■広がる使い方、無駄もなく◎ 食欲の秋が到来した。「特大」「大盛り」といった食のメガブームの一方で、見逃せないのが「ちょこっと」需要。つまり、小容量の食品の人気だ。無駄なく使い切れるだけでなく、使い方の汎用性も広がり、その魅力が注目されている。(榊聡美) 【写真】“節約”影響でシロクマにも異変!? ≪茶碗1杯分≫ 通常のわずか7分の1の量で、温めなくても食べられる“携帯レトルトカレー”が人気を呼んでいる。 これは、東名阪エリアで販売されている江崎グリコの「ちょい食べ」シリーズ。30グラムのカレーソースがスティックタイプのパウチに入っている(4本入り)。手作りでは大鍋でたくさん作るとおいしいとされるカレーだが、小容量の利点は意外なほど多い。 まず、突然食べたくなるというカレーの特性にぴったりで、お茶碗(ちゃわん)1膳(ぜん)分にちょうどよい分量。温めず食べられるので、お弁当にも添