校舎のシンボル、明石小玄関の柱を撤去…東京 地元有志らあす現地で抗議 関東大震災後に建てられた「復興小学校」の一つ、東京都中央区立明石小学校の建て替え工事で8日、校舎のシンボルと言える正面玄関の柱が切断され、撤去された。 着々と進んでいく解体作業の中、地元有志でつくる「明石小保存を望む会」は今後も保存を求めて声を上げ続けることを確認、「保存をあきらめない」として10日に学校前で再び抗議活動を行う予定だ。 区教育委員会によると、撤去されたのは正面玄関中央にある扉の両脇にあった高さ3メートル強の円柱2本で、2年後に完成する新校舎で再利用される。切り出された2本の柱はこの日午前から午後にかけて、クレーンやトラックで校舎外へ運び出された。近くで設計事務所を営む日色真帆さん(49)は、「今後は取り返しのつかない解体が進むと思うとやり切れない」と話した。 同会は10日、全国から寄せられた同小の保存を求