2017年4月、メルカリはCTO交代を伴う新たな開発組織への移行を発表しました。それまでCTOを務めていた執行役員の柄沢聡太郎さんは「VP of Engineering」として組織マネジメントを牽引し、新CTOには新たに執行役員の名村卓さんが就任して技術マネジメントをリード。グローバルに展開する技術部門を2頭体制で率いています。 成長著しいメルカリは、今後どのような技術チームを目指していくのでしょうか。柄沢さんにお話を伺いました。 個々人の裁量に委ねてメルカリの成果に貢献してもらう Q:国内のみならず海外でも業容を拡大しているメルカリですが、エンジニアリングについてはどのような体制を敷いているのでしょうか? 柄沢聡太郎さん(以下、柄沢): グローバル体制では、エンジニアが100名を超える規模となりました。東京のオフィスにいるのはそのうち60名くらい。プロダクトチームの中では半数くらいでしょ