JR東海は8日、台風18号による土砂崩れで不通になっている東海道線富士―興津間について、20日に間に合うように復旧する見込みだと発表した。貨物輸送も復旧の見通し。 土砂崩れは6日午前、静岡市清水区興津東町の由比―興津間で発生。幅60メートル、長さ100メートルののり面が崩れ、大量の土砂が線路に流出。土留め擁壁が倒壊し、電柱などが倒れ、架線が断線する被害が出た。 定期券や回数券利用者は東海道新幹線の新富士―静岡間の自由席に特急券なしで乗車できるが、8日朝のこだまの乗車率は約200%と混雑。9日から平日午前7時台の三島―静岡間の下り回送列車1本を臨時列車として運行するという。 土砂崩れで運転を見合わせた新居町(静岡県湖西市)―豊橋間は7日始発から復旧した。