西岡武夫参院議長は7日午後の記者会見で、自民党の石破茂政調会長が内閣不信任決議案の今国会再提出もあり得るとの考えを示したことについて「(提出)理由と提案者が異なれば出せると思う」との認識を示した。再提出された場合の対応に関しては「玄関払いはできない。衆院議長が議題にしないことは法的には不可能だ」として、採決すべきだと指摘した。 内閣不信任案は衆院に提出されるもので、参院議長が衆院の運営に言及するのは異例。会期中に同じ議案を2度は扱わない「一事不再議」の慣例について、西岡氏は「俗論だ」と語った。 【関連記事】 「解散総選挙」と「会期延長70日」の密接な関係 衆院予算委の質疑要旨 「現状は政治空白」=前原氏 辞任示唆「責任取る」=玄海原発、再稼働要請後の検査−海江田経産相 鳩山前首相、「日本全体が死に体」=樽床氏「安全検査は唐突」