2009/10/29 海外のサーバレンタルビジネスが日本市場に一部入り込みつつあるなか、「海外から来るなら弊社にも(海外へ出る)チャンスのはず。こんなチャンスがあるのに、なんで(ほかの事業者は)出ていかないのだろうかと思いますねぇ」。関西弁イントネーションで、ひょうひょうと中長期的な海外進出の展望を語るのは、さくらインターネット代表取締役社長の田中邦裕氏だ。ご存じのように、さくらインターネットはレンタルサーバ事業者の草分け的存在で、現在はホスティング事業とIDC事業が収益の2本柱だ。 ここに新たに第3の事業の柱を加えようとしている。サーバ貸しと同時に運用管理の面倒を見る、いわゆるMSP(Managed Service Provider)事業だ。メニューの詳細は未発表だが、これを足がかりとして海外進出が十分可能というのが田中氏の主張だ。“輸入超過”と言われて久しい日本のIT産業にあって、自分