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ブックマーク / med-legend.com (9)

  • 医学都市伝説: 自民党は負けない、多分

    最近のマスコミ報道をみていると、今度の参議院選は野党の圧勝に終わり、アベ内閣は退陣せざるをないというのが既定の事実のように書いてある。私にはとても当とは思えず、自民党は多少の議席減はあるものの、自公で過半数維持、アベさんは当然続投という結果になるだろうと確信しているので、一応公示の日にその予想を公開しておく。 確かに、アベさんは間抜けな美辞麗句を並べるばっかりで、内容が全然伴わないのには呆れる。しかし、前任者たちと比べて、とりわけひどいかといわれたら、そう変わらんわけである。なんか凄いことをやったように言われているコイズミさんだって、具体的なところでは、よう意味のわからん郵政民営化を決めただけのこと。妙な雰囲気だけは確かに作りましたがね。 もちろん、社会格差はコイズミさん時代に広がったと人は感じ、現にいわゆる負け組が世に充ち満ちているのも事実であるが、勝者だとされている人々だって、階層を

    zonia
    zonia 2007/07/14
  • 医学都市伝説: ルシファー効果

    スタンフォード監獄実験という心理学実験について、聞いたことがある方は数多いであろう。1971年夏、スタンフォード大学心理学教室のフィリップ・ジンバルドによって計画され、予想以上の問題点を露呈して予定日程なかばで中止された実験である。Wikipediaにその詳細がアップされているので、興味ある方は参照して頂きたい。 この実験が意図していたのは、人間の残虐性というものが個別的な性質によるものなのか、社会的な役割によって導かれるものなのかを確かめることであった。実験は、ボランティアから、性格や行動上の偏倚が少ないと判断された被験者21名を、ランダムに囚人10人と看守11人に振り分け、2週間の予定でその行動を観察した。 彼らは大学の地下室にしつらえられた「監獄」に送られ、囚人役、看守役それぞれに対し、いかにもそれらしいコスチュームや行動原則が割り振られたのだが、実験開始直後から、当初の設定を超えて

  • 医学都市伝説: 豚肉+コーラで寄生虫がゴロゴロ?

    2007年03月11日  豚肉+コーラで寄生虫がゴロゴロ? [都市伝説・デマ・トンデモ, 医学・科学関連] 一部の宗教文化では、豚は不潔で卑しい動物であり、その肉をべることはタブーとされている。この禁忌にはそれなりの根拠というものがあり、それは豚肉が寄生虫疾患(トキソプラスマ症、有鉤条虫症、旋毛虫症)の原因になりやすいということらしい。特に旋毛虫症は診断がつきにくく、治療にも限界があるという特徴がある。 実際、米国疾病予防管理センター(CDC)の寄生虫症予防ガイドラインでは、豚肉を生や、充分火が通っていない状態ではべないように警告している。近年かなり減少しているとはいえ、なお年間10例以上の感染例が発症しているという(そのほとんどが野豚、イノシシ、熊などの野生動物からの感染であって、普通の市販豚肉はまず安全なのでお間違いのないように)。 旋毛虫症はまず致命的になることはないが、腸内で孵

    zonia
    zonia 2007/03/11
  • 医学都市伝説: 「ことのは」復活

    2006年09月12日  「ことのは」復活 [ウェブサイト] CIAとか革マルなどとグルになった医療機関の陰謀で、適応の怪しい手術を受けるように持ちかけられ、「経過不良」を理由に消されたに違いないと思っていた「ことのは」ブロググループの松永氏が、9月初めに退院し早速活発な執筆活動を展開しているようで、ご同慶の至りである。 6月頃、まったく復活の兆しがないので、絶対闇に葬られたと思っていたんだが、あの時もうちょっとその疑惑を無理押ししてあちこちで吹聴してみたら面白かったかなと、今になって反省している。きっと脳内陰謀論信奉者がさまざまな反応してくれたに違いないのに。 決まらない冗談ははともかく、やはり彼の病気は結核性膿瘍であったようで、昔からの言い伝え通り、切開処置はかなりの合併症というか、延々と排膿が続いて縫合不全をおこすという経過になったようだ。抗結核剤の内服と、局所への注射程度で対応した

  • 医学都市伝説: 暗いところで本を読んでも目は悪くならない

    2006年07月04日  暗いところでを読んでも目は悪くならない [医学・科学関連, ニュース] ニューヨーク・タイムズ健康欄記事より(閲覧には登録が必要)。 夜中に懐中電灯でを読んだ経験のある人なら、誰でも暗いところで字を読むのは目に悪いと注意された経験があるはずだ。そんなことをしていたら目を悪くする。視力が落ちるよと。 しかし大方の眼科医によると、暗いところで読書すると目の緊張を高めて頭痛の原因にこそなれ、持続的なダメージを与えることはないという。ほとんどの人は加齢と共に視力が落ちる傾向にあるが、遺伝学的研究によれば、どのように低下していくかを決定するのは家族歴であるとのことだ。 それでも一部の研究者は、子供の頃から目に負担をかけ続けることに警鐘を鳴らしている。暗いところでを読むだけでなく、長時間の読書を続けるだけでも、人生後半の視力低下を引き起こすというのだ。 例えば、米国やそ

  • 医学都市伝説: 抗てんかん薬による絶対音感の変化

    2006年06月28日  抗てんかん薬による絶対音感の変化 [医学・科学関連] 他の医療機関で治療を受けていた、てんかん発作の患者さんが、症状コントロールがうまくいかないとのことで私の外来を訪れた。発作が起こるようになって約3年になり、定型的な薬物治療で当初はかなり症状は押さえ込まれていたのだが、ここ3ヶ月ほど前から発作が頻発するようになったとのこと。 てんかん発作の治療というのは、基的には薬物の選択と量の調整がすべてで、効果的な薬が開発された今では、脳外科や神経内科の守備範囲になりつつある。しかし中には精神症状が出る場合もあり、結局もつれた例は我々のところに回ってくることになる。我々の方は、普通のてんかん治療経験がどんどん減っているのだから、これはよく考えれば妙な話である。 この例はそういう経緯ではなく、てんかん発作そのもののコントロールを求めて転医してきたのだが、なにしろ私のてんかん

  • 医学都市伝説: 結核考

    2006年04月20日  結核考 [医学・科学関連] ことのはグループの管理人、松永氏が健康を害しておられ、それも若い人には珍しい肺結核とその関連疾患と診断され、近く入院されるというので心配している。大きなお世話だと思われるだろうが、やはり主な原因となったのは信者時代のオウム=アレフでの集団修行生活であろう。とくに生活上の厳しい戒律の影響は大きいと思われる。人間、いたいものをうことが一番だと、今更のように思う。 精神科なんかやってると、身体のことなんか知らんだろう、特に結核なんか全く門外漢だと思われるかも知れないが、結核のことなどほとんど問題にならなかった時代にも、私はけっこうこの病気とつきあうことが多かった。一つには長期入院が普通であった精神病棟では、しばしば結核の集団感染があり、その予防を考える必要があったこと。栄養状態が悪くなりがちな、慢性アルコール中毒患者や薬物中毒患者に結核

  • 医学都市伝説: 「ことのは」騒ぎについて

    2006年03月22日  「ことのは」騒ぎについて [ウェブサイト] 昨日のヒマネタに対して「そんなことより、旧知の松○さんについて記事書いてちょ」というよく意味のわからないコメントがあった。はて?「旧知の松○さん」?誰のことだろう。 そんなわけで今日一日、松で始まる人について考え続けていた。松人志?松岡修造?松平健?松雪泰子?松坂大輔?その前の話題つながりで、松崎明のことをいっているのか?そのうちの誰であれ、TVとか報道では知っているが、個人的な知り合いなんかじゃないのだし。松田洋子ならお近づきになってもいいかな。 釈然とせぬままネタ探しのウェブ巡りをしていてハタと思いついた。松永英明氏のことを言っているのか。なるほど、確かに旧知ではある。でもこちらは彼が松永というペンネームを使い始める前に知り合ったので、彼と松永という名前を結びつけるのはちょっと困難だった。 詳しいことは忘れてしまい

  • 医学都市伝説: 原初的生命体ヌードルウス・ダブルウスの創出

    2006年02月05日  原初的生命体ヌードルウス・ダブルウスの創出 [医学・科学関連] メリーランド州フレドリック在住の分子情報理論研究者(多分)、トーマス・D・シュナイダー博士によるウェブ論文、「初期生命体ヌードルウス・ダブルウスの創出:インテリジェント・デザインの証明」"Origin of the Novel Species Noodleous doubleous: Evidence for Intelligent Design."の紹介。 抜粋:「ペンネ・リガーティは、沸騰水のなかで自発的にリガトーニの中に入り込み、今ままで存在しなかった種であるヌードルウス・ダブルウスを形成する。この自発的な入り込みによる新種創造の確率は熱力学的な計算では極めて低いものであり、インテリジェントデザインというものが働いている明白な証拠だと考えられる。」 シュナイダー博士は直径24cmの鍋に水を沸騰さ

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