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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (26)

  • 卵アレルギーの原因物質がない卵を開発、広島大など

    子どもの重度の鶏卵アレルギーに悩む研究者らの産学連携グループが、原因物質の一つであるオボムコイド(OVM)を除去した卵をゲノム(全遺伝情報)編集技術で作製した。孵化させ育ったニワトリを交配して生まれた卵もOVMが含まれず、遺伝子にも異常がないなど安全性を確認したという。今後、加工調理した卵をべた際のアレルギー反応の有無などを調べ、製品化を目指す。医療用ワクチンへの応用も期待している。 加熱で消えない原因物質を遺伝子ごと除去 研究に取り組んだのは、広島大学大学院総合生命科学研究科の堀内浩幸教授(免疫生物学・動物生命科学)のグループと、キユーピー研究開発技術ソリューション研究所のメンバー。 広島大の堀内教授は家族が重度の品アレルギーに悩んでおり、長男の場合、ごく微量の卵が混入しているだけで反応した。「家族旅行に行ってもお土産が買えないし、遠出のためのワクチンも接種できない。なんとかなら

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    zyugem 2023/07/03
  • フィリピン大統領選、ソーシャルメディアが書き換えたマルコス独裁の過去

    フィリピン、タルラックでの選挙集会の最中、フェルディナンド ・"ボンボン"・マルコス・ジュニア氏の支持者たちを映し出すスクリーン。ファクトチェック団体や政治アナリストによると、マルコス・ジュニア氏は今回の選挙中、ほかのどの候補よりもネット上の偽情報による恩恵を受けている。(Photograph by Hannah Reyes Morales) 民族衣装でスケートボード、ボリビア女性チームが示す先住民の誇り 写真13点 忽然と現れたインド仏教美術の宝庫、世界遺産アジャンター石窟群

    フィリピン大統領選、ソーシャルメディアが書き換えたマルコス独裁の過去
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    zyugem 2022/05/13
  • 事故のおかげでマリアナ海溝の深さが偶然判明、1万983メートル

    1台だけ無事に戻ってきたディープサウンド・マーク2。(PHOTOGRAPH BY DIETER BEVANS) それは、何かが起こったことを知らせる最初のサインだった。2014年12月、調査船ファルコーに乗船していたデビッド・バークレー氏が、船体に付けた水中マイクの音をヘッドホンで聞いていると、打ち付ける波の音に混じってかすかな破裂音がした。 船の下の海中では、2台の科学機器が、深い太平洋の底を目指してゆっくりと下降しているはずだった。そこは、マリアナ海溝の水深1万メートルを超えるチャレンジャー海淵。世界最深の海だ。(参考記事:「地球最深マリアナ海溝で微生物の群集を発見か」) カナダのダルハウジー大学で准教授を務めるバークレー氏は、米スクリップス海洋研究所の大学院生だったときに、海中の音を録音する小型で安価な機械を開発するプロジェクトを始めた。海中の音を調べることで、海の構造がわかるだけで

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    zyugem 2022/02/15
  • バイキング、西暦1021年には北米定住、太陽嵐から解明

    バイキングは今からちょうど1000年前の西暦1021年にはアメリカ大陸に進出していたようだ。(STAINED GLASS BY EDWARD COLEY BURNE-JONES VIA DELAWARE ART MUSEUM / BRIDGEMAN IMAGES) 西暦993年、太陽の表面で激しい活動が起き、膨大な量の宇宙線が放出された。いわゆる太陽嵐だ。この出来事が決め手となり、今回、バイキングがアメリカ大陸にいた正確な年が特定できた。 今から50年以上前、カナダのニューファンドランド島のランス・オ・メドー遺跡でバイキングの集落が発見された。以降、アメリカ大陸に最初に到達したヨーロッパ人はバイキングの船乗りであるという説は、ほとんどの学者に受け入れられている。 バイキングが、西暦700年代後半から1100年頃にかけて北の海を駆け巡っていたことはわかっている。しかし、彼らが「ヴィンランド」

    バイキング、西暦1021年には北米定住、太陽嵐から解明
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    zyugem 2021/10/23
  • 生命体がいないと見られる土壌が南極で見つかる、初

    土壌調査チームの研究者2人が南極のシャクルトン氷河地域でサンプル採取に向かう。 (PHOTOGRAPH BY NOAH FIERER) 生命体がまったくいないと見られる土壌が南極大陸で見つかった。地球の表面では初めての報告だ。採取場所は、南極点から約480キロの内陸部にある、吹きさらしの2つの険しい山の尾根だ。 「微生物はたくましく、どこでも生存できると考えられてきました」と、土壌を調査した米コロラド大学ボルダー校の微生物生態学者ノア・フィアラー氏は話す。単細胞生物は、93℃を超える熱水噴出孔でも、南極の厚さ800メートルもの氷の下にある湖でも、さらには高度3万7000メートルの地球の成層圏でも生きているのが見つかっている。(参考記事:「地球最深マリアナ海溝で微生物の群集を発見か」) だが、南極から採取した土壌のなかには、フィアラー氏と氏が指導する博士課程の学生ニコラス・ドラゴネ氏が1年を

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    zyugem 2021/06/19
  • ネコの自由を重んじる国スイスで見つけた「ネコ専用はしご」 写真12点

    スイスでは、ネコの幸せのためには、外出は不可欠だと考えられており、飼い主が建物の外壁などにネコ用のはしごやスロープを設置している。一方、鳥などの野生生物を守るため、ネコは室内のみで飼うべきだという考え方が広がっている。(PHOTOGRAPH BY BRIGITTE SCHUSTER) ベスパを改造するインドネシアの若者たち 自己表現とスクーター愛と団結と ナショジオ過去10年のベスト写真15 編集部が厳選した

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    zyugem 2020/01/07
  • ブラックホールが中性子星を食らう瞬間、初観測か

    中性子星をのみ込むブラックホールの想像図。中性子星はブラックホールの周囲を回りながら、ブラックホールの強大な重力によって粉々に砕かれる。これは潮汐破壊現象と呼ばれる。(ILLUSTRATION BY DANA BERRY, NASA) およそ9億年前、あるブラックホールが、宇宙全体に反響するほど大きなげっぷをした。そして8月14日、このときに引き起こされた時空のさざ波が地球を通り過ぎた。これはかつて観測されたことのないタイプの衝突の証拠であり、宇宙の仕組みについて新たな知見をもたらしてくれる可能性がある。 今回観測された現象は「S190814bv」と名付けられており、ブラックホールと中性子星の合体によって引き起こされたと見られている。ブラックホールと中性子星は、どちらも星が爆発した後に残される超高密度の天体だ。ブラックホールと中性子星が連星になることは以前より予想されていたが、さまざまな望

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    zyugem 2019/08/20
    日本のKAGRAも早く観測始まらないかな
  • 北磁極の動きが加速、原因不明、あまりに急激

    北磁極はこれまでも移動してきたが、最近そのスピードが急に上がってきている。原因は不明だ。(PHOTOGRAPH BY NASA/JSC) 北の磁極はじっとしていたためしがない。地球内部の「外核」を流れる液体の鉄に影響されて、過去100年ほど、北磁極は真北に向けてじりじりと移動してきた。ところが最近になって、専門家は異変が起こっていることに気が付いた。北磁極が急にスピードを上げて移動し始めたのだ。なぜなのかは誰にもわからない。 その動きがあまりに急激なので、慣例の5年ごとという予定を繰り上げて、米国は世界磁気モデル(WMM)を今年初めに更新する予定にしていた。世界磁気モデルは、携帯電話をはじめ、船舶、航空機などのナビゲーションに利用されている。ところが、米連邦議会の予算案交渉が難航し、予算が切れた連邦政府が一部閉鎖されたため、更新が延期されていた。 政府が再開し、新しい北磁極を示した最新モデ

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    zyugem 2019/02/06
  • 【動画】ドローン撮影の功罪 野生動物への影響懸念 | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    【動画】雪面を何度もはいい上がりながら母のもとに帰る子グマ(Fallen Bear Cub Climbs Back to Mama|| ViralHog) 最近、野生のヒグマの母子を撮影した動画がネットで話題になった。映像は、ドミトリー・ケドロフ氏がロシアのオホーツク海沿岸でドローンを使って撮影したもの。雪が積もった足場の悪い斜面を母グマと歩く子グマが、何度も滑り落ちながら一生懸命、母のもとを目指して登ってゆく様子をとらえた。 映像は、斜面を滑り落ちた子グマが無事頂上までたどり着き、母グマと一緒に去ってゆくハッピーエンドで終わっている。この動画はテレビでも報道され、ニュースのほとんどが「成功するまで何度でも挑戦するのよ!」という子グマの奮闘を見守る母グマという観点で報じた。しかし、ソーシャルメディアでは、この動画の撮影法に懸念を示す科学者たちの声が相次いだ。(参考記事:「生きたロバをトラの

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    zyugem 2018/11/12
  • マイナス40℃の町で人々はどう暮らしているのか? 写真11点

    1年のうち少なくとも3カ月間は気温マイナス40度前後の日が続くというシベリア東部のヤクーツクは、世界一寒い町と言われている。もちろん、ここよりもさらに寒い地域はある。ヤクーツクから東へ約900キロ離れた人口500人の集落オイミャコンは、最近の寒波でマイナス67度を記録したし、南極の冬の平均気温もマイナス60度である。 だが、そのいずれもヤクーツクのように町としての機能を全て備えてはいない。ヤクーツクの人口は28万人余り。地面は永久凍土で、ほとんどの建物は高床式になっている。そうでない建物は、暖房の熱のおかげで建物の下の永久凍土が解け、少しずつ沈下している。(参考記事:「永久凍土って何ですか?」) 寒さは厳しいが、ヤクーツクの魅力は地下に眠る豊富な天然資源だ。この地方で採れるダイヤモンドの量は、世界の生産量の約5分の1を占め、他にも天然ガス、原油、金、銀、その他需要の高い鉱物が産出する。 1

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    zyugem 2018/01/25
  • 嘘の国を売った史上最悪の詐欺師、270人が死の入植

    ナショナル ジオグラフィックの書籍『世界をまどわせた地図』で紹介する国、島、都市、山脈、川、大陸、種族などは、どれもまったくの絵空事だ。しかし、かつては実在すると信じられていたものである。なぜだろう? それらが地図に描かれていたからだ。 神話や伝承として語り継がれていたものもあれば、探検家の間違いや誤解から生まれたものもある。なかには、名誉のため、あるいは金銭を集めるための完全な「でっち上げ」すらある。その代表例として、ここでは「ポヤイス国」の物語を紹介する。史上最悪の詐欺師グレガー・マグレガーによる嘘の国だ。 世界一の大ぼらふき、グレガー・マグレガー 1822年頃のヨーロッパは不景気の中にあり、コロンビアやチリ、ペルーなどの南米の国々はチャンスを期待する投資家たちの人気を得つつあった。それらの国の国債は利回りがよく、見逃せないもうけ話だったのだ。そんな時代に、モスキート・コースト国のジョ

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    zyugem 2017/07/24
  • 【動画】ウツボがフグを丸のみ、第2の顎で

    エジプト沖の紅海を潜っていたダイバーが、ウツボの華麗なハンティングの瞬間を動画に収めた。 標的になったのはフグ。ウツボは海底にいたフグにゆっくり近づくと、口を開けて素早く捕まえた。不意打ちをらったフグは逃げようと、体を2倍ほどの大きさに膨らます。 大きく膨らんだフグに、ウツボも苦戦しているように見えたが、最後はフグを押しつぶし、丸のみしてしまう。(参考記事:「【動画】ウミヘビが大きなウツボを丸のみに」) 撮影したのはビタル・バザロフ氏。友人とダイビングをしていてこの場面に遭遇した。 攻撃を仕掛けたウツボも、防御に回ったフグも、それぞれの持ち味である戦略を取っている。 フグは危険に直面すると、大量の水を腹に吸い込む。ウツボは膨れ上がった体をくわえ続けるのが難しくなり、フグは隙を見て逃げるという作戦だ。(参考記事:「生きるために膨らむ動物たち」) 一方のウツボはさらに攻撃的な戦略を用いている

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    zyugem 2017/05/12
  • 第5回 「男脳」「女脳」のウソはなぜ、どのように拡散するのか

    さんは東大教養学部がある駒場キャンパスの准教授なので、大学に入ってほやほやの1年生の講義を受け持つことがある。その時のエピソードをもって、まず想像してほしい。 「駒場の1年生の心理学の講義で、最初にやるんですよ。血液型性格判断がいかに正しくないか、科学的じゃないか。でも、結構な数の子があれでショックを受けちゃうんですよね。今まで信じてましたって。でも、サイエンスとしての心理学の講義をとる以上、そこのところはちゃんとしてほしいです。血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的なんですけど、ただ、血液型性格判断を信じてしまう人の心理っていうのは、おもしろい研究対象ではありますね」 血液型性格判断については、もう信奉する人が度を越していて、ぼくもうんざりなので、四さんのこの姿勢には大いに共感する。それが「正しくない」「科学的じゃない」理由については、稿のカバーする範囲ではないと思うの

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    zyugem 2017/02/17
  • 【動画】ハワイで「溶岩の滝」が海へ、圧巻の光景

    米国ハワイ州のキラウエア火山から溶岩の「滝」が海に流れ込み、注目を集めている。場所はハワイ島にあるハワイ火山国立公園のカモクナ溶岩デルタ。2016年12月31日、海に面した断崖の一部が崩壊したことがきっかけで、今回の現象が始まった。(参考記事:「【動画】キラウエア火山が見せた炎のショー」) 米国立公園局は、Facebookなどで写真や情報を発信、溶岩流に近づかないよう呼びかけている。 上の溶岩流の動画は、立ち入りが許可されている場所から写真家ウォレン・フィンツ氏が撮影したものだ。動画には、2人のハイカーが崖の上から溶岩流に近づく姿も映っている。フィンツ氏によると、2人は崖の一部が崩れたために安全な場所に移動したが、その直後に海で爆発が起き、その破片は2人が立っていた場所まで飛んでいったという。(参考記事:「【動画】ドローンがとらえた煮えたぎる溶岩湖」) フィンツ氏がこの動画を撮影したのは1

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    zyugem 2017/02/02
  • 大手旅行サイト、動物アトラクションの販売を中止

    トリップアドバイザーの予約会社ビアターは、動物愛護の面で問題と言われてきた動物アトラクションのチケット販売を終了すると発表した。これには、イルカと一緒に泳ぐなどの体験を提供するものも含まれている。(PHOTOGRAPH BY NORBERT WU, MINDEN PICTURES) 旅行クチコミサイト大手の「トリップアドバイザー」とそのチケット販売会社ビアターは10月11日、野生動物を残酷に扱う観光地のチケット販売を終了すると発表した。これまでは旅行の宣伝時に動物愛護を考慮することに抵抗を示していたが、方針を転換した。 世界有数の人気を誇る旅行情報サイトであるトリップアドバイザーは、ゾウに乗ったり、イルカと泳いだり、トラなどの珍しい動物に触ったりできるチケットの販売を取りやめた。この動きは、ロンドンに拠点を置く動物愛護団体ワールド・アニマル・プロテクションが1年半におよぶ反対キャンペーンを

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    zyugem 2016/10/17
  • ナチスのタイムカプセルを発掘、開封

    先ごろポーランドで掘り出されたナチス時代のタイムカプセル。(PHOTOGRAPH BY SEBASTIAN KUROPATNICKI, AP) ヒトラーがドイツを支配していた時代に埋められたタイムカプセルを掘り出す作業が、先ごろポーランドで行われた。 そのタイムカプセルは円筒形をした銅製のもので、1934年、ナチスが第三帝国の未来の指導者を育てるために建設していた訓練施設の基礎部分に、公式の式典を開いた際に納められていた。 第二次大戦後、ヨーロッパでは一部の国で国境が変更された。これに伴い、カプセルが埋められたファルケンブルクはポーランド北西部に位置する町となり、名称もズウォチェニエツと改められた。その訓練施設は戦火を免れ、現在はポーランド軍に使用されている。 カプセルは建物の基礎部分に埋められていたため、長い間手つかずのまま残されてきたが、9月6日、考古学者らが分厚いコンクリートを6メー

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    zyugem 2016/09/29
    そういや大阪城にも万博のタイムカプセルが埋まってるよね。
  • 世界初、水中を泳ぐオオムカデを発見

    世界で初めて発見された、水陸両生のムカデ。オオムカデ属の新種で、Scolopendra cataracta(スコロペンドラ・カタラクタ)と命名された。(PHOTOGRAPH BY WARUT SIRIWUT) 水の中に入れば恐ろしいムカデに襲われずに済むと思ったら、大間違いだ。そこには泳ぎが得意な巨大ムカデがいるかもしれない。 世界で初めて水陸両生のムカデが新種として記載され、2016年5月、その詳細が学術誌『ZooKeys』に掲載された。新種のムカデはオオムカデ属の一種で、最大で体長20センチほどになる。 一般的なムカデと同じく、彼らも肉で毒をもっている。生息域は東南アジアに限られているとみられる。(参考記事:「最多750足のヤスデ、米国で再発見」) 新婚旅行で発見 英国ロンドン自然史博物館の昆虫学者、ジョージ・ベッカローニ氏は2001年、新婚旅行でタイを訪れた。そして熱心な昆虫学者

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    zyugem 2016/06/29
  • 2度目の重力波観測、天文学はいよいよ新時代へ

    2つのブラックホールがお互いのまわりを回転しながら合体する際に重力波が発生し、さざ波のように宇宙空間を広がっていく様子を示す概念図。(PHOTOGRAPHY COURTESY LIGO, T. PYLE) 科学者たちが重力波の直接観測に再び成功し、天文学の新時代の始まりが決定的になった。 2016年2月に歴史的な初観測が発表された重力波と同じく、今回の重力波も、10億年以上前に2つのブラックホールが互いに強く引かれ合い、激しい抱擁を交わしたことで発生した。この重力波がさざ波のように宇宙空間に広がり、地球を通過したところを天文学者が捉えたのだ。(参考記事:「重力波、世紀の発見をもたらした壮大な物語」) ブラックホールどうしの合体や超高密度の中性子星どうしの衝突など、宇宙でも有数の激しい天体現象によって生成する重力波は、宇宙を観測するまったく新しい方法を科学者にもたらすことになる。どんな波長の

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    zyugem 2016/06/17
  • 3月5日に小惑星が地球スレスレを通過、NASAが発表

    小惑星2013 TX68は、一部の人工衛星よりも地球に近いところをかすめるかもしれない。(PHOTOGRAPH BY ESA/NASA) 小惑星が地球に接近している。地球へ衝突することはまずないが、かなりスレスレのところを通過しそうだ。(参考記事:「標的は地球?小天体接近」) NASAの発表によれば、小惑星2013 TX68は米国時間の3月5日に地球をフライバイ(接近通過)する。推定されている最接近時の距離は、静止軌道衛星の高度の約半分である1万7000キロから、月までの距離の35倍ほどの1400万キロと大きな幅がある。 これはデータが十分にないためだ。2013 TX68が観測されたのは、米アリゾナ州で実施中の地球近傍天体観測プロジェクト「カタリナ・スカイサーベイ」が、2013年に初めて見つけた時の一度きり。当時、科学者たちはこの小惑星についてのデータをわずか3日間しか収集できなかった。3

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    zyugem 2016/02/23
  • 2016年、絶対に見たい天体ショー6選

    2016年最大の天体ショーは、5月の水星による太陽の横断だろう。この画像は2006年のときのもの。(ILLUSTRATION BY ESA, NASA, SOHO) 2016年もたくさんの天体ショーが楽しめる。とりわけ記憶に刻まれそうなのが、皆既日および火星の接近だ。 火星は5月に最も大きく明るくなり、秋には有名な星雲の近くを通り過ぎる。ほかにもう1つ美しい光景を見せてくれるのは、太陽の手前を通り過ぎる小さな惑星、水星だ。まるで太陽の表面を黒い点が移動するように見えるだろう。 以下に、2016年に絶対に見たい天体ショーを6つ紹介する。その場、その時に実際に体験できればもちろん最高だが、天気にもよるし、最近は皆既日のようにエリアが限られた天体ショーも、SNSやインターネット中継などのおかげでリアルタイムで楽しめるようになってきている。今のうちにカレンダーに印をつけておこう!(日付は米国時

    2016年、絶対に見たい天体ショー6選
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    zyugem 2016/01/07