21日午前0時頃、京都市左京区下鴨下川原町の路上で、近くに住む同志社女子大職員荒川孝二さん(36)が胸から血を流して倒れているのを、通報を受けた京都府警下鴨署員が見つけた。 荒川さんは胸に数か所の刺し傷があり、病院に搬送されたが間もなく死亡した。約5分前に男性の声で110番があり、「変な人が包丁を持っている」と話した後、うめき声に変わったという。府警は荒川さんが自ら通報後に襲われたとみて、殺人容疑で捜査を始めた。同日午後、同署に捜査本部を設置した。 発表では、荒川さんの乗用車が自宅前に止まっており、荒川さんは、その西約15メートルの路上で携帯電話を持ったまま倒れていた。額にも複数の切り傷があったという。近くには鍵束が落ちており、車はエンジンがかかったままだった。車内に荒らされた形跡はなく、財布も残されていた。府警は、荒川さんが帰宅直後にトラブルに巻き込まれたとみている。荒川さんからとみられ