ブラジルで5日に開幕するリオデジャネイロ五輪の選手村で1日、五輪中の休戦を世界に呼びかける「休戦の碑」の除幕式があった。主催者のリオ五輪組織委員会は、原爆による被爆地の犠牲者らを追悼する黙禱(もくとう)も予定していたが、国際オリンピック委員会(IOC)側から「特定の国やケースに触れるのは適当でない」と指摘され、中止した。 五輪期間中に休戦の合意がなされた古代ギリシャの精神にのっとり、IOCは国連と共に大会期間中の休戦を各国に呼びかけており、今年は180カ国が署名。除幕式にはIOCのバッハ会長や組織委のヌズマン会長のほか、IOCが結成した「難民選手団」のメンバーらが出席した。「休戦の碑」には選手らが平和へのメッセージを書き込めるようになっており、閉幕後、別の場所で展示される予定だ。 組織委の幹部が朝日新聞の取材に明らかにしたところによると、組織委は、戦争やテロの犠牲者を追悼する1分間の黙禱も
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