「グッとくる左翼」という特集や、赤木智弘さんの「丸山眞男をひっぱたきたい」への「知識人」による応答が掲載された「論座4月号」(朝日新聞社)は、完売になったと人づてに聞きました。人びとの活字離れがいわれて久しい今日この頃に、論壇系月刊誌が完売することは、ある種の珍事だといえましょう。 いずれにしても、この珍事を引きおこした「論座」は、最近、おもしろくなっていると個人的には思います。月刊誌の定期購読はしていませんが、このところ「論座」はほぼ毎号、買っています。 7月号の特集は「格差、保守、そして戦争。」でした。小林よしのりさんへのインタビューがあり、その小林さんの思想をきっちり分析している中島岳志さんの論考(「思想と物語を失った保守と右翼」)があるのは、とても親切。『中村屋のボーズ』(白水社)の著者でもある中島さん、若手で切れ味のよい論者として、今後もますます活躍するのでは。 雨宮処凛さんの自
![最近、「論座」がおもしろいっすね - 双風亭日乗はてな出張所](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/edce9d26e1ce55faa4e6f2e86081b0d04b963870/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.d.st-hatena.com%2Fdiary%2Flelele%2F2007-06-11.jpg)