宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、プリンストン大学(米国)、東京大学、ノースイースタン大学(米国)、高輝度光科学研究センター、芝浦工業大学、理化学研究所と共同で、「液体シリコンの特異な電子構造」の解明に世界で初めて成功しました。これは、国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟へ搭載するためにJAXAにおいて開発を進めてきた静電浮遊溶解装置をSPring-8へ設置し、液体シリコンの電子構造を調べる実験を行うことにより得られた結果です。機能性材料として広く用いられているシリコンの新たな可能性を示す重要な結果でであるとともに、半導体デバイスの生産性向上につながることが期待されます。 本研究成果は、JAXAの岡田純平助教、石川毅彦教授、東京大学 渡辺康裕助手、木村薫教授、七尾進名誉教授、プリンストン大学 P.-H. Sit博士、ノースイースタン大学B.-A. Bernardo 博士、A. Ban