福島第1 海水トリチウム3800ベクレル 最大値更新 福島第1原発の汚染地下水海洋流出問題で、東京電力は14日、1号機近くの海水から1リットル当たり3800ベクレルの放射性トリチウムを検出し、最大値を更新したと発表した。 採取日は11日。これまでの最大値は3100ベクレル(7月28日採取)だった。1号機と2号機の取水口近くで同じ日に採った海水からも2300ベクレルが検出された。こちらも最大値(1800ベクレル)を上回り、広範囲で海洋汚染が深刻化していることを裏付けている。 東電は海岸線の地中に「土の壁」を埋め込んで地下水を食い止める地盤改良工事を進めているが、地下水が土の壁を乗り越えて海に流れ出す現象が続いている。