腹くう鏡の手術の医療事故が相次いで起きた群馬大学など3つの国立大学について、有識者などで作る「国立大学法人評価委員会」は、5段階ある評価の中で最も低い評価とし、業務運営や法令順守での改善を求めました。 それによりますと、群馬大学と秋田大学、それに旭川医科大学の3つの大学が「重大な改善事項」があるとされ、5段階の評価で最も低い評価を受けました。 このうち、群馬大学は、群馬大学医学部附属病院で腹くう鏡などの手術を受けた患者が相次いで死亡したことについて、「医療安全管理の体制の重大な欠陥が認められる」などとして業務運営に関して最も低い評価を受けました。 また、秋田大学は本来は研究に使うべき寄付金7億円余りを赤字額を圧縮するために使っていたとして法令順守の改善を求められているほか、旭川医科大学は財政が悪化しているにもかかわらず、支出の見直しなど適切な対策を取らず、さらなる悪化を招いたとして、財務内