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ブックマーク / sorae.info (15)

  • 過去の地球の公転軌道は “予想以上” に予測困難 恒星接近を考慮したモデルで検証

    地球の公転軌道は長い時間の中で少しずつ変化することが知られており、過去に起きた極端な気候変動の原因となっているのかもしれません。しかし、公転軌道の変化を数学的に解析することは困難であり、過去の公転軌道を正確に予測できるのは5000万~1億年前までが限界であると考えられてきました。 しかし、オクラホマ大学のNathan A. Kaib氏とボルドー大学のSean N. Raymond氏によれば、地球の公転軌道を正確に予測できる期間はさらに約10%ほど短くなるようです。これまでの計算ではあまり考慮されていなかった、太陽系の近くを恒星が通過したことで巨大惑星の軌道が乱される影響を考慮した両氏は、5000万年より短い期間であっても正確な軌道予測が困難であることを突き止めました。 【▲図1: 恒星HD 7977の接近を考慮した地球の公転軌道の変化の計算結果。1点1点が、特定の時点での公転軌道の性質 (

    過去の地球の公転軌道は “予想以上” に予測困難 恒星接近を考慮したモデルで検証
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    zyugem 2024/03/18
  • 【速報・更新】JAXA月探査機「SLIM」月面で夜を越すことに成功 コマンド送信に応答

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2024年2月26日13時半頃、X(旧Twitter)の小型月着陸実証機「SLIM」プロジェクト公式アカウントにて、着陸地点が夜を迎えるため休眠状態に入っていたSLIMが夜を越してコマンド送信に応答したと発表しました。SLIMの運用は通信機器の温度が下がってから再開できるように準備が進められる予定です。【最終更新:2024年2月27日10時台】 【▲ 参考画像:小型月着陸実証機「SLIM」から放出された探査ロボット「LEV-2(SORA-Q)」のカメラで撮影された画像。大きく傾きつつ接地した状態のSLIMが右奥に写っている。画像は試験画像で、もう1機の探査ロボット「LEV-1」経由の試験電波データ転送により取得されたもの(Credit: JAXA/タカラトミー/ソニーグループ(株)/同志社大学)】SLIMは日時間2024年1月20日0時20分頃に日の探

    【速報・更新】JAXA月探査機「SLIM」月面で夜を越すことに成功 コマンド送信に応答
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    zyugem 2024/02/26
  • 月面で宇宙服を洗濯するなら液体窒素が最適? レゴリス除去の有効性が判明

    「月面花粉症 (Lunar hay fever)」という言葉があります。もちろん月面に花粉は存在しません。原因となる物質は、月の表面にあるレゴリスです。月面を覆う砂であるレゴリスは、地球の砂とは異なり極めて細かく鋭い形状をしています。宇宙飛行士が月面で活動すると、身に着けていた宇宙服の表面にはレゴリスが付着し、船内に持ち込まれてしまいます。目に見えないほど小さな粒子であるレゴリスが、目、鼻、口、肺などの粘膜を刺激することで、まるで花粉症のようなくしゃみやかゆみをもたらします。これが、月面花粉症の正体です。 ところで、月の花粉症という言葉がアポロ17号の乗組員であるハリソン・シュミットによって造語されたように、この問題は半世紀前のアポロ計画の頃から指摘されていました。細かな粉塵による害は、塵肺をはじめとした健康リスクとしてよく知られています。レゴリスの害はその場限りの症状に留まらず、長期的に

    月面で宇宙服を洗濯するなら液体窒素が最適? レゴリス除去の有効性が判明
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    zyugem 2023/03/13
    究極のドライクリーニング
  • JAXA「イプシロンロケット」6号機打ち上げ失敗 ロケットに指令破壊信号送信

    【▲ 内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられたイプシロンロケット6号機。JAXAのライブ配信より(Credit: JAXA)】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は日時間2022年10月12日、「イプシロンロケット」6号機の打ち上げを実施しました。南日放送(MBC)などによると、打ち上げは失敗し、指令破壊信号が送信されたと報じられています。 打ち上げに関する情報は以下の通りです。 ■イプシロンロケット6号機打ち上げ日時:日時間2022年10月12日9時50分 発射場:内之浦宇宙空間観測所 ペイロード:QPS-SAR-3、QPS-SAR-4、革新的衛星技術実証3号機(※6機の衛星を搭載) イプシロンロケット6号機には、QPS研究所の人工衛星2機「QPS-SAR-3」「QPS-SAR-4」と、「革新的衛星技術実証3号機」が搭載されていました。QPS研究所の2衛星は、合成開口レーダー(SAR)を

    JAXA「イプシロンロケット」6号機打ち上げ失敗 ロケットに指令破壊信号送信
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    zyugem 2022/10/14
  • 打ち上げ45周年の惑星探査機「ボイジャー1号」地球へ届いたデータの一部に問題が見つかる

    【▲ 星間空間に到達した惑星探査機「ボイジャー1号」の想像図(Credit: NASA/JPL-Caltech)】1977年9月5日に打ち上げられた「ボイジャー1号(Voyager 1)」は、木星と土星のフライバイ探査を行ったアメリカ航空宇宙局(NASA)の惑星探査機です。太陽系の外へと向かって飛行を続けたボイジャー1号は、太陽風の影響が及ぶ領域である「太陽圏(ヘリオスフィア)」を今から10年前の2012年8月に離脱し、星間空間に到達したことが確認されています。 関連 ・ボイジャー1号が星間空間でプラズマ波を検出 打ち上げから40年を越えての偉業 ・【解説】ボイジャーが到達した星間空間との境界とは 打ち上げから45年近くが経った2022年5月現在もボイジャー1号は稼働し続けており、地球から約233億km(約155天文単位)離れた星間空間を時速約6万1000km(秒速約16.9km、太陽に対

    打ち上げ45周年の惑星探査機「ボイジャー1号」地球へ届いたデータの一部に問題が見つかる
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    zyugem 2022/05/21
    誰かちょっと行って様子見てきてよ。
  • JAXA、小惑星リュウグウのサンプルを外部研究機関に引き渡し

    2021年6月17日、JAXA宇宙科学研究所で、「はやぶさ2」の持ち帰った小惑星リュウグウのサンプルを外部研究機関に引き渡すにあたっての会見が開催されました。 【▲ はやぶさ2チームから外部研究機関へのサンプル引き渡し(撮影:金木利憲)】サンプルはこれまで、計画に従ってJAXAで半年間の初期記載作業を行っていましたが、作業を終えたことから、次なる段階「Phase2」(フェーズ2)と「初期分析」に進むことになりました。ともに外部研究機関と協力をして分析や技術開発を進めていくことになるため、5月31日~6月28日にかけて、準備が整い次第各チームにサンプルを引き渡しています。 この日は、「フェーズ2」の一部を担当するPhase2キュレーション高知チーム(代表は海洋研究開発機構(JAMSTEC)高知コア研究所の伊藤元雄主任研究員)への引き渡しが行われました。サンプルは理化学研究所が保有する大型放射

    JAXA、小惑星リュウグウのサンプルを外部研究機関に引き渡し
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    zyugem 2021/06/18
  • 2021年の元旦から大晦日までの「月の満ち欠け」を再現した5分動画

    十三夜の月を再現した画像(Credit: NASA’s Goddard Space Flight Center)あと1か月ほどで大晦日を迎える2020年は、多くの人々にとって記憶に強く残る年になったのではないでしょうか。12月6日にはJAXA(宇宙航空研究開発機構)の小惑星探査機「はやぶさ2」の再突入カプセルがいよいよオーストラリアのウーメラに着陸する予定となっており、soraeとしてはカプセルの着陸・回収の詳報や拡張ミッションに挑む「はやぶさ2」の動向などをお伝えしているうちに2021年を迎えることになりそうです。 ▲Moon Phases 2021 – Northern Hemisphere – 4K(Credit: NASA’s Goddard Space Flight Center)▲ こちらは、来年2021年の元日から大晦日までの月の満ち欠けの様子を約5分間の動画で再現したもの(

    2021年の元旦から大晦日までの「月の満ち欠け」を再現した5分動画
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    zyugem 2020/11/26
  • 長野県に新設されたJAXAのアンテナが「はやぶさ2」への送信に成功!

    美笹新宇宙探査用地上局の54mパラボラアンテナ(Credit: JAXA)JAXA(宇宙航空研究開発機構)は10月6日、運用開始に向けて準備が進められている長野県佐久市の新しい地上局「美笹(みささ)深宇宙探査用地上局」(以下「美笹局」)において、小惑星探査機「はやぶさ2」への指令信号の送信に成功したことを発表しました。 美笹局で運用される54mパラボラアンテナは2019年に完成し、運用開始に向けた準備が進められています。2019年12月には「はやぶさ2」から送信されたX帯(8GHz帯)の電波を、2020年4月にはKa帯(32GHz帯)の電波を受信することに成功しており、残るは送信機能の確認のみとなっていました。 美笹局から「はやぶさ2」への指令信号の送信は2020年10月5日19時30分~22時30分にかけて、X帯(7GHz帯)の電波を使って実施されました。今回の送信成功により、美笹局の開

    長野県に新設されたJAXAのアンテナが「はやぶさ2」への送信に成功!
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    zyugem 2020/10/08
  • ハイパーカミオカンデ計画が正式始動、2027年の運用開始を予定

    1987年2月、岐阜県の神岡鉱山跡に建設されたニュートリノ検出器「カミオカンデ」は、大マゼラン雲で発生した超新星爆発「SN 1987A」から飛来したニュートリノを検出。計画を率いた小柴昌俊さんは2002年にノーベル物理学賞を受賞しました。今回、カミオカンデの流れをくむ新世代のニュートリノ検出器「ハイパーカミオカンデ」の計画が正式に始動したと発表されています。 ■26万トンの超純水を満たす検出器で素粒子物理学や天文学に貢献ハイパーカミオカンデの検出器イメージ図(Credit: Hyper-Kamiokande Collaboration)ハイパーカミオカンデは2019年10月に完成した重力波望遠鏡「KAGRA」と同じ、岐阜県飛騨市神岡町にある神岡鉱山跡の地下に建設されます。検出器の中核となるのは直径68m、深さ71mの巨大な円筒形のタンクで、その内部は26万トンの超純水(きわめて純度の高い水

    ハイパーカミオカンデ計画が正式始動、2027年の運用開始を予定
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    zyugem 2020/02/20
  • 減光し続ける「ベテルギウス」の最新画像が公開。2月下旬から増光に転じる様子

    2019年12月、超大型望遠鏡(VLT)によって撮影されたベテルギウス(Credit: ESO/M. Montargès et al.)オリオン座に輝く赤色超巨星「ベテルギウス」は昨年2019年後半から暗くなり続けており、超新星爆発が間近に迫っているのではないかと話題になっています。2月14日、ベテルギウスとその周辺を写した最新画像がヨーロッパ南天天文台(ESO)から公開されました。 ■一部が暗く見えるベテルギウスの表面と、周囲に広がる塵を捉えた2019年1月(左)と2019年12月(右)に撮影されたベテルギウスの比較画像(Credit: ESO/M. Montargès et al.)Miguel Montargès氏(ルーヴェン大学、ベルギー)らの研究チームは、ESOのパラナル天文台にある「超大型望遠鏡(VLT)」に設置されている観測装置「SPHERE」を使い、およそ700光年先にある

    減光し続ける「ベテルギウス」の最新画像が公開。2月下旬から増光に転じる様子
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    zyugem 2020/02/17
  • JAXAが長野県に建設した新アンテナが「はやぶさ2」の電波をキャッチ!

    地球から遠く離れて活動する探査機を支える重要な設備のひとつに、地上に建設されている通信アンテナが挙げられます。現在JAXA(宇宙航空研究開発機構)が建設を進めている新しいアンテナが、小惑星探査機「はやぶさ2」からの電波を捉えることに成功しました。 ■初代はやぶさでも使われたX帯の電波を受信はやぶさ2の電波を捉えることに成功した美笹深宇宙探査用地上局の54mアンテナ(Credit: JAXA)はやぶさ2からの電波を捉えたのは、JAXAが長野県佐久市で建設を進めている「美笹(みささ)深宇宙探査用地上局」(以下「美笹局」)です。12月16日の早朝、はやぶさ2から送信されたX帯(8GHz帯)の電波を、美笹局の直径54mのアンテナによって受信することに成功しました。 地球を遠く離れた探査機との通信には、1984年に同市の別の場所に建設された「臼田宇宙空間観測所」の64mアンテナが用いられてきました。

    JAXAが長野県に建設した新アンテナが「はやぶさ2」の電波をキャッチ!
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    zyugem 2019/12/19
  • ソユーズ打ち上げ事故時の動画と原因を公開。有人飛行復帰は12月3日に

    ロシアの国営宇宙公社ロスコスモスは、2018年10月11日に打ち上げ失敗した有人宇宙船ソユーズロケットの事故原因の動画を公開しました。 ロスコスモスが公開したのは、ソユーズFGに設置されたカメラによるもので、打ち上げ直後からロケットブースターの分離までの1分34秒の動画。1分25秒あたりに1段目を分離する際に、左側のブースターがうまく切り離されず、2段目のブースターに接触するという問題が発生しました。 ▲左側のブースターに異常発生(画像加工:sorae)ロスコスモスによると、このトラブルの原因は、組立時のセンサーの問題が誤作動を起こしたと報じています。 また、ソユーズを利用した有人飛行の復帰は2018年12月3日を目指して調整を行っており、NASAのアン・マクレーン(Anne McClain)宇宙飛行士、ロシアのオレグ・コノネンコ(Oleg Kononenko)宇宙飛行士、カナダのデビッド

    ソユーズ打ち上げ事故時の動画と原因を公開。有人飛行復帰は12月3日に
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    zyugem 2018/11/02
  • はやぶさ2、小惑星リュウグウへ到着!いよいよ探査を開始へ

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」は2018年6月27日9時35分(日時間)、目的地の小惑星「リュウグウ」に到着しました。 はやぶさ2は2014年12月3日の打ち上げから約3年半の飛行を経て、現在地球から2.8億km(地球と太陽の距離の1.9倍)の距離にある小惑星リュウグウに到着しました。到着と言っても着陸したわけではなく、地球から見てリュウグウの手前に約20km離れた、予定の位置に停止(リュウグウとの位置関係が変わらない状態)しています。この状態ではやぶさ2が正常に作動していることを確認して、「到着」ということになりました。 JAXAのはやぶさ2運用チームは7:10に、はやぶさ2とリュウグウの速度差を秒速1cm以下にするための最後の命令を送信。はやぶさ2は9:30に横方向、9:35に減速方向の噴射を行いました。はやぶさ2と地球の間は光速でも16分かかるため、1

    はやぶさ2、小惑星リュウグウへ到着!いよいよ探査を開始へ
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    zyugem 2018/06/27
  • はやぶさ2、リュウグウまで約26万km 6月21日〜7月5日に到着予定

    2018年4月19日、JAXA(宇宙航空研究開発機構)は小惑星探査機「はやぶさ2」の近況について記者会見にて発表しました。 2014年12月に打ち上げられたはやぶさ2は、地球接近小惑星「リュウグウ」からのサンプルリターン、つまり小さな岩石などを収集し、地球へと持ち帰ります。これにより、原始太陽系における地球や海、生命の起源と進化に迫るのが目的です。 はやぶさは2018年6月21日〜7月5日にリュウグウへと到着し、リモートセンシング観測を行います。その後に小型ローバーや小型着陸機を切り離し、表面からサンプルを取得します。採取では衝突装置によってリュウグウ表面に人工的な小型クレーターを作成し、タッチダウンを行い地下物質を採取。最終的に、2020年末頃に地球へと帰還する予定です。 はやぶさ2は4月19日現在でリュウグウまで約26万Kmの位置に到達しており、現在は第3期イオンエンジン運転中となりま

    はやぶさ2、リュウグウまで約26万km 6月21日〜7月5日に到着予定
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    zyugem 2018/04/20
  • 月探査レース「Google Lunar XPRIZE」勝者なしで終了へ 日本のHAKUTOも参加

    なんとも残念な結果に終わってしまいました。民間初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」は公式サイトにて、レース期限の2018年3月31日までに探査車(ローバー)を打ち上げられるチームはないとして、勝者無しでの期限を迎えるとの見通しを発表しました。 このGoogle Lunar XPRIZEでは民間主導によって月に探査車を送り込み、500メートル以上走行させた後に画像や動画を地球に送信するというレースです。最初に画像や動画の送信に成功したチームには2000万ドル(約23億円)の賞金が送られます。 レースにはファイナリストとして5チームが残り、その中には日の「HAKUTO」も含まれていました。HAKUTOはインドチーム「チームインダス」とともに「PSVL」ロケットで月を目指す予定でしたが、このPSVLロケットの調達が難しいことが判明。日チームは期限までの月への到

    月探査レース「Google Lunar XPRIZE」勝者なしで終了へ 日本のHAKUTOも参加
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    zyugem 2018/01/24
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