猫の大型化の実例はオーストラリア大陸が一種の実験地みたいになってしまっている。7kg弱のチコなんざ,まだ可愛い方である。 オーストラリアで野生化した野猫は,同じく野生化したアナウサギのコロニー(‘warren’と呼ばれる巨大集合素穴)を襲うなど,餌資源制約から大型の形質が選択され平均11〜13kg。17kg級の個体も要るとの話。もちろん移入種の困ったちゃんであるアナウサギだけではなく現地の野生動物にかなりの影響が出てきている。アナウサギの方も凄まじく,何しろこれも地平線が全部兎頭とか,侵入を防ぐ防護柵に吹き溜まっているみたいに集まっているとか,ものすごい風景になっている。こちらの移入種問題に着いても,随分古くからかなり大変なことになっていた模様。 せっかくの猫なのだが,現地生態系に取ってのインパクトになってしまっては,本当に残念だ。 自然環境,生態系の豊かなところでは,猫は部屋飼いするしか
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