当然といえば当然だが、仙谷由人官房長官(64)の「自衛隊は暴力装置」発言が自衛隊関係者の怒りを買っている。現場では「怒りを通り越してあきれるしかない」と官邸を完全に見放す声も。専門家は「日本の国防が危機的状況に追い込まれている」と警鐘を鳴らしている。 18日の参院予算委員会で飛び出した「暴力装置」発言に真っ先に反応したのはやはりこの人、元航空幕僚長の田母神俊雄氏だ。 「有事の際に命を賭ける自衛隊は国民の財産。それを敵視するような発言は国民への裏切り行為に等しい」 元自衛隊空将で軍事評論家の佐藤守氏も「思わず本音が出たのでしょう。酒席の冗談ならいざ知らず、国会という場で、官房長官の要職にある者のする発言ではない。現役の隊員には最大の侮辱。プライドをズタズタにされた」と言う。 航空自衛官の30代男性は「やっぱりな、という感じ。でも、思っていても普通は口に出すもんじゃない」と嘆息。30代