模擬弾道ミサイルを発射=防衛システムの検証開始−防衛省 模擬弾道ミサイルを発射=防衛システムの検証開始−防衛省 防衛省は6日、国内に配備された弾道ミサイル防衛(BMD)システムの作動状況を確認するため、石川県の能登半島西方沖で模擬ミサイルを発射したと発表した。模擬ミサイルを使った検証作業は初めて。 同省によると、航空自衛隊のF15戦闘機が、弾頭から爆薬を抜くなど改造した空対空ミサイル1発を発射。模擬標的と確認されたほか、空自レーダーでの追尾に成功したという。 来年度末までに計15発を発射する計画で、経費は約82億円。探知情報を集約して迎撃方法の選定を行う自動警戒管制システム(JADGE)の機能も検証するが、イージス艦などによる迎撃は試さないという。(2011/09/06-19:58)