韓国近現代史教科書、どのように改められたのか(上) 軍事クーデターや維新独裁も称賛 現行の中高校教科書の理念的偏向を改善すると主張し、発足したニューライト団体「教科書フォーラム」は29日、「韓国近現代史代案教科書」の試案を公開した。教科書フォーラムは30日にソウル大で開催の「韓国近現代史代案教科書、このように書き改めました」シンポジウムで各界の意見を取りまとめた後、来年3月に決定版を出す予定だ。 「代案教科書」は、朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領が1961年に起こした5・16軍事クーデターを「革命」と表記し、維新体制(1972年の憲法改正を通じ、朴正煕大統領が独裁を敷いた体制)を肯定的に評価するなど、現行教科書とは明らかに異なる歴史観が盛り込まれている。 ◆「朴正煕時代」に対する異なる見方 多くの高校で採択されている金星出版社の韓国近現代史教科書は、5・16軍事クーデターを「軍事政