国内で唯一運転していた福井県にある大飯原子力発電所4号機が、今月16日、定期検査のために原子炉を停止。 この結果、国内の原発は50基すべてがおよそ1年2か月ぶりに運転を停止しました。 原発の運転再開の行方はどうなるのか、課題は何か。 科学文化部の管谷友美子記者が解説します。 唯一運転の大飯4号機停止 福井県にある関西電力の大飯原発。 3号機が、今月2日、発電を停止して定期検査に入り、残る4号機が国内で唯一運転を続けてきました。 その4号機では、関西電力が15日の夕方から原子炉の出力を徐々に下げる作業を進め、深夜に発電を停止。 16日午前1時半に原子炉を停止しました。 この結果、国内の原発は50基すべてが運転を停止しました。 国内のすべての原発が運転を停止するのは、およそ1年2か月ぶりのことです。 大飯だけが動いてきた経緯 おととしの東日本大震災の前、国内では37基の原発が運転