印刷 引き抜かれた炉内中継装置の下端部。3カ所の擦り傷が見つかった=もんじゅ回収された炉内中継装置の上端部。内部にあった棒状の駆動軸(左)で、接続部分のピンの破損が見つかった=もんじゅ 日本原子力研究開発機構は13日、福井県敦賀市の高速増殖原型炉「もんじゅ」の原子炉容器内に約10カ月間落ちていた炉内中継装置(長さ12メートル、重さ3.3トン)を報道機関に公開した。 装置は高さ2メートルから落ちた衝撃で変形したため、6月24日、原子炉容器の開口部分を取り外して撤去。金属製のピン1本がちぎれていたが、炉内に脱落した部品はなかったという。(高橋孝二) 関連リンクもんじゅ炉内落下の装置、引き抜き完了(6/24)もんじゅ炉内に落下した装置、回収へ 過去2回失敗(6/23)もんじゅの落下装置、23日に再引き上げ 3度目の試み(6/22)もんじゅの装置落下 復旧に9億4千万円(2/5)