ロールケーキのような雪の造形=10日午前9時、東京都世田谷区、竹原大祐撮影 東京都内で9日から10日にかけて降った雪が、世田谷区の乗用車のフロントガラスに“オブジェ”を残した。 防災科学技術研究所雪氷防災研究センター(新潟県)によると、家の屋根などから雪の塊がガラスの雪面に落ち、巻かれたのではないかという。山形県庄内地方では「雪俵」と呼ばれる。 ぼた雪、朝晩の気温差、強風という条件が一致して起こる珍しい現象だ。見つけた親子は「ロールケーキみたい」。思いがけない雪の贈り物に歓声を上げていた。
ロールケーキのような雪の造形=10日午前9時、東京都世田谷区、竹原大祐撮影 東京都内で9日から10日にかけて降った雪が、世田谷区の乗用車のフロントガラスに“オブジェ”を残した。 防災科学技術研究所雪氷防災研究センター(新潟県)によると、家の屋根などから雪の塊がガラスの雪面に落ち、巻かれたのではないかという。山形県庄内地方では「雪俵」と呼ばれる。 ぼた雪、朝晩の気温差、強風という条件が一致して起こる珍しい現象だ。見つけた親子は「ロールケーキみたい」。思いがけない雪の贈り物に歓声を上げていた。
関西の私鉄が今春、相次いで開業100年を迎える。 ターミナルに百貨店をつくり、沿線の住宅地なども開発して「私鉄王国」と言われた関西だが、近年は少子高齢化や景気低迷で利用者の減少に悩む。私鉄各社はかつての栄光を取り戻すため、新たな沿線開発や知名度向上を集客につなげようと躍起になっている。 阪急電鉄の前身、箕面有馬電気軌道は1910年(明治43年)3月10日に開業。創業者の小林一三氏は「京阪神は鉄道省にやってもらわなくてもいい。大きなお世話だ」と考えた。住宅地を開発したほか、宝塚歌劇を創設、梅田駅に日本初のターミナル百貨店をつくるなど現在の私鉄経営のモデルを築いた。 関西は私鉄発祥の地だ。大阪・難波と堺を蒸気機関車で結んだ阪堺鉄道(現在の南海電気鉄道)が、日本初の純民間資本の鉄道だった。1910年春には、現阪急に続き、兵庫電気軌道(山陽電気鉄道)、嵐山電車軌道(嵐電)、京阪電気鉄道が相次いで開
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