネルの姿をよく見かける。しかも、屋根の上に設置されているだけでなく、田んぼや林の中にも多数のパネルが敷きつめられている。いわゆるメガソーラーである。この景色を見ると、「自然エネルギーが普及してきたのだな」という感想よりも先に、「いったいこれは何なのだ」という疑問がわいてくる。ツイッターなどにも、お気に入りの雑木林が切り拓かれてメガソーラーになってしまったことに対する衝撃をつぶやいたものを見かける。 田んぼや雑木林がメガソーラーに変わったということは、端的に言えば「開発が行われた」ということである。サイエンスライターのタカーチは、『生物多様性という名の革命』の中で、保全生態学者たちに、生物多様性を守ろうと思った理由を聞きまわっているが、その中で、ジェリー・フランクリンはこう述べている。「九歳くらいの頃、私は木が切り倒されるのを見るのが嫌でたまりませんでした。特に大き

    自然エネルギー開発に冷水を浴びせる――ウィナー『鯨と原子炉』の示唆と予言/吉永明弘 - SYNODOS
    zevon
    zevon 2015/09/17
    ソフト技術とハード技術の二分法が成り立たないケースは農業にもあるなあ。
  • “手乗り家畜”昆虫が拓く養殖ビジネスの展望/水野壮 - SYNODOS

    今年の大学一般入試の志願者数で、近畿大学が2年連続で全国1位になった。同大の広報担当者は、「近大マグロ」の効果が一役買っているのでは、と述べている。 「近大マグロ」は、卵から成魚まですべてのライフサイクルを人工管理する、近畿大学発の完全養殖技術で育てられたクロマグロだ。日人の魚介類に対する熱い思いが良くわかる一面といえるかもしれない。 近大マグロ以外でも、我が国では世界に先駆けて東京大学海洋研究所の研究グループらがニホンウナギの生態を解明し、完全養殖を実現している。このことはテレビや新聞でも盛んに取り上げられた。 完全養殖が注目を浴びているのは、今後好物の魚がべられなくなるのではないか、という人々の不安の裏返しかもしれない。ウナギやマグロだけでなく、世界全体の漁業生産量はここ20年以上頭打ちになっている。一方で人口の増加とともに需要は増えているため、天然資源だけでなく、養殖によって生産

    “手乗り家畜”昆虫が拓く養殖ビジネスの展望/水野壮 - SYNODOS
    zevon
    zevon 2015/05/08
    カメムシ牛にカメムシハマチかあ。
  • 「自己決定の裏の責任」と「集団のメンバーとしての責任」の悪いとこどり/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS

    「自己決定の裏の責任」と「集団のメンバーとしての責任」の悪いとこどり 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 経済 #小さな政府#自己責任 この連載は昨年10月に始まり、当初毎月一回一年間続けたものを書籍化する予定でしたが、PHP出版さんのご意向で、前回までの分で一旦出版し、続きについてはその一年後にまた出版することに決まりました。 そこで、シノドスさんには連載期間をその分延ばしていただき、一回あたりの分量を、これまでの半分ほどに減らして、ゆっくりしたペースで掲載していただくことになりました。読者のみなさんには、気長におつきあいいただけましたらうれしく思います。 連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 さて、ここまでのところでは、70年代まで普通だった国家主導型のシステムが、その後世界的スケールで崩れていった転換の質は、「リスク・決定・責任は一致すべきだ」ということだったこと

    「自己決定の裏の責任」と「集団のメンバーとしての責任」の悪いとこどり/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS
  • 食材としての昆虫とそのリスク――野外で採集し調理する「プチジビエ」を楽しむには/水野壮・三橋亮太 / 食用昆虫科学研究会 - SYNODOS

    昨年9月末に、岐阜県可児市の小中学校において複数の給パンに1~4匹のハエが混入した騒ぎがあった。これに対し給センターは、付着した部分を取り除いてべれば問題ないと指導した。 混入したハエはクロバネキノコバエという体長1、2ミリの小さなハエ。このハエはイエバエのように動物の腐った肉や排泄物にたかることはなく、キノコや植物をべる昆虫である。 筆者自身はクロバネキノコバエが混入したパンをべること自体に抵抗はないのだが、この事件の論点は混入したハエをべること自体の是非より、コバエ混入に至る過程に品管理上の不備がなかったかどうかだ。もし工場内に発生したキノコや腐敗した有機物からコバエが発生した、あるいは中毒をおこす細菌の侵入を容易に許すような環境だったとすれば衛生管理に問題があったと言わざるを得ない。だが、事件後の報道を見る限り、そういった問題を指摘する声は上がってきていない。 クロバ

    食材としての昆虫とそのリスク――野外で採集し調理する「プチジビエ」を楽しむには/水野壮・三橋亮太 / 食用昆虫科学研究会 - SYNODOS
    zevon
    zevon 2014/10/23
    加熱大事。ちょう大事。ワイルドパクチーことカメムシも湯通しするとほどよくマイルドになるよ。
  • ケインズ復権とインフレ目標政策――「転換X」にのっとる政策その2/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS

    ケインズ復権とインフレ目標政策――「転換X」にのっとる政策その2 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 経済 #インフレ目標#ケインズ ちょっと前、「黒子のバスケ」脅迫事件初公判での被告人の意見陳述がネット上で話題になっていたことがありました[*1]。 30代半ばにして年収200万円を超えたことがない派遣労働者が、漫画「黒子のバスケ」の成功を僻んで、その関連のイベントや商品販売を妨害する脅迫を繰り返した事件ですが、「生まれたときから罰を受けている」といった言葉から始まり、「こんなクソみたいな人生やってられるか! とっとと死なせろ!」と言い放って終わるその文章に、「一歩間違えれば自分もこうなったかも」という、いまの「滑り台」社会を憂うコメントの数々が寄せられたものでした。 しかし、その際に多くの人の目を引いた彼の次の文章の中に、私は一箇所ひっかかりを感じたのです。 「いわゆる「負

    ケインズ復権とインフレ目標政策――「転換X」にのっとる政策その2/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS
  • 『1984 フクシマに生まれて』刊行記念 大野更紗と開沼博が選ぶ「生き抜くためのブックレット」/大野更紗×開沼博 - SYNODOS

    2014年2月に刊行された大野更紗・開沼博著『1984 フクシマに生まれて』(講談社)。その刊行記念として3月23日に池袋で開かれたトークイベントでは、書の紹介に留まらず、著者のふたりが考える「現代社会を生き抜くために、今、読むべき30冊」が紹介された。1984年、福島県生まれという共通点を持つふたりは、いま読者に、どんなを手に取ってもらいたいと考えているのか。イベントの抄録をお送りする(構成/金子昂)。 大野 みなさんこんにちは、大野です。 開沼 開沼です。よろしくお願いします。 大野 今日は日曜日の午後という貴重な時間にもかかわらずトークイベントにお越しいただいて当にありがとうございます。会場であるリブロ池袋店さんが入っている百貨店があまりに混んでいて、駅の改札からこのイベントルームに辿り着くまでに、35分もかかりました。車椅子がぜんぜん前に進まなくて。 開沼 まずは『1984

    『1984 フクシマに生まれて』刊行記念 大野更紗と開沼博が選ぶ「生き抜くためのブックレット」/大野更紗×開沼博 - SYNODOS
    zevon
    zevon 2014/05/03
  • カジノと街づくり――複合型施設の可能性とは/木曽崇×木下斉 - SYNODOS

    昨年12月に国会に提出されたカジノ推進法(IR推進法)。カジノ設立は、地域の街づくりとどう関わっていけるのか。国際カジノ研究所所長・木曽氏と、長年街づくりに関わる木下氏が語り合う。α-Synodos vol.146+147「GW目前!リゾート特集」より、一部転載する。(構成/山菜々子) ―― 今日はカジノと街づくりについてお話していただければと思います。「カジノ」と聞くと、ネガティブなイメージをもっている方も多いかもしれません。賭け事に打ち込んで人生を無駄にしてしまったり、マフィアが牛耳っていたり、カジノの奥には隠し部屋があって悪い親分がいたり…… 木下 それは、映画の観過ぎなんじゃないかな(笑)。 木曽 私も、こんな外見なので恐い人によく間違えられます。 木下 ははは(笑)。「賭け事はダメだ」とキレイごとで言いますが、現実解としてずっと昔からあったわけですし、今もあるわけですからね。建

    カジノと街づくり――複合型施設の可能性とは/木曽崇×木下斉 - SYNODOS
    zevon
    zevon 2014/04/21
    かつての競輪場経営問題研究家として読み始めたけど、これからの公共施設のあり方についていろいろ示唆的でした。
  • 「宇宙SF」の現在――あるいはそのようなジャンルが今日果たして成立しうるのかどうか、について/稲葉振一郎 - SYNODOS

    「宇宙SF」の現在――あるいはそのようなジャンルが今日果たして成立しうるのかどうか、について 稲葉振一郎 社会哲学 情報 #タウ・ゼロ#超人類#ポストヒューマン#synodos#老人と宇宙#シノドス#フェッセンデンの宇宙#SF#天の光はすべて星#ロケット・ドリーム#最後にして最初の人類#スター・トレック#スターメイカー#ワイオミング生まれの宇宙飛行士 宇宙開発SF傑作選#第六大陸#ディアスポラ SFにとって伝統的なペット・テーマである宇宙――宇宙開発、星間文明、異星人との接触といった主題系は、近年やや存在感を弱めているように思われる。マリナ・ベンジャミンのルポルタージュ『ロケット・ドリーム』(青土社)は、従来考えられていたより宇宙航行は生身の人間にとってはるかに過酷であること(放射線被曝、無重力等の人体への悪影響等々)、地球外知的生命探査(SETI)が今のところほとんど成果をあげられていな

    「宇宙SF」の現在――あるいはそのようなジャンルが今日果たして成立しうるのかどうか、について/稲葉振一郎 - SYNODOS
    zevon
    zevon 2014/03/22
    そういえば稲葉せんせの名前を知ったのは妹が持ってた『ナウシカ解読』だったなあ。
  • 福島の「帰還か移住か」を考える――経済学の視点から/中西準子×飯田泰之 - SYNODOS

    科学物質のリスク評価を長年研究してきた中西準子氏による『原発事故と放射線のリスク学』(日評論社)が刊行された。専門家同士の垣根を越えた対談と、除染に関する目標値の提案を柱にした書は、「タブー」とされてきた数々のものに、リスク評価の観点から切り込んでいく。今回は、第3章「福島の「帰還か移住か」を考える――経済学の視点から」より飯田泰之氏との対談の一部を抄録した。(構成/柳瀬徹) 中西 福島第一原発事故により、第一原発周辺地域では今でも多くの方々が避難や移住を強いられています。除染も思うように進まず、補償の方向性も定まっていません。 とくに除染に関しては莫大な費用がかかる上に、おそらく政府が目標として設定している線量まで低減できない区域も出てきてしまうでしょう。はたして除染と帰還だけを前提にした政策が正しいのか、経済学的な視点で分析していただくとどうなるのだろうというのが、飯田先生にお話を

    福島の「帰還か移住か」を考える――経済学の視点から/中西準子×飯田泰之 - SYNODOS
    zevon
    zevon 2014/03/14
    『撤退の農村計画』的な話も。本買います。 http://tettai.jp/
  • ハイエクは何を目指したのか ―― 一般的ルールかさじ加減の判断か/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS

    ハイエクは何を目指したのか ―― 一般的ルールかさじ加減の判断か 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 経済 #新自由主義#ハイエク 前回は、ソ連型システムの時代のハンガリーの体制批判経済学者、コルナイさんの言っていたことに基づき、ソ連型システムがなぜうまくいかなくなったかを見ました。 リスクと決定と責任がズレていると、リスクを無視した無責任な決定がどんどんとなされてしまう。リスクと決定と責任を、できるだけ一致させるような仕組みにすることが、ソ連型システム崩壊にともなう転換に課せられていた当の課題だったのだ。その点から言うと、西側資主義世界でもこれと同じ課題はたくさんあるのに、ソ連崩壊の教訓にのっとったつもりで、かえってこれと逆行するような誤解した政策が新自由主義サイドによって推進されてきた……ざっとこのようなことを見ました。 さて、同じくソ連型システム批判と言えば、西側に

    ハイエクは何を目指したのか ―― 一般的ルールかさじ加減の判断か/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS
  • どうして妻は不機嫌なんだ?――産後に冷え込む夫婦の愛情/『産後クライシス』著者・内田明香さんインタビュー - SYNODOS

    どうしては不機嫌なんだ?――産後に冷え込む夫婦の愛情 『産後クライシス』著者・内田明香さんインタビュー 情報 #新刊インタビュー#産後クライシス#家族の55年体制 「子どもが生まれてからなぜかが不機嫌だ……」「一緒に育てるって言っていたのに、話が違う!」あるデータによると出産後に夫婦の愛情は急速に冷え込み、その後の夫婦生活に致命的なひびがはいってしまうらしい。この現象を「産後クライシス」と名付け、そのメカニズムを解明したNHK報道記者の内田明香さんとディレクターの坪井健人さんによる『産後クライシス』(ポプラ新書)。「はもう夫を愛していない?」「夫の愛情はに伝わっていない?」著者の内田明香記者にお話をうかがった。(聞き手・構成/金子昂) ―― ご著書では出産後に夫婦の愛情が冷え込むことを「産後クライシス」と名付けられています。どういった経緯でこの問題に気が付かれたのでしょうか? ベネ

    どうして妻は不機嫌なんだ?――産後に冷え込む夫婦の愛情/『産後クライシス』著者・内田明香さんインタビュー - SYNODOS
    zevon
    zevon 2013/12/07
    嫁様が今月予定日です。読むます。
  • ソ連型システム崩壊から何を汲み取るか──コルナイの理論から/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS

    ソ連型システム崩壊から何を汲み取るか──コルナイの理論から 松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 経済 #リスク・責任・決定、そして自由!#コルナイ#ソ連型システム さて、30年前ぐらいから世界中で迫られた「転換X」の正体は何か──国家主導体制が崩れて、「小さな政府」に転換することだと思われていたけど、そうでなかったのなら何だったのか──ということをこれからお話ししていくわけですが、これを、当時この転換を提唱していた経済学者の言っていたことを振り返ってみる中から、確認したいと思います。 このときキーワードになるのは…… リスクと決定と責任 ということです。 さらにもう一つ、 予想は大事 ということも覚えておいて下さい。 それで、まず、一番典型的だったソ連型の経済システムがなぜ崩壊したのかを検討することから始めたいと思います。 ソ連も崩壊して20数年になりますので、若い人たちには

    ソ連型システム崩壊から何を汲み取るか──コルナイの理論から/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS
    zevon
    zevon 2013/11/28
    大きなことは申せませんが自営業者として腑に落ちました。あと国土の多様さのわりにざっくりすぎる農業政策とかも連想。
  • 「小さな政府」という誤解/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS

    この連載では、これまでの三十年ほど、世界中でみんなが「大きな誤解」をしてきたという話をします。 「誤解」というのは何かと言うと、「小さな政府」というスローガンのことです。こないだ亡くなったイギリスのサッチャーさんから始まって、小泉さんとかブッシュさんとか、このかんずっと、世界中でいろんな政権が追求してきましたよね。 最初はいま名前をあげた人たちなんかが、大きな企業が自由におカネもうけできるようにしよう、もっと競争を激しくしようということで、「小さな政府」の路線を進めました。「新自由主義」政策と呼ばれています。 これが、格差だとか貧困だとか、地域の人々の絆の崩壊だとか、金融危機だとかをもたらしたというわけで、今度は、イギリスのブレア政権とか、アメリカのクリントン政権だとかが、もう少しマイルドにした路線をとりました。新自由主義でも、これまでの福祉国家でもない、「第三の道」だとかと自称していたも

    「小さな政府」という誤解/松尾匡:連載『リスク・責任・決定、そして自由!』 - SYNODOS
    zevon
    zevon 2013/10/24
    松尾さんの語り口はやっぱりええなあ。わくてか。
  • 柏市の事例報告および地域協働・地域ブランディングの可能性について/五十嵐泰正 - SYNODOS

    被災地の復興が思うように進展しないなか、どうすれば、3年目を「復興元年」にできるのか。2013年3月31日に開かれた、復興アリーナ(WEBRONZA×SYNODOS)主催シンポジウム「『安全・安心』を超える〈価値〉とはなにか――危機を転機に変えるために――」記事はシンポジウムから、筑波大学大学院人文社会系准教授であり、柏市で展開された「安全・安心の柏産柏消」円卓会議に携わってきた五十嵐泰正氏による基調講演「柏市の事例報告および地域協働・地域ブランディングの可能性について」をお送りする。必ずしも岩手、宮城、福島のいわゆる被災三県とは同じ状況と言えないが、ホットスポットとして話題となり苦しんできた柏市が、震災以降どのような取り組みを行ってきたのか。そこからわれわれはなにを学ぶことができるのか。分断を超えた真の復興を目指す、その道筋を探るために。(構成/小嶋直人) 日は、わたしが行ってきた

    柏市の事例報告および地域協働・地域ブランディングの可能性について/五十嵐泰正 - SYNODOS
    zevon
    zevon 2013/09/25
    勝川先生の「ホームで勝てなければ、アウェーで勝てるはずがない」はわしも肝に銘じております。
  • わたしたちの自由はどうやって守られているのだろう ―― 繊細な憲法を壊さないために/憲法学者・木村草太氏インタビュー - SYNODOS

    大好評「高校生のための教養入門」シリーズ。第七回目にご登場いただくのは憲法学者の木村草太先生です。一票の格差問題や憲法96条の改正など、ここのところ頻繁に話題にあがるようになった憲法。いまこそ、改めて憲法がなぜ必要なのか、どんな法律なのかを考えるタイミングなのかもしれません。憲法ってなに? 憲法学ってなにを研究するの? 木村先生にお話をうかがってきました。(聞き手・構成/金子昂) ―― 木村先生のご専門である憲法学はどんな学問なんでしょうか? 憲法学は国家のルールを研究する学問です。 憲法という言葉は、1)国家を成り立たせている国民の頭のなかにあるルールという意味と、2)それを明文化した文書という二つの意味があり、専門的には、1)頭の中のルールの方を「憲法」、2)文書の方を「憲法典」と呼んで区別します。多くの人がイメージする憲法は、後者の「憲法典」の方でしょう。 憲法と憲法典にはズレがある

    わたしたちの自由はどうやって守られているのだろう ―― 繊細な憲法を壊さないために/憲法学者・木村草太氏インタビュー - SYNODOS
    zevon
    zevon 2013/06/24
    木村さんの『憲法の創造力』面白かった。憲法は常に身近にあって繊細でそして面白い。
  • 憎悪表現(ヘイト・スピーチ)の規制の合憲性をめぐる議論/小谷順子 - SYNODOS

    20世紀の半ば以降、過激な人種差別思想の台頭に直面した国々は、これを深刻な事態として受け止めた。そして、こうした差別思想にもとづく憎悪表現を規制すべく、人種差別撤廃条約4条において、差別思想の喧伝を禁止する法律を制定するよう加盟国に義務づけた。 現在、イギリス、フランス、ドイツ、カナダなどでは、この条文を履行すべく憎悪表現を規制する法律を設けている。一方、アメリカは、表現の自由の保障を最大限に保障しようとする判例法を背景に、第4条に留保を付して表現規制を回避するかたちで条約体に加入しており、現在も憎悪表現を規制する立法は行っていない。アメリカ同様、日も同条に留保を付して加入しており、憎悪表現を規制する立法を行っていない。 過去10年ほどのあいだで、日国内においても、インターネット上を中心に、自己とは異なる人種・民族集団に属する人々に対する憎悪や偏見の表現を、日常的かつ一般的に見聞きす

    憎悪表現(ヘイト・スピーチ)の規制の合憲性をめぐる議論/小谷順子 - SYNODOS
    zevon
    zevon 2013/05/23
    こういった、社会の落とし所を探る憲法解釈論の議論をもっとみんなで共有できればいいな。しかしガス抜きとして憎悪表現認めるという論があるのは知らなんだ。
  • 1