「もう終わりだよこの県」 「消滅しちゃうよ」 「もう地元終わってるよ」 今月24日、秋田県の人口が90万人割れを目前にしているというニュースを秋田魁新報が報じると、SNS上の記事にこんなコメントが並んだ。2日で記事の表示は8万回に達し、直近1週間の記事で最も多かった。
![「もう終わりだよ」人口減を嘆く声 絶望のなかにこそある「希望」探して|秋田魁新報電子版](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a1e7e7edca021d38c9074c0af2b7905da2ef2548/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sakigake.jp%2Fimages%2Fnews-entry%2F20240627ak0021_01_l.jpg)
日銀のマイナス金利解除決定を伝えるデジタルサイネージ(電子看板)=19日午後2時ごろ、秋田市のJR秋田駅ぽぽろーど 日銀が19日、大規模な金融緩和策の柱であるマイナス金利政策の解除に踏み切った。秋田県民の暮らしや県内企業の経営にはどんな影響があるのか。住宅ローン金利が今後どうなるのか気にかける人がいる一方、「影響はそれほど大きくないだろう」と冷静に受け止める人も目立った。 「月々の返済額が増えるのではないか」。秋田市の男性(27)は住宅ローン金利の行方を心配する。 昨年7月にマイホームを新築したばかりで、ローンの返済期間は40年。変動金利で組んだため、返済額が増す可能性がある。「低金利が魅力で変動金利を選んだのに…。子どもはまだ小さく、これから出費が増える中で金銭的に不安だ」
能登半島地震では、多くの高齢者施設も被災した。 石川県七尾市の能登島にある特別養護老人ホーム「のとじま悠々ホーム」は、島につながる橋が通行止めになり、翌日午前の一部通行再開まで孤立状態になった。 壁や風呂場のタイルが剥がれ落ち、電気やガス、水道の復旧には数日かかった。だが、利用者約50人のケアを途切れることなく続けた。「すぐに避難をしたかったのが本音。でも、被害が広域すぎて受け入れ先がなかった」。施設長の池﨑太郎さん(55)は打ち明ける。
20代前半就職期の若者が2023年に転出超過となったのは、全国1741市区町村の80.8%に上ることが、国の統計を基にした秋田魁新報のまとめで分かった。外国人を含めて比較可能な18年以降、転出超過自治体は80%前後で推移。地方から都市へ向かう若者の流れは、コロナ禍を挟んでも高止まりしたままだ。データからは、その背景にある地方と都市の産業構造の違いが浮かび上がる。(デジタル編集部・斉藤賢太郎) 東京一極集中の主因である20~24歳の動きを詳細に見るため、住民基本台帳人口移動報告の地域・年代別データを独自に集計した。23年の転入超過数が最も多かったのは大阪市の1万2443人で、川崎市8106人、横浜市7342人と続いた。東京23区も軒並み上位に入り、23区合計では大阪市の5倍の6万2140人に上った。
秋田大大学院医学系研究科の植木重治教授(49)らの研究チームは、鼻づまりや嗅覚障害などを引き起こす「慢性副鼻腔(びくう)炎」で、副鼻腔を詰まらせる原因となる「固い粘液」が作られる仕組みを解明したと発表した。粘液を溶かす方法も示し、新たな治療法につながる可能性があるとしている。研究成果が1月、米国科学誌のオンライン速報版に掲載された。 慢性副鼻腔炎は蓄膿(ちくのう)症とも呼ばれる。風邪のウイルスや細菌、アレルギーにより副鼻腔に炎症が起こり、そこに白血球が集まることで粘液が作られ、たまる病気。炎症部分に集まっている白血球の種類によって、大きく「好酸球性」と「好中球性」の2種類に分けられる。 研究では、世界で初めて材料工学で用いられる手法を応用。粘液の弾力性や含水率などを数値化し、固い粘液が作られる仕組みを解明した。
四国の酒や料理をけなす発言をした佐竹敬久知事が25日、陳謝に追い込まれた。秋田県内外で批判が広がったことを受け、臨時記者会見を開いて収束を図った形だ。「もう勘弁してほしい」。繰り返されるトップの放言に、県庁内では不満の声が上がった。 「四国についての発言は大変不穏当、不見識だった。心からおわびを申し上げたい」。25日午前10時半過ぎ、県庁2階のプレゼン室。佐竹知事は険しい表情で陳謝し、頭を下げた。
男性2人がクマに襲われた現場近くに、注意を呼びかける看板が設置された=24日午後2時20分ごろ、鹿角市十和田山根 24日午前、秋田県の羽後町や仙北市、鹿角市で、いずれも70代の男女4人がクマに襲われて顔などにけがを負った。今年の県内のクマによる人身被害は49件57人となった。 午前7時ごろ、羽後町足田字五輪坂下の五輪坂ゴルフ練習場で、ボールを回収していた湯沢市佐竹町の女性(75)がクマに頭と顔をひっかかれ重傷を負った。
山形県や新潟県など日本海側の海岸に大量のホシフグの死骸が打ち上げられているのが13日までに見つかった。山形県によると、管理する漁港周辺だけで数万匹に上る。新潟県村上市では少なくとも10万匹が見つかり、秋田県でもにかほ市の海岸で約千匹が確認された。いずれも原因は不明。
秋田県横手市の中心部、夏の「送り盆まつり」で知られる蛇の崎橋の近く。戦前からこの地で営業する金喜(かねき)書店は、外観は普通の「街の本屋さん」だ。しかし店に入ると、ボードに書かれた「いちごパフェ500円」が目に飛び込む。 金喜書店に入るとカフェがあり、奥に本売り場。「とにかく来店してもらうことが大事」と和泉さん 右に調理場、左にテーブル席とカウンター席が計10席ある。「とにかくお客さんに来店してもらうことが大事なので、カフェコーナーを設けたんです」と経営者の和泉正之さん(61)。 招き猫をもじった「きまぐれカフェ かねきねこ」は、会心のネーミング。日中は主に女性グループ、夕方からは学校帰りの高校生が訪れる。「本を『ついで買い』してくれる人もいるし、本を買いに来てカフェで読む人もいます」。カフェを抜ければ一般的な本屋のたたずまいだ。 金喜書店は1930(昭和5)年創業で、和泉さんは3代目。店
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