日本が誇るスタジオジブリの新作「コクリコ坂から」と、最強ファンタジーシリーズの完結作「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」。知名度もブランド力もヒット力も拮抗する今年の2大夏休み映画だが、実際のところ出来はどうなのか? 歯に衣着せぬ物言いで知られる押井守監督が、「TV Bros.」7月20日発売号(東京ニュース通信社刊)に登場し、その真価のほどを語っている。 【関連写真】ジブリ新ヒロインの長澤まさみインタビュー、「コクリコ坂から」はすごく心地よい作品 ハリーポッターシリーズは続けて観ているという押井監督は、「ハリーたちと観客が一緒に年を取っている。そういうファンタジーはこれまでなかった」と振り返り、「やっぱり子役たちに魅力があった。『ナルニア国物語』の子役たちは普通過ぎてダメ。たとえ原作に“普通の子”と書かれていても、映画は普通じゃない子でないと。普通じゃない子に普通の子を演じて