三重県企業庁が運営するごみ固形燃料(RDF)焼却・発電事業について、事業に参加する市町などでつくる県RDF運営協議会は、2021年3月に予定していた事業終了を19年9月に前倒しすることを決めた。「夢のリサイクル発電」として02年に始まったRDF発電事業は、約17年間で幕を閉じる。 RDF焼却・発電事業については、桑名市などで構成する「桑名広域清掃事業組合」が昨年4月、現在整備中の新ごみ処理施設の完成見込みが早まったことなどを理由に、19年中のRDFの製造と発電所への搬入停止を表明。伊賀市も、民間にごみ処理を委託するとして、停止の意向を示していた。組合によると、新施設でごみを焼却すれば、現在に比べて処理費用が79・7%削減できる見込みという。 県の試算では、組合と伊賀市が事業から撤退した場合、RDFの搬入量は約8割減少することが判明。発電事業の継続が困難となる一方で、他の参加自治体については
