かなり前からなのだが東北学院大学のジェンダー社会学者・小宮友根氏が居酒屋でサラダを取り分けるのが女性であることを問題視している。先日も、同じ趣旨の記事*1を書いていた。 曰く、サラダの取り分けが他人の世話と言う仕事、他人を補助する身分が下の人が実行する仕事の代表例であり、これを女性の担当とする習慣を容認することがジェンダー・ステレオタイプを人々に受け付けることになり、男女の性別役割分担に歪みが生じるそうだ。軽微なことが社会を構築していると言う思想。社会構築主義。ひとたび社会構築されると、人々はそれを前提にした人物評価や、それに対応した技能習得を行うので、自由に振る舞うようにいっても変化は生じない。 サラダを取り分けが大事になってしまっているのだが、もちろんそんな事を示す実証的な根拠は無い。ランダム化比較実験で、女性のサラダを取り分けを禁止した地域の男性の家事参加率が上昇し、女性の管理職が増