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ブックマーク / sarutora.hatenablog.com (8)

  • 猿虎日記 - この人要らないんじゃないか

    喫茶店で大学生ぐらいの男女が話をしていた。なんかいつも立ち聞きをしているようだが、ついまたその一部が耳に入ってきてしまった。女性の方が、どこかの公共施設にスタッフが多すぎるのではないか、と感じた話をしていた。「無駄な人が多すぎると思う」というようなことを言っていた。そのようなことを誰かに言ったところ、「地域の雇用創出という意味では、そういう考え方は間違っている」とその誰かに諫められた、というような話もしていた。しかし、彼女は納得がいっていないようだった。「いつもあそこにいくと、あ、この人要らないじゃん、とか思うんだよね」と。 もちろん彼女は、「その人」が、単に「そこのスタッフとして」要らない、と言っているだけであって、「その人」の生存そのものを否定する意味でその言葉を使っているわけではない、のだろう。だから、彼女の言葉に反応してしまう、というのは、クビキリという言葉を使う人を見て、「『首を

    猿虎日記 - この人要らないんじゃないか
    zonia
    zonia 2006/05/06
    役に立たない奴は即刻消え去ればいいのに。ということをいってる自覚がないのか。いや、言い過ぎか。
  • デモの行き方改めデモのつぶし方 - 猿虎日記

    アブナイ人たち 先日の「デモの行き方1」という記事では、まずさしあたり、私が参加した「ただ歩くだけのどうってことのないデモ(と私が思っていたところのもの)」について紹介し、デモがいかに「敷居が高くない」かを訴えるつもりでした。で、2では、私が参加したことのあるいわゆるサウンドデモ系のデモのことを書いて、そっちはちょっと雰囲気が違って、おびただしい警官の数(下手するとデモ隊以上)とものものしい警備がある、というようなことも書こうと思っていました。そこでは、using_pleasureさんの言うような たしかにデモに参加すると、なんだか政治活動を行ったという「実感」を得ることができるし、満足感もあるような気はする。警官隊が間近にいるから、国家権力と直に対峙しているような気になれる。けれど、それはそれで劇場化された見世物(この場合のオーディエンスは自分自身)にすぎないように思うし、結局そこでは「

    デモの行き方改めデモのつぶし方 - 猿虎日記
  • となり町戦争 - 猿虎日記

    今月号の『ダ・ヴィンチ』をつらつら見ていたら、『となり町戦争』の著者三崎亜記氏のインタビューが載ってました。1970年生まれで、現在も福岡で公務員として働いている方だそうです。私はこの話題の、まだ未読なんですが、面白そうなので読んでみようと思っています。設定だけ見る限り、筒井康隆×永井豪の怪作反戦マンガ『三丁目が戦争です』を思い出しますが、そういうテイストの話ではないみたいですね。ただ、インタビューの中のこの発言が、ちょっと気になりました。 「私たちの世代というのは、ほとんど刷り込みのように反戦教育を受けてきました。自分の心で『戦争』を感じる以前に、戦争は悪だ、と教えられてきた。けれども湾岸戦争のとき、私も、私の周囲の友人たちも、戦争はいけないことだけれども、今回の場合は『仕方がないこと』として受け入れてしまっていました。その矛盾にすごく違和感を感じたんです」(……) 「15年前はそれで

    となり町戦争 - 猿虎日記
    zonia
    zonia 2006/05/01
    戦争反対についての言説についての言説かあ。
  • デモの行き方1 - 猿虎日記

    ※追記あり デモ関連のことを書けば書くほど、まるで、私はみんながデモに行かないことを嘆いており、みんなにデモへの参加を呼びかけているかのようになってしまっているような気がしてそれが実は気になっています。いや、別にそういうわけではなく、もともとは、デモが衰退したことを高みから批評しているような文への違和感を表明したかっただけ、ではあるのですが……。でも、逆に「行かなくてもいいんだ」とムキになって言うのもかえって変だし(笑) というわけで、いつも拝見しているspongeyさんが、「デモの敷居」というのを書いています。http://d.hatena.ne.jp/spongey/20060429 だけど、わたしデモ好きとはいえ、デモってものがどういう手順で行われるのか知りません。 いろんなデモがあるだろうけど、デモが開催されるときにわかったらいいなと思うのは、、 誰かが主催してるものなのか。 だと

    デモの行き方1 - 猿虎日記
  • 愛国金 - 猿虎日記

    Apes! Not Monkeys!より。 聞くところによると、法人税率や所得税率が高いと企業や金持ちが海外に流出してしまうから、法人税を減税し所得税の累進度を緩めねばならないんだそうである。なんたる愛国心の欠如! 別にうに困るわけでもないのに、ちょっと税金が高いからといって祖国を捨てるとはなんたる売国奴! 福祉の対象となるような人間は移民してもらった方がむしろお国のためであるから、愛国心(教育)が必要なのは金持ちおよび金持ち予備軍であろう。にもかかわらず金持ちが「減税しないと日を捨てるぞ」と言うと(というより、実際に言われる前に先取りして)「すんません、税率下げます」とへりくだり、たいして税金納めてない人間には「国を愛せ」と要求するのだからなんとも倒錯したはなしである。 あちらのコメント欄にも書いたのですが、愛の形は金で表される、ということなんでしょうね。こんなにも国を愛している(=

    愛国金 - 猿虎日記
  • 日本のデモ - 猿虎日記

    今日は、結局共謀罪反対のデモには行かなかった。山岡俊介氏が今日のデモについて書いている。 http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/2006/04/post_8df9.html 紙・山岡も忙しいなか、しかし最優先で参加して来たのだが、正直、余りの参加者の少なさに愕然としてしまった。 既報のように、これだけの悪法、しかもこの最大の正念場で、その数はたったの100名いるかいないか。これに対し、公安警察は50名近く(下の写真。デモ参加者のいる公園を、道路の向こうから覗いたり、写真を撮る様子)。警備の警官と合わせたら、向こうの方が多かったかも知れない。 “第2の自民党”’とも揶揄される民主党さえ、党を上げて反対せざるを得ないほどの内容なのに、これだけとは……。真面目に、この国はいったい、どこに向かうのかと、暗い気持ちにならざるを得なかった。 10

    日本のデモ - 猿虎日記
  • 猿虎日記 - 抵抗としての怠惰1&2

    1961年に出版された『地に呪われたる者』(鈴木道彦・浦野衣子訳、みすず書房)において、フランツ・ファノンはこのように言っている。 パリあるいはエクスで、アルジェあるいは、バス=テールで、幾度われわれは見たことか、黒人の怠惰paresse と言われ、アルジェリア人の、ヴェトナム人の怠惰と言われるものに、植民地原住民 colonisé が激しく抗議する姿を。にもかかわらず、植民地体制のもとで仕事熱心な自営農民(フェラー)、休息を拒むニグロこそ、まさしく病理学的個性にすぎないということは、まるで真実に反しているのだろうか。植民地原住民の怠惰とは、植民地機構に対する意識的サボタージュだ。それは、生物学的にみればみごとな自己防衛の一方式であり、また所詮は、国全体に及ぶ占領者の支配に、一定の遅延をもたらすものなのだ。 (邦訳291-2頁) このように、ファノンは「抵抗」「自己防衛」としての「怠惰」に

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  • 語法を語る語法について - 猿虎日記

    http://d.hatena.ne.jp/x0000000000/20060408/p1 「言い方」とか「語法」の問題が大事だ、という話はよく聞く。特に、左翼的な主張について、「内容はともかくああいう「言い方」(「審問の語法」とか)では多くの人々の賛同を得られない」とか、「共感を得られないのはああいう言い方をする人も悪い」というようなことがしばしば言われる。もちろん、そうした指摘は当たっている面はあると思う。そして、「言い方なんかどうでもいい」とは言えないことは確かである。しかしそれにしても、それはあくまで「言い方「も」大事」ということであって、言い方のことしか問題にしない、という(例えばいわゆる左翼に対する)批判には、やっぱり違和感がある。 たとえば、「あの商品はパッケージのデザインが悪い。あんなんじゃ売れない。」とどこかで言っている人がいたとする。で、そういうことを言っている人が、「

    語法を語る語法について - 猿虎日記
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